SuperClaudeでMCPサーバとスラッシュコマンドを一発セットアップ
SuperClaudeなる凄そうな名前のツールがあるとのことなので試してみました。試してみた感じ、便利なスラッシュコマンド集+MCPサーバの自動設定ツールの詰め合わせといったところでした。
コマンド一発で手軽にMCPサーバ設定できるのと、スラッシュコマンドのプロンプトも、結構練られている印象を受けたので、試してみてもよいですし、リポジトリをみて良さそうな部分をコピペするだけでも得られるものはあるじゃないかという印象ですので簡単に紹介したいと思います。
SuperClaudeのセットアップ
公式リポジトリは以下です。
ドキュメントのQuick Start Guideに概要からセットアップの仕方まで一通り書いてあります。
推奨のインストール方法はpipxなのですが、ガイドには書いてないけど、uvを使うのがよいのではないかなと思います。uvのセットアップ方法は以下です。
uvが入っていれば、uv tool run(uvx)
を使えば、以下コマンド一発でインストールできます。
$ uvx SuperClaude install
あとは、API無しでインストールできるMCPサーバを選択(1,2,4,5
)
Coreパッケージはall
を選択
あとは質問通りy
とか答えていけばセットアップ完了します。
SuperClaudeの仕組み
SuperClaudeは、内容的には以下です。
SuperClaude Framework
├── Core Framework (フレームワーク本体)
├── MCP Servers (6種類の専門サーバー)
├── Slash Commands (21種類のコマンド)
├── AI Agents (14個の専門エージェント)
└── Behavioral Modes (5つの行動モード)
要は、MCPサーバの設定(jsonファイル)とプロンプトの詰め合わせです。具体的な中身はtechnical-architecture.mdにずらりと書かれています。
SuperClaudeをインストールすると、選んだコンポーネントがいい感じに設定されるという塩梅です。
ただ、実際に何が書き換えられたのか分からないと、ちょっと怖いですよね。実際に何が変わるのかをみていきましょう。
MCPサーバの設定
MCPサーバの設定は、~/.claude.json
にuser設定として設定が書き込まれます。user設定なので、どのプロジェクトでも有効な設定です。Claude CodeのMCPサーバの設定およびスコープに関しては以下記事を参照ください
設定できるMCPサーバは以下です。
- context7: 公式ライブラリドキュメント参照
- sequential: 多段階問題解決と体系的分析
- magic: モダンUI生成とデザインシステム(API必要)
- playwright: ブラウザテストと自動化
- serena: セマンティックコード解析
- morphllm: 文脈認識型コード変更(API必要)
プロンプトの設定
プロンプトは、SuperClaudeリポジトリのファイルが、~/.claude
に以下のようにコピーされます。
~/.claude/
├── commands/sc (スラッシュコマンド)
├── agents/ (AIエージェント)
├── CLAUDE.md (メイン設定エントリーポイント)
├── FLAGS.md (行動フラグ設定)
├── MODE_xxx.md (行動モード)
├── MCP_xxx.md (MCPサーバーのドキュメント)
├── PRINCIPLES.md (開発原則)
└── RULES.md (行動ルール)
リポジトリのマークダウンファイルがそのままコピーされているだけのようなので、リポジトリのマークダウンを参考に、よいところだけコピーしても良いかとは思います。
まとめ
SuperClaudeを紹介しました。どれだけ効果あるかは、まだ使い始めたばかりでなんとも言えないですが、設定できるMCPサーバのチョイスもよいですし、プロンプトも練られていそうなので、ある程度効果あるのではないかなと思います。
特にMCPサーバの設定は、地味に手間で間違いやすいので、コマンド一発で複数一気に設定できるのは手軽でよいと思います。プロンプトもリポジトリをみるだけでも参考になりそうかなと思います。
参考リンク
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