MacBookセットアップ個人的メモ【2025年版】
MacBook Pro買いました
プライベートで14インチのMacBook Pro(M4)買いました。25万円くらいしました。高いですね。
4年前に買ったMacbook Air(M1)も、ものすごい困るということもなかったのですが、使っていてもっさり具合が気になるようになってきたのと、登壇中にKeynoteが固まるということもあったので、思い切って買い替えることにしました。
セットアップの前提
PC買い替えたら、インストールソフトや設定を見直すよい機会と捉えて1からセットアップすることにしているので、セットアップのメモをここに残しておきます。
前提として、完全に自分の好みなのですが、デフォルト設定から大きくカスタマイズはしていません。インストールするソフトも、自分の必要最低限のソフトだけにしています。なんなら壁紙すらデフォルトから変えないです。
昔は結構カスタマイズしたりしていましたが、なんというか、いろいろなことを考慮すると、なるべくデフォルトから変えず使いこなすのが一番良いなと思うようになりました。
自分のメモなので、特に誰向きということもないですが、PythonやVS Codeを使って開発をしている人が一番近いと思います。ターミナルでコマンド操作ができるくらいのスキルを想定しています。
基礎設定
最低限最初にやることです。
真っ先にやること
- Apple IDでログイン
- Appアプリストアで1Passwordインストール
- Google Chromeをインストール
1Passwordは、有料アプリですが個人的には必須のアプリです。
もし超人的な記憶力の持ち主でない限りは、パスワード管理アプリは、セキュリティのために何かしら使うようにしたほうが良いと思います。
Google日本語入力
日本語変換は、Google日本語入力を使っています。
以下の記事がセットアップの参考になります。
カスタム辞書を登録したり、地味に便利なTipsなどあるので覚えておくとお得です。以下記事参照ください。
壁紙
デフォルトだと、壁紙をクリックするとデスクトップが表示される(全てのウィンドウが消える)ようになっているのですが、個人的にこの設定は嫌いなので、「デスクトップとステージマネージャ」にある、「壁紙をクリックしてデスクトップを表示」の右にある「常に」を「ステージマネージャ使用時のみ」に切り替えます。
ディスプレイ設定変更によるパフォーマンス向上
ディスプレイの「コントラスを上げる」を設定すると、画面がダサくなるのと引き換えに、パフォーマンスが大幅に向上します。特に日本語変換が遅くてイライラするときなどは一度試してみると良いと思います。前のPCでは必須設定でした。
今のところは快適なので、今回は設定しませんが2年後くらいに設定する気がしています。
AppStoreでのソフトのインストール
AppStoreでソフトをインストールします。とりあえず以下くらいです(増えたら追記します)。
- Microsoft 「To Do」(タスク管理)
- ToyViewer(画像処理)
Homebrewでのソフトのインストール
HomebrewというMacのパッケージ管理ソフトでソフトをインストールします。
まずはHomebrew自体のセットアップです。公式サイトにあるように、ターミナルで以下コマンドを実行します。
$ /bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
実行完了すると、ターミナルに以下のコマンドを実行せよと表示されるので、コピペして実行してください。<username>のところは、自分のアカウント名におきかえてください。
echo >> /Users/<username>/.zprofile
echo 'eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"' >> /Users/<username>/.zprofile
eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"
以下はHomebrewを使ってインストールするソフトとコマンドです。
Slack
チャットツール
$ brew install --cask slack
Discord
チャットツール。
$ brew install --cask discord
Clipy
クリップボード履歴管理ソフト。過去にコピーしたテキストを記録してくれます。便利です。
$ brew install clipy
とりあえず履歴の数を増やしておきます。
VS Codeエディタ
エディタです。拡張機能や使い方については、後述します。
$ brew install visual-studio-code
Macのカスタマイズ
ターミナルでコマンドを実行して設定できるカスタマイズです。
拡張子の表示
ファインダーで拡張子を表示する設定です。
$ defaults write NSGlobalDomain AppleShowAllExtensions -bool true
パスの表示
ファインダーのパスをステータスバーに表示するような設定です。
$ defaults write com.apple.finder ShowPathbar -bool true
$ defaults write com.apple.finder ShowStatusBar -bool true
スクリーンキャプチャの日本語削除
スクリーンキャプチャの「スクリーンショット」という日本語を削除する設定です。
$ defaults write com.apple.screencapture name ""
.DS_Store
をネットワークファイルに作成しない
わかっている人が設定してください。
$ defaults write com.apple.desktopservices DSDontWriteNetworkStores -bool true
キーの連続入力
キーを押しっぱなしで連続入力したい人向けの設定です。VS Codeで、Vimライクな移動をしたいときに必要だった気がします。
$ defaults write -g ApplePressAndHoldEnabled -bool false
開発環境のセットアップ
自分が必要な開発環境のセットアップです。ライブラリとかは省略してます。
Python環境
Pythonの環境構築は、いろいろな流派があると思いますが、様々な理由からMacではMiniForgeとDockerを使っています。
特にMiniForgeは、手元でちょっと確認するときに使用することが多いです。セットアップ方法は、以下記事を参照ください。
Docker環境
Docker環境の構築方法は以下記事を参照ください。
エディタ環境
VS Codeエディタを使用しています。インストール方法、拡張機能のインストール、使用方法は以下記事を参照ください。
Vimエディタもたまに使うので、以下コマンドで最新版をインストールしておきます。
$ brew install vim
dotfileは、こちらのリポジトリから、以下コマンドで最低限だけ設定しています。色々便利にはなりますが、分かっている人だけ設定するのが良いと思います。
$ cd && git clone https://github.com/karaage0703/vim-dotfiles.git
$ ln -sf ~/vim-dotfiles/.vimrc ~/.vimrc
Gitの設定
GitHubとの接続
GitHubの接続方法はいくつかあって、SSH認証がセキュアで代表的なのですが、本記事ではGitHub CLIを使った認証とパーソナルアクセストークンを使った認証方法について記載します。
macOSキーチェーン設定削除
MacOSは、GitのパスワードをmacOSキーチェーン(osxkeychain)に保管してくれる機能があります。昔はオプションだったのですが、いつからかデフォルト設定になっているようです。
ただ、この設定はmacOSでしか使えないのと、複数アカウント使うときは事故のもと(Permission denied
でpushできない)なので、オフにするようにしています。
設定の確認は、以下コマンド実行してcredential.helper=osxkeychain
が表示されていればオンになっています。
$ git config --list
オフにするには、以下コマンドで設定ファイルの場所を確認します。
$ git config --show-origin --get credential.helper
自分の場合は以下でした。
file:/Library/Developer/CommandLineTools/usr/share/git-core/gitconfig osxkeychain
適当なエディタで編集して、osxkeychain
の設定を削除します。以下vimで編集する例です。
$ sudo vim /Library/Developer/CommandLineTools/usr/share/git-core/gitconfig
参考:Macでgitのcredential.helper=osxkeychainにアアアアアッてなって削除した話
GitHub CLIを使った認証
GitHub CLIを使うことで、ブラウザ経由での認証が可能です。
以下でインストールします。
$ brew install gh
あとは、以下コマンドを使って画面表示に従えばブラウザでログイン認証が可能です。
$ gh auth login
複数アカウントの切り替えも可能です。以下記事が参考になります。
簡易的なパスワード省略方法
あまりセキュアではないですが、パスワード省略するための手軽な方法として~/.netrc
というファイルに以下のように記載する方法もあります。usernameとaccesstokenには、自分のGitHubのユーザー名とアクセストークンを入れると設定できます。
machine github.com
login username
password accesstoken
GitHubアカウント使い分けの設定
色々な事情からGitHubを使い分けたい人向けの設定です。~/.zshrc
に以下を追記すればOKです。
export PROMPT="
%F{green}[%~]%f <`git config user.name`>
=> %# "
RPROMPT='%*'
function gitmain() {
git config --global user.name "[メインのGitHubアカウント名]"
git config --global user.email "[メインのGitHubのメールアドレス]"
source ~/.zshrc
}
function gitsub() {
git config --global user.name "[サブのGitHubアカウント名]"
git config --global user.email "[サブのGitHubのメールアドレス]"
source ~/.zshrc
}
ターミナルでgitmain
、gitsub
と打つことでアカウントを切り替えられます。プロンプトにユーザ名も表示されるので、間違えることもないかと思います。
参考:複数のGitHubアカウントを使い分けたい時の設定方法とTips
Macのちょっとした小技
セットアップではないですが、覚えておくとよいことです。なにか思いついたら追記していきます。
今いる場所をFinderで開く
以下コマンドを実行します。
$ open .
Linuxだとxdg-open
コマンドで同じことができます。
セットアップの自動化
以前は、全部コマンドにしてセットアップ自動化したりしていましたが、セットアップ、そんなに頻繁にやるものないのと、バージョンやソフトの都合でエラーになることも多いので、自動化にこだわるのはやめました。
一応メモとソフトのリスト代わりに、セットアップファイルを以下に残しています。
まとめ
Macのセットアップ方法をまとめてみました。最近MacBook買った人、これから買う人、新年に気持ち新たにPCの再セットアップしたい人など参考にしてみていただけましたら幸いです。
しばらくは、追記するかもしれません。
関連記事
前回のセットアップ記事、それほど大きくは変わっていません。
変更履歴
- 2024/01/04 GitHub CLIを使った認証について追記
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