AWS SOA受験記録
AWS Certified SysOps Administrator - Associate (SOA-C02)に合格したので、その受験記録を残しておこうと思う。
なお昔社内ブログに書いていた内容を移植したので、内容は2023年5月時点のものとなっている。
得点
合格スコア : 720 (100〜1000でスケーリング)
結果 : 745
一時的にラボ試験は無くなっていた。
なお自分のAWS経験としては、1月にSAAを取得した程度だった。
試験の所感
点数を見れば一目瞭然だが、非常に難しい試験だった。出題されたもののうち半分程度しかわからず、試験後のアンケートをボロクソに回答することでなんとか平静を保つことができた。正直なぜ合格したのかよくわからない。
苦戦した理由は勉強不足もあるが、何より実務経験の不足が大きい。SAAに比べCloudFormationの記載やS3の設定などコンソール・CLIの細かい知識を求められることが多く、各サービスの役割や使い所をおおまかに把握しているだけではどうにもならない。試験では見たこともない設定が次から次へと出てきて、頭の中で理想のAWSを自作する羽目になった。
というわけで実務経験を積めていない自覚がある方は、面倒くさがらずハンズオンをしっかりやろう。時間はかかるが、元々1年の実務経験を要求しているテストなのだからそれぐらいは仕方がない。
学習内容
前回SAA取得時の反省を踏まえ、今回は問題集をメインに学習を進めた。ただ先ほど所感でも書いたようにあまりうまくいってはいないので、参考にしたい方は下記にハンズオンを組み合わせよう。
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Whizlabs
海外のIT資格学習サイト。今回はこちらの問題集をメインに対策していった。ここでは模試6回分・各分野につき10問程度の練習問題を受けられる他、学習動画やハンズオン、サンドボックスが用意されており、内容が大変充実している。問題は解いた後に解説が表示されるが、そこには解説だけでなく公式ドキュメンテーションへのリンクもあって最新の情報を見ることができる。問題単体をバラで買うこともできるので、問題集が欲しいだけという方はそうした買い方もありだろう。私はそうしたが、残念ながら全て解き切るのは間に合わなかったし一度も合格点が取れなかった。買い切りの他にサブスクサービスもやっており、金額は高いがそちらに加入すればあらゆる資格のコースが受けられるようになる。資格ジャンキーの方はそちらを申し込むといいだろう。 -
AWS資格認定テキスト
おそらく定番本。内容は少々薄くこれだけで合格に見合う力がつくとは思えないが、概要を掴むには十分。AWSに触れたことがない方はこれを読むところから始めるのが良さそうだ。 -
AWSの基本・仕組み・重要用語が全部わかる教科書 (見るだけ図解)
語るまでもないので名作。全員購入すること。 -
AWS Skill Builder
AWS公式の学習サイト。問題・学習動画が揃っており、しかも無料で受講できる。とても使えそうだが試験までに手を出すには至らなかった。Whizlabsより先にやるといいかもしれない。 -
ChatGPT 4
聞いたことに嫌な顔ひとつせず答えてくれるし、SOAレベルなら回答も正確だった。今はブラウジング機能も追加されており、公式ドキュメンテーションのURLを渡してやれば該当箇所の要約もしてくれる。Whizlabs の解説だけだと理解できない部分もあったので、問題文とURLを丸々渡して説明をしてもらうなどとにかく彼に頼り切りだった。
おすすめの学習方法
あくまで実務経験が足りない人向けのやり方になる。(そもそも実務経験がないならSOAを受けるのは違うかもしれないが)
まずは AWS Skill Builder をやるのがいいだろう。公式教材な上に無料なのでやらないのは損だ。次に Whizlabs に進み、ハンズオンをやりながらテキストと併用して学習を進め、時折問題を解きながら点数の伸びを確認していく。このやり方で大体うまくいくとは思うが、唯一問題があるとすれば全編英語だという点だろう。英語が苦手だという人は、、英語を勉強しよう。
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