Apple Silicon(M1) MacBook Airの環境構築メモ
M1 MacBook Airを購入したのでセットアップしました
M1 MacBook Air買ったので、Zennのスクラップ機能を使いながらセットアップしました。Zennのスクラップ機能は作業メモ的に使うの本当に便利ですね。
一通りセットアップできたので、やったことを記事にまとめます。
完全に自分用のメモですが、対象としては、ネットサーフィンしたり、ブログ書いたり、ちょっとPythonで機械学習・ディープラーニングするぞーってくらいのファッションエンジニアあたりです。そうです私です。
特にこだわりなく、なるべく素直にセットアップしています。フロントエンドとか、インフラとか全然分からないので、その辺りの人だとあんまり参考にならないと思います。
ハードウェア関係(周辺機器)のセットアップに関しては、以下のブログ記事参照ください。
起動直後にやったこと
起動してまずは以下実施しました。
- Apple IDログイン
- Appアプリストアで1Passwordインストール
- Google Chrome(Appleプロセッサ搭載のMacを選択インストール)
- Chrome拡張に1Password追加(1Password XはTouch ID未対応なので注意)
- Microsoft 「To Do」追加(ここでRosetta2も合わせてインストール)
パスワード管理アプリの1Passwordとタスク管理ソフトの「To Do」は自分にとって最重要ソフトなので真っ先にインストールします。
詳細は以下記事参照ください。
1Passwordさえインストールすれば、パスワード入力が楽になるので、おススメです。
armのM1 Macでx86系のアプリを動かすエミュレータ的役割を果たす「Rosetta2」は「To Do」を入れるタイミングでインストールされました。
初期設定
システム環境設定で設定する項目です。
キーボード入力
ライブ変換苦手なのでオフします。「キーボード」→「入力ソース」でチェックボックスのチェックを外します。
共有
「共有」でVNCやSSHで外からアクセスできるようにしておきます。自分にとっては基礎設定です。
ソフトウェアのインストール
Homebrewのセットアップ
ソフトウェア管理ソフトの「Homebrew」を入れます。Homebrewに関しては以下記事参照ください。
Homebrewのセットアップに関しては、公式のサイトと以下記事を参考にしました。
HomebrewのApple Silicon対応状況は、急激にアップデート進んでいて、日々状況が変わっているようです(セットアップ途中でも、変更があったりして、Zennでコメントもらったりしました)。
また、M1対応が進んだら修正したいと思います。
Homebrewをセットアップすると、一緒にGitもインストールされます。
XCodeのコマンドラインツールインストール
この後のソフトのセットアップに必要になるのでインストールします。以下コマンド実行するだけです。
$ xcode-select --install
スクリプトで一括設定・一括インストール
色々前準備が整ったので、いよいよスクリプトで一括設定やインストールをおこないます。以下の自前のリポジトリを使います。
使い方はREADMEに書いてありますが、以下コマンドを実行するだけです。
$ cd && git clone https://github.com/karaage0703/mac-dotfiles.git
$ cd ~/mac-dotfiles
$ ./defaults.sh
$ ./homebrew.sh
設定の内容を簡単に紹介しておきます。自分用の設定なので、私以外の人は、スクリプトの中を見ながら取捨選択して、必要なコマンドだけ実行するなり、自分用のスクリプトを作ってもらうのが良いと思います。
defaults.sh
で設定される内容
以下が設定されます。詳細説明は割愛しますので、詳細知りたい人は、スクリプトに記載されているコマンド名で検索してください。
- 更新の自動チェックをOff
- Finderの表示カスタマイズ(下のバーにカレントディレクトリを表示)
- スクリーンショットのファイル名から日本語を削除
- キーを押しっぱなしで連続入力(VS Code Vimモードでの連続入力対応含む)
homebrew.sh
でインストールされるアプリ
以下のソフトがインストールされます。
- pyenv, pyenv-virtualenv
- git
- wget
- clipy
- imageoptim
- raspberry-pi-imager
- slack
- skitch
- iterm2
- etc...
.zshrc
ファイル
まだ暫定版ですが、リポジトリに置いてあるので好きに使用ください。
ソフトウェアの設定
Gitのセットアップ
Gitをセットアップします。パスワード入力を省略するために、以下実行します。
$ git config --global credential.helper osxkeychain
これで、初回のみパスワード(2FA認証していればアクセストークン)を登録すれば、入力すればキーチェーンに登録されて、以降の入力が不要となります。
設定消したい場合は、以下コマンドを実行して、設定されているファイルのパスを探して書き換えると確実です。参照:Macでgitのcredential.helper=osxkeychainにアアアアアッてなって削除した話
$ git config --show-origin --get credential.helper
もしくは、少しセキュア度合いでは劣りますが、パスワード省略するための手軽な方法として~/.netrc
というファイルに以下のように記載する方法もあります。username
とaccesstoken
には、自分のGitHubのユーザー名とアクセストークンを入れてください。
machine github.com
login username
password accesstoken
続いて、ユーザー名とメールアドレスを設定します(ユーザー名とメールアドレスは自分のものを入力してくださいね(はぁと)。
$ git config --global user.name "karaage umauma"
$ git config --global user.email "karaage@umauma.com"
設定を確認したいときは以下コマンドを実行しましょう。
$ git config --list
複数のGitアカウントを切り替えたい場合は以下記事が参考になります。
ブランチ名の補完は、以下を参考にセットアップします。
その他のGit/GitHubのTIPSは以下記事参照ください。
VS Codeエディタと拡張機能のインストール
現状は、Insider版がArm対応となるので、Homebrewでは入れずに、手動でサイトからダウンロードします。ラズパイと同じですね。以下のZennの本にセットアップ方法追記しました。
上記本を参考に、VS Codeエディタをインストールして、拡張機能をスクリプトで一括インストールします。そのうち正式対応したら、Homebrewでインストールできるようになると思います。
Python/ディープラーニング関係
TensorFlow for macOS
ディープラーニング(TensorFlow)を使いたい人は、以下記事参照ください。
現状は、M1対応したTensorFlowを使いたい場合、pyenvなどは入れない方が良いです。
Python仮想環境
pyenv, pyenv-virtualenvに関しては、基本的に以下の記事の通りインストールできました。
ただ、現状x86でRosetta2経由で動かすのが無難です。具体的にはターミナルで以下実行してRosetta2経由でシェルを動かした上で、Pythonをインストールしたり動かしたりします。
$ arch -x86_64 zsh
Pythonは3.8.7でscipy, numpy, matplotlib, sklearnあたりは動いています。
Arduinoインストール
M5Stackなどを使うためにインストールします。以下あたりの記事を参照ください。
日本語変換がめちゃくちゃ遅いとき
こちらを参考にしてください。画面はめちゃくちゃダサくなりますが、速くなります。
まとめ
M1 MacBook Airセットアップ記事でした。M1 MacBook良いですね!Armということで、環境構築手間取りそうと心配してましたが、なんとか1日でセットアップすることができました。
今のところ、自分が必須と思うアプリが動かなくて困るとかはないですし、速いし、バッテリーも持つしといいことづくめですね。セットアップ方法で、もっとこうした方がよいとか、間違っているところあればコメントいただけましたら幸いです。
参考リンク
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変更履歴
- 2024/09/26 Gitに関して追記
- 2024/02/02 変換が遅くなったときに関して追記
- 2021/03/14 TensorFlow関係のセットアップに関してリンク追記・Gitのブランチ名補完に関して追記
- 2021/02/12 ハードウェアのセットアップに関して追記・微修正
- 2021/02/08 Gitの設定に関して追記
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