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運用フローが適切に整理され、開発やCSの負荷が最小限に抑えられているか?
運用フローが適切に整理され、開発やCSの負荷が最小限に抑えられているか?
背景・概要
リリース後に発生する障害や問い合わせの多くは、運用設計の曖昧さから発生する
開発者・CS の役割分担や監視範囲の明示も含めて設計段階で配慮が必要
例
- Slack通知・インシデント管理ツール(例:PagerDuty)・Sentryなどの監視ルートを事前に設計
- 操作ミス防止のため、CS向けの制限付き管理画面を用意
- 冪等な再処理コマンドの準備、CSへのリカバリ手順の引き継ぎ
よくある失敗例
- 問い合わせ時に開発者しか対応できず、CSが詰んで開発に全てを投げてくるようになる
- 想定されるエラーの処理がアプリ内に設計されていない
- アラートが過剰に鳴ってノイズ扱いされ、肝心な異常を見逃す
FAQ
Q. CSでも対応できるようにしたいがどうすれば?
A. 制限付きの操作UIを用意し、リスクの高い操作は開発者経由とする分業設計が基本
Q. アラートの閾値設計が難しい
A. サービスレベル(SLO/SLA)から逆算し、エラー率・遅延・リトライ失敗などを監視しすぎないかつ漏らさないよう設計するのが理想
関連観点
📘 本記事は SaaS設計レビュー観点チェックリスト(2025年版) の一部です。
設計観点カテゴリ:🛡 非機能要件・運用
レベル:Structure(構造・原則・責務整理レベル)
推奨読者:設計初心者 / 設計中のチーム / レビュワー
🧭 他の観点もまとめて読みたい方はこちらからどうぞ。
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