QaaS登壇レポート:ナレッジワークQAが挑戦する生き残り術
株式会社ナレッジワークのQAエンジニア Katoazです。
2025年9月8日(月)、スタートアップで働くQAエンジニアのコミュニティQaaS(QA engineer at a Startup)でお話しをしてきました。
今回はその内容と登壇を通じて感じたことをお伝えします。
QaaSとは
スタートアップの現場で働くQAエンジニアが、同じ目線で話し、共に成長できるコミュニティです。
スタートアップのQAエンジニアは、まだまだ少数です。会社の一人(目)QAエンジニアとして働く人も多くいます。そんな人たちが会社の枠を超えてつながれる場です。
スタートアップ特有の苦労と、それを乗り越えるために現場で生まれた知恵やアイデアを共有し合うことができる場として安心できる場所となり、QaaSで生まれたつながりがスタートアップのQAエンジニアの働き方をさらに豊かにしていくことを期待してつくられています。
イベント当日の概要
すてきなアイキャッチ画像を作っていただきました。感謝。
- 本編:60分程度
- 会の説明や運営メンバーの自己紹介など:10分程度
- LT:10分程度
- パネルディスカッション:40分程度
- アフタートーク:60分程度
本編はZoomにて実施しています。録画をしており、後日You TubeのQA engineer at a Startupチャンネルにて公開予定です。
アフタートークは場所をZoomからDiscordに移して実施しています。録画録音はしていません。主催者と登壇者だけではなく、全員参加型です。声を出しての参加、チャットで参加、家事をしながら耳だけ参加など、自由なスタイルで参加が可能です。
LT
スタートアップQAにチャレンジしたくなるような、前向きな気持ちになれる話を目指しました。
これまでの経験について、「遠回りした」と感じることもありましたが、すべて活かすことができていると実感しています。また、新しい環境での学び方はどこでも一緒だと感じています。
だからこそ、経験年数やスキルの完璧さよりも、チームとの対話や学び続ける姿勢が重要だと考えています。スタートアップQAにチャレンジしてみたいと思った方は、ぜひ一歩目を踏み出してみてほしい、というお話をしました。
発表資料は以下です。
ナレッジワークでは2025年9月にKNOWLEDGE WORK Blog Sprintを開催していました。
私もKNOWLEDGE WORK Blog Sprintに参加し、ブログでも今までの迷いやチャレンジについて書きました。ぜひ併せてご覧ください。
パネルディスカッション
LTの内容から深掘りしたパネルディスカッションでした。主催者や視聴してくださったみなさんの質問に答えたり、感想を伺ったりしました。
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【Q】 チームにQAエンジニアが2人いることについて、1人で対応していたところから2人になったのか?QAエンジニア2人の役割分担はどうしているのか?
- 【A】 以前からチームにはQAエンジニアが2人いるチームに、交代で参画した。
- 【A】 丁寧な引き継ぎでナレッジ共有の文化を感じることができたし、資料があることでキャッチアップしやすかった。情報が形骸化しないように、日々更新することを心がけている。
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【Q】 ナレッジワークのQAの特徴は?
- 【A】 ナレッジワークのQAエンジニア全員が意見を持っていて、日々みんなでディスカッションができてエキサイティング。
- 【A】 開発チームとの距離の近さと、テスト設計を通じて品質向上をリードするという意識の高さが特徴だと再認識。
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【Q】 シニアQAエンジニアと働けるメリットは?
- 【A】 レビュー指摘が鋭くて、日々勉強になる。
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【A】 論文読書会のような、今までの自分にはきっかけが見つからなかったことにもフォローをもらいながらチャレンジできる。
参考ブログ:QA Guild メンバーで論文読書会始めました
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【Q】 今後、挑戦していきたいことは?
- 【A】 QAの職種にコミットして専門性を高めたい。テスト実施の工程でバグを見つけるだけではなく、予防できるように先回りをしていきたい。
- 【A】 自分ができるようになることの他に、QAエンジニア業界のイネーブルメントについても貢献していきたい。
アフタートーク
本編と異なり、アフタートークは録音や録画の情報を残さないことを前提にお話ししています。
このため、トピックのみを共有します。
- 「等身大のQA」って結局何?
- ……なんだろう?
- 各社の採用面接について
- 2025年10月現在、ナレッジワークでは、一次面接ではスキル面接を実施。
参考記事:ナレッジワークQAにおけるスキル面接の改善と模擬面接の活用
- 2025年10月現在、ナレッジワークでは、一次面接ではスキル面接を実施。
- 同期入社QAエンジニアと考える、ナレッジワークQAエンジニアの未来
- 「どこでも会えるQAエンジニア」?
- QAエンジニアのアクスタと等身大パネル
- いつでも一緒にいられるQAエンジニア!?
- QaaSでオフラインイベントするなら、何がしたい?
- 「オフラインならでは」のコンテンツにしたい!
本編のこぼれ話からQaaSの今後まで、幅広いお話しをしました。
入社前にナレッジワークに感じていた期待感や、入社後なんとなく考えていたもののはっきり言語化したり誰かに伝えたりしたことがなかった今後のことを話す機会になりました。
言葉にしたことで実現していこうと強く思ったので、今後の私やナレッジワークQAにご期待ください。
当日お話ししたトピックにご興味のある方がいらっしゃったらぜひ個別にお声がけください。お話ししましょう。
また、今後のQaaSイベントでもいろんな話題が飛び出すと思います。ぜひイベントにご参加ください。
イネーブルメントポイント
ナレッジワークは、「LIFE WITH ENABLEMENT」をミッションとして掲げる、イネーブルメントをテーマとしたプロダクトカンパニーです。
参考:株式会社ナレッジワークのMISSION
今回の私の登壇にも初チャレンジ・イネーブルメントのポイントがありました。
- ナレッジワーク入社後、初外部登壇
- 社内申請や調整事項など、はじめてのことでバタつくこともあった。フォローしていただき対応できた。
- 登壇経験のあるQAエンジニアや、関係する人と事前にコミュニケーションをとれていたので、気軽に相談することができた。
- Google スライドを使った資料作成に初挑戦
- 今までの登壇資料は、Microsoft PowerPointを使って作成していた。Google スライドは業務で既存資料を更新する経験はあったが、イチからの資料作成で利用したのは今回がはじめて。
- 慣れないツール利用に少し苦手意識があったが、既存の知見があれば意外とスムーズに進められた。資料の共有設定により、複数のデバイスから資料更新ができたので、進めやすかった。
- 今後、Google スライドを使った業務の作業短縮化にもなる経験だった。
- 予定調和ではないパネルディスカッションへの初参加
- LTの内容からパネルディスカッションではあったが、どんな質問があるかを事前に決めていないパネルディスカッションは、はじめて。
- 想定外の質問でこたえられなかったり、事実ではないことを言ってしまったりしないか緊張していたが、みなさんのやさしさに支えられてなんとかクリア。
まとめ
QaaSに登壇したことは、貴重な経験になりました。
ナレッジワークでは、QAエンジニアをはじめとした全社員が日々チャレンジし、知見を社内外に発信しています。
「QAエンジニアとしてのキャリアを考えて、伸ばしていきたい」「チャレンジできる環境に身を置きたい」と思っていましたら、ぜひ一緒に働きませんか?
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