Leap Motion Controller 2を使ってみる
はじめに
みなさんこんにちは。UT-virtual所属、B4のKaibaです。今回は先日ポチったLeap Motion Controller 2が無事届いたので、軽く触ってみた結果を纏めていきたいと思います。
Leap 2とは
Leap2はUltraLeap社が開発したハンドトラッキングデバイスです。画像ベースで高精度かつ60fpsでのハンドトラッキングが可能です。
Viveがメインだった時代にはよくHMDに取り付けられていた、LeapMotionというハンドトラッキングデバイスの後継機です。LeapMotionから何が変わったのかといえば……目に見える変化はあまりないです。どちらかというと全体的にスペックが底上げされた、という感じでしょうか。以下は公式サイトから取ってきたスペックですが、消費電力、視野角、サイズなどLeap Motion 1から進化しているようです。
LeapMotion1との比較が気になる方はこちらの記事に纏められています。
1を持っている方からすれば微妙かもしれませんが、これが$139というのは驚きですね。価格を見た瞬間ポチってしまいました。もう少し円が高ければ……
トラッキング性能
さて、ともかく早速トラッキング性能を確かめてみました。1のころはPCのすこし前方の60cm × 60cmくらいをトラッキングできる感じでした。
まずは上のリンクからUltraLeap Geminiをダウンロードし、"UltraLeap Tracking"を起動してみます。Leap Motionが接続されていれば以下のような画面になるはずです。
うーん、流石の精度ですね。
横向きで中指を上げると人差し指が上がっていると誤認されることはありますが、他のハンドトラッキングデバイス・ソフトウェアと比べてもフレームレート・精度ともに高水準です。
スペックには1mちょっとまでトラッキングできるとありましたが、実際に1m近く手を伸ばしてもちゃんとトラッキングしてくれます。ただ、事前にもう少し近い距離でトラッキングしている状態から伸ばして行く感じでないと厳しそうです。遠くから手を近づけてくると1m時点でもトラッキングはしてくれず、50cmくらい?でトラッキングされ始めます。(コツがあるのかも??)
Tracking Mode
どうやらLeap Motion Controller 2にはTracking Modeなる設定があるようで、以下の三つから選ぶことができます。
- Desktop
- HMD
- ScreenTop
それぞれ、机の上に上向きに置く(Desktop)、ヘッドマウントディスプレイにつけて使う(HMD)、スクリーンの上下にくっつけて使う?(ScreenTop)といった用途に合わせて設定するようです。
何回か試した感想としては、Tracking Modeによって手の甲・掌の精度が変わってくるようです。例えばDesktopでは下から掌の動きをトラッキングする想定のようで、手の甲を向けてもあまりトラッキングしてくれません。逆にHMDは手の甲のトラッキングに向いているようです。
用途に応じて設定しましょう。
おわりに
今回は取り敢えず届いたLeap Motion Controller 2のスペックとSDKについて軽くまとめました。本当はUnityで扱うところまで書きたかったのですが、筆が遅すぎたので今回は一旦ここまで。
Unityで使う方法についてはまた別記事で纏めようと思います。それではまた!
Discussion
Leap Motion Contoller 2 私も買いました。初代機はJavascriptのSDKで一人でじゃんけんできる悲しいアプリを2~3人に見せて押し入れにしまったっきりですが、暇があったら触りたい。もう少し盛り上がるといいんですけど…。
最近はVRHMDでハンドトラッキングできてしまいますし、デスクトップでハンドトラッキングの需要はあまり多くないのもあってあまり盛り上がってないですよね……。性能はいいんですが中々使うのは難しい…