[SG Tips] グローバルフォローもできるだけ早めに設定しよう
ShotGridアドカレ2021 12月15日の記事です。
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これも昨日のような「最初にやっておくといい設定」に含まれるかもしれません。
グローバルフォローとは
Adminメニューにある設定項目で、
各種詳細ページのアクティビティに流れてくる情報(=アクティビティストリーム)を取捨選択するためのページです。
自分の「アカウント設定」から行う個人のフォロー=マイフォローとは名前が似ていますが、全く違います。
- グローバルフォロー : アクティビティストリームを調整
- 影響範囲 : 全員
- 影響箇所 : 各種詳細ページ
- マイフォロー : フォローした項目の通知を受け取る
- 影響範囲 : 自分
- 影響箇所 : SG内「受信トレイ」(およびメール)
例えばショットの詳細ページだと、
このようにタスクの変更情報が流れてきたり、
バージョンが追加されたらその画像が流れてきます。
事例 : 「ショットコード」変更をトラッキングし忘れた
「ショットの名前が変わる」という重大事はしっかり周知する必要があります。
当然アクティビティストリームにも流れてきてほしいところです。
しかし↑上記設定では、ショットコード変更はグローバルフォローでは有効になっていません。
この状態でショットコードを変更した場合……
↓
流れてこないんですよね。
なので、グローバルフォローに入れます。ただここで問題があって……
(▲要りそうなやつは一通りONにしました)
(▲再度、ショットコードを変えてみました。)
この状態でアクティビティタブをみてみると
一つしか流れてこないんですよね。
グローバルフォロー有効化より前の情報は流れてこない
ショットコードを2度編集し、ショットコード編集履歴には2つログがあり、
アクティビティストリームには一件しか変更情報が流れてきませんでした。
グローバルフォローを有効化しても、それ以前に行われた編集情報は遡って追えない、ということですね。
この情報が遡行しない特性(?)は、▼こちらで使ったテクニックに似ています。
アクティビティであれオーバービューであれ、そこに流れる情報が書き込まれるタイミング(や書き込まれるテーブル)があり、それを逃したものは流れてこないという風に見受けられます。
できるだけ早めに設定しよう
ということですので、グローバルフォローもサイト契約後できるだけ早い段階でいろいろ有効化しておいた方がいいのではないかと思います。
ただし、多すぎると気に留められなくなるため加減が必要です。
例えばVersionの「確認済み/未確認」をグローバルフォローに入れると、「誰が見た」「誰が見た」「誰が見た」と延々流れてくるためシンプルに邪魔だったりします。
とはいえ基本的には、多めに流しておいて様子を伺い、邪魔そうならOFFにする、という運用がいいかなと思います。
また「アセット」「ショット」などタスクと絡むエンティティのアクティビティにはタスクの変更も流れてくるため、重ねて情報量の調整が必要です。
リストビューのフォーマッティングルールのように、流れてくる情報にも条件付けして色が付けられたら素敵そうな気がしますね。
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