Claude Codeのコンテキストを節約する
増え続けるコンテキスト
AIコーディング実践環境の構築方法【2025年12月】という記事も書きましたが、AIコーディングツールとして、私は現在Claude Codeをメインで使用しています。
そしてAIコーディングしていて、一番ストレスフルな瞬間…それは何といってもこれ
Compacting Conversation...
使用しているコンテキストが一杯になったときに出てくる無慈悲なメッセージ。しばらく待たないといけないのと、コンテキスト圧縮するのでこの後、頭も悪くなる(指示を忘れたりする)のが辛いです。
最近、そんなCompacting Conversation...が出てくるのがやけに増えてきたと感じるようになりました。
そんな中、最近ご恵贈いただいたClaude CodeによるAI駆動開発入門を読むと /contextというコマンドでコンテキストウィンドウの使用量を確認できると書いてあったので試してみました。

69%
Oh…God… 使えるコンテキストが全体の30%しかない。そりゃすぐCompacting Conversation...になるわけですよ…
というわけで、コンテキスト節約大作戦が始まりました。
コンテキスト削減方法
主に3つやりました。1つずつ説明していきます。
- 不要なMCPサーバーの無効化
- MCPサーバーの使用トークン数削減
- メモリファイルの削減
不要なMCPサーバーの無効化
/contextコマンドでの確認結果からMCPサーバーがかなりトークンを消費していることが分かります。そりゃ調子のって10個や20個入れたらそうなりますね。

多めのトークンを使用しているMCPサーバーから停止していきます。といっても、必要なものは、必要なときに使えるようにしておきたいですね。
1つの方法は、プロジェクト毎に.mcp.jsonファイルを設定して、プロジェクト毎に使用するMCPサーバーを切り替える方法です。プロジェクトでのMCPサーバーの無効化は/mcpコマンドで出てくるMCPサーバーのリストからMCPサーバーを選択してDisableを選択すればOKです。
いちいちプロジェクト毎に設定するのが面倒という人は、グローバル(ユーザースコープ)にMCPサーバーを設定したあと、ccmcp(自作のOSSです)で切り替えるという手もあります。以下記事参照ください。
自作MCPサーバーの使用トークン数削減
自作した過去ブログ記事を取得するMCPサーバーのトークン数が、機能の割に使用トークン量が多かったのでソフトを見直したところ、無駄にトークンを消費している箇所があったので変更しました。

ソフトを修正することで、特に性能変わらずトークン量を半減させることができました。


MCPサーバーを自作している人は、是非不必要にコンテキストを消費していないかソフトをチェックしてみてください。
メモリファイルの削減
メモリファイルとしてよくわからないプロンプトファイルでトークンが消費されていました。

SuperClaudeというソフトをセットアップしたときに追加されたものでした。
名前にSuperとつくので凄そうという理由で意味もわからず設定していました。今は反省しています。ファイルを削除して削減しました。
さらなる削減
SNSでの記事へのコメントで教えてもらいましたが、さらにシステムプロンプトを削減する方法もあるようです。普通はここまで削減する必要はないと思いますが、突き詰めたい人はご参考にしてみてください!
まとめ
トークン数削減の施策をした結果、トークン使用量は39%と69%から30%の削減に成功しました!このうち22.5%はバッファなので、使用量自体は18%と20%を切っているので悪くない数字ではないかと思います。

最近、やけにCompacting Conversation...をみるなという人や、調子にのってMCPサーバーやプラグインを追加しまくっている人は一度/contextコマンドでチェックしてみることをオススメします!
この流れで、全然説得力ないですが、拙作『PythonではじめるMCP開発入門』よかったらよろしくお願いいたします!
変更履歴
- 2025/12/12 システムプロンプトの削減についてリンク追記
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