組み込み単体テスト実践入門
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多くの組み込みソフトウェア開発現場では、テストはすべて手動で行われ、デグレやリリース遅延が頻繁に発生しています。「組み込みは自動テストが難しい」と考える人が多いですが、私は担当製品に単体テストとCIを導入し、バグの早期発見と品質向上を実現しました。 本書では、組み込み特有のハードウェア依存を解消し、単体テストを導入する方法をGoogleTestを使ったサンプルコードを交えながら紹介します。手動テストから脱却し、効率的にテストを行いたい方に参考にしていただければ幸いです。 すべてのサンプルコードはGitHub上で公開しています。 https://github.com/kimatata/embeded-testing-guide
Chapters
Section 1 はじめに
1-1: 組み込みソフトウェア開発の現状
1-2: 単体テスト導入のメリット
1-3: 単体テスティングフレームワーク
Section 2 単体テストの手法
2-1: 出力値ベーステスト
2-2: 状態ベーステスト
2-3: コミュニケーションベーステスト
Section 3 依存関係
3-1: コンパイルスイッチによる分岐
3-2: リンカによる置き換え
3-3: モックによる置き換え
3-4: 関数ポインタによる置き換え
3-5: ロジックの抽出
Section 4 GoogleTest環境構築
4-1: GoogleTestのインストール
4-2: テストコードのビルド
4-3: テスト実行
4-4: (参考)WSL2を用いたLinux環境構築
Section 5 ベストプラクティス
5-1: プライベートな関数をテストする方法
5-2: TDDは必須?
5-3: カバレッジの目安
Section 6 参考文献
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