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AWS SAA受験記録

2024/06/01に公開

AWS Certified Solutions Architect - Associate (SAA-C03)に合格したので、その受験記録をまとめておこうと思う。
なお昔社内ブログに書いていた内容を移植したものなので、内容は2023年1月時点のものと若干古めになっている。

得点

合格スコア : 720 (100~1000でスケーリング)
結果 : 832

自分のAWS経験

使用経験・学習経験共になし。現在の業務でも触っていない。
一度気まぐれでアカウントを作成したせいで無料期間が使えなかった。

学習内容

どれぐらい需要があるかは分からないが、AWSの使用・学習経験が0なのに間違って予約しまった、しかももう試験まで時間がない、という人向けに書いていく。既に業務で利用している方はある程度サービスのイメージも湧くと思うので、下記内容はあまり参考にならないかもしれない。なお試験を変更できるならクラウドプラクティショナーという一段階簡単な試験があるのでそちらを受けるのもあり。

  • 【SAA-C03版】これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座
    結論から書くと微妙だった。ハンズオンも充実しており所々古い記述がある点を除けば教材としては優秀なのだが、とにかくボリュームが多く時間がかかる上、何より自分が動画学習に向いておらずほとんど無駄になってしまった。購入を検討している人は、一度動画学習系YouTuberを見てそれに耐えられるか確かめた方がいいだろう。動画開始5分で集中力が尽きた人はこちら側なので今すぐudemyのアカウントを削除して紀伊國屋に行こう。金をドブに捨てるようなことをするぐらいなら本当にお金をドブに捨てる遊びでもしたほうがよほど楽しいし円安是正に貢献できる。

  • AWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト問題集
    藁にもすがる思いでやってみたが、これが非常に質の高い教材だった。C02用ではあるが試験範囲が大きく変わっているわけではなのでC03でも十分使える上、試験に出るような問題がそのまま学習できる。問題を解いて解説を読み、それでも分からなかった部分を教科書で調べていくだけで相当に戦えるだろう。私はudemyでどうにもならなかったので前日に泣きながらこれをやったが、そのおかげで合格できたといっても過言ではない。

  • AWSの基本・仕組み・重要用語が全部わかる教科書 (見るだけ図解)
    こちらもかなり質の高い本。そもそもSAA用ではないので細かい部分については記載がない場合もあるが、サービス全般とその立ち位置が載っているので全体感を掴む上で大変役に立つ。先述の問題集で分からなかった部分を調べるという使い方がいいだろう。SAA専用ではないため、試験終了後も辞書的な使い方ができる。と思う。

udemyが向かない人におすすめな学習方法

上述の問題集と適当な教科書を購入しよう。まずはざっと教科書を読んで大まかなサービス内容とその役割をざっくり把握し、最低限の知識をつけたら問題集に臨むといい。とにかくサービスの数が多いので、一度で全てを覚えようとしてはいけない。最初の知識は最低限で十分だ。問題集を解いたら間違えた問題について、解説も充実しているので時間がなければそこを読んでいくだけでもいいが、間違えたということはどうせ周辺知識も足りていないので該当するサービス内容をしっかり教科書で読み込もう。そうすれば問題集が終わる頃には合格するだけの力がついているはずだ。

でももうudemy買っちゃったよ!
まだ諦めるには早い。上の方では散々こき下ろしたが、聞く人間側がダメなだけで教材自体の質は高いので十分使える。udemyには各サービスについての概要解説があるので、ハンズオンは飛ばしてその部分だけを視聴して問題集を解こう。動画はほとんど聞き逃してしまうだろうがサービスのイメージをつけるだけならそれでも十分だ。問題集を解いていて間違えた部分について、該当する概要解説を再度視聴し、時間に余裕がある場合はハンズオンをやってみるといいだろう。ハンズオンでは実際にAWSをいじることになるので「そういえばこんな設定をしたなぁ」と問題を解くときにイメージが湧きやすくなる。AWS利用経験がないというだけでディスアドバンテージがあるので、それを少しばかり解消できるという点では有意義な上、実務でも使える知識がつくので決して無駄にはならない。私は実務で使ったことがないので嘘かもしれない。

受験した感想

難しかった。わかっていれば解けるものが多いが、中途半端な知識では迷ってしまうような上手い問題もかなり出題されており、頭からお尻まで教科書を読みました、程度では太刀打ちできないだろう。とはいえ問題集を一周すればAWSが狙ってくる微妙なラインは大体抑えることができるので、勉強をきちんとした人にとっては易しいという至極真っ当な試験になっている。

一つハックがあるとすれば、設問中の課題への対応策がやたらと複雑な選択肢は間違いなことが多い。当たり前なことだがよくある課題についてはAWSがきちんとソリューションを用意しているので、やれインターネット経由でS3にアクセスするだのEFSに保存してからGlacierに移して削除するだのやっているものはかなり怪しい。とはいえこの辺りの知識は問題集を解いていればすぐ身につくので、これが試験当日役に立つ人は多分落ちる。

AWSを使わない人にとっての学習意義

釈迦に説法とはまさにこのことだが、個人的にAWSを学習する上で感じた意義について書きたいと思う。

元々情報系のバックグラウンドがなくエンジニア歴も半年程度だった(2023/1時点)ので、まずは底力を身につけるためにクラウドの利用方法よりはインフラについてしっかり理解したいという思いがあり、正直そこまでクラウドに興味がなかった。
ただいざこうしてAWSの勉強をしてみると、AWS自体がオンプレ環境を置き換えるために作られているということもあって大いにインフラの勉強になると同時に、システム開発において誰もが抱える課題に対し、Amazonがそれをどう捉え、どんな答えを出しているのかが見えて非常に面白かった。同じように他のSaaSなども同様の課題に対してそれぞれの答えを探しているのだろうし、それを知っていくことが今後IT業界で何が求められるのか、有体にいうとどんな事業が当たるのかを考える上で参考になるように感じた。AWS学習は、AWSを業務で使う人間にとってはもちろんのこと、今後のビジネスを考えるという観点でも非常に面白いので、IT業界で一攫千金を狙う人にはぜひ取得をお勧めしたい。お前が次のイーロンマスクだ!

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