AWS SAP受験記録
AWS Certified Solutions Atchitect - Professional (SAP-C02)に合格したので、その受験記録をまとめておこうと思う。
なお昔社内ブログに書いていた内容を移植したので、内容は2024年3月時点のものになっている
得点
合格スコア : 750 (100〜1000でスケーリング)
結果 : 805
自分のAWS経験
SAA・DVA・SOAは取得済み。AWS自体は最近触っていないが、数ヶ月前にインフラチームに所属していたことがある。とはいえインフラ開発に直接携わったわけではなく、テスト周りを担当しただけなのであまり知識はなかった。ただその内容(特にディザスターリカバリー)を社内記事にまとめたことがあり、そこで学んだ内容が試験範囲とかなり重なっていたため非常に助けられた。
なお仕事ではないが個人開発でAPI Gateway、Lambda、EC2、Terraformあたりをいじっている。AWSのお仕事お待ちしてます。
試験の所感
難易度は普通。ネットで調べると「最高難度」のような脅し文句が見受けられるが、実際はそこまで大したことはない。時間も3,40分ほど余った。難しいとはいえ所詮4択なので過度に身構える必要もないだろう。
内容としてはOrganizationやオンプレからの移行、DRに関するものが主。問題のシナリオは超巨大組織を前提にしていることが多かった。リージョン規模のDRも問題では度々出てきたが、実務でどれだけ出てくるかと言われるとなんともいえないところだ。それ以外にも色々とシナリオは出てくるがどれも基本的には正解パターンがあり、適当にそれっぽいマネージドサービスの組み合わせを選んでおけば合っていることが多い。逆にいえばこの資格を取得したからといってAWSを扱えるということにはならない。AWSを主戦場にするなら取っておいてもいいが、他に勉強したいことがあるなら取得を急ぐこともないだろう。おすすめ度は3/5。
学習内容
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CloudTech
オンライン問題集。問題を解き、わからない部分をその度調べる形で学習を進めていった。問題数は300問と多く、中にはほとんどそのまま出題されたものもあった。ただそのボリュームゆえにゆっくりやっていると試験に間に合わなくなるので気をつけよう。なお間違った問題を記録するような機能はないため、答えられなかった問題の番号は手元に控えて復習できるようにしておこう。 -
AWS認定ソリューションアーキテクトプロフェッショナル
あってもいいしなくてもいい。生まれ変わってまたSAPを受けるなら買わない。 -
AWSの基本・仕組み・重要用語が全部わかる教科書 (見るだけ図解)
良本ではあるが、SAPまで来ると役に立つシーンは少なかった。というのもこの試験を受ける時点でAWSの大体の仕組みが頭に入っていることが前提となっており、試験ではどちらかというとそれらの使い分けが重視される。それに対してこの本は一つ一つのサービスの内容を解説することに重点を置いているため、SAP学習に直接的な貢献をしてくれるわけではない。とはいえ復習には使えるのでやはり持っていて損はないだろう。 -
ChatGPT4
調べるのが面倒くさい内容をサッと聞くのに便利。
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