[SG Tips] プレイリスト内のソート順はどこで管理されているか?
ShotGridアドカレ2021 12月16日の記事です。
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Media app ではバージョンを階層から見つけたりプレイリストで管理したりできます。
プレイリストでのバージョン再生順は、一番左の
↑で自由に順番を変えられます。
……なんでもかんでもエンティティとして管理・記録するSGのことですから、
このソート順もどこかに記録されているような気がします。どこでしょうか。。。
それぞれのフィールドをみてみる
まずはバージョンのフィールドを見てみます。
……が、ざっとみてみてもそれらしきものはありません。
次にプレイリスト側ですが、
こちらも似たような感じで、特に見当たりません。
詳細ページを確認する
それもそのはず、ソート順はプレイリストに登録されたバージョンそれぞれにつく情報であり、両者の関係が確定しないとたどりようがありません。
では両者の関係が確定した状態で表示されている場所はというと、
詳細ページのタブがそれにあたります。
プレイリストの詳細ページのバージョンタブを表示してみましょう。
「列を挿入」メニューを確認すると、「プレイリスト-SPECIFIC FIELDS」というセクションが新たに加わっていて、そこにソート順を見つけることができます。
これはバージョンの情報でも、プレイリストの情報でもなく、
別のところに登録された情報です。
接続エンティティ
マルチエンティティ型フィールドは、AエンティティタイプとBエンティティタイプをつないだ場合であっても、裏ではもう一つ別のエンティティタイプを仲介して繋がれます。
それが 接続エンティティ です。
例えばアセットエンティティとショットエンティティの場合は……
X
Assets - Shots
O
Assets - AssetShotConnections - Shots
このように繋がれます。
接続エンティティは基本的には目視できませんが、
Adminメニュー「フィールド」ページからと、
Site Preferences から有効化した場合には、確認できます。
ここではプレイリストとバージョンの接続エンティティを有効化してみました。
といっても、このリスト単体で利用することはそんなにないと思います。
フィールドの追加もすでに紹介した「〇〇-SPECIFIC FIELDS」からできますし。
注意として、このエンティティは ノンプロジェクト なものなので、
プロジェクトでフィルタリングすることができません。
リンクされているエンティティタイプ(上図だと「プレイリスト」と「バージョン」)はノンプロジェクトではないことがほとんどなので、フィルタを考える場合はそれらを辿っていろいろ工夫できるのではと思います。
参考
接続エンティティについて、公式ドキュメントではこちらに書かれています。
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