【Google Cloud Next 25 in Las Vegas】エンジニア出張徹底ガイド　① 海外出張準備

0. お知らせ

株式会社 Hogetic Labは、2025年4月1日付で、同じく三井物産の100%子会社である株式会社Legolissと合併し、新会社名を株式会社MBKデジタルとして新体制での運営を開始することとなりました。

つきましては本テックブログも株式会社MBKデジタルのテックブログとしてリニューアルいたします。
今後も更新を継続しますので、引き続きご愛読いただけますと幸いです。

1. はじめに

株式会社 MBK デジタルの古畑です。
ラスベガスで開催された Google Cloud Next'25 に現地参加してきましたので、今回はその様子について共有させていただきます。

全部で1週間ほどの内容になるため、7記事に分けようと考えています。
本記事では海外出張準備について扱います。

1. 海外出張準備
2. 渡航・ホテル編
3. セッション1日目編
4. セッション2日目編
5. セッション3日目編
6. 帰国・おまけ編
7. まとめ・感想編

想定読者

• これから初めて海外カンファレンスに参加される方
• プライベートの旅行を含め、海外経験が少ない方

カンファレンスによく参加される方や旅慣れている方は、3記事目以降が Google Cloud Next '25 のまとめなのでスキップしてください。

筆者経歴

• 文系学部卒。前職でビジネス職として入社後、データアナリストに転向
• 業務内では主にBigQueryとLooker／Looker Studioを利用
• Google Cloud Partner Top Engineer 2025 受賞

筆者の前提情報

• 旅行経験
  • 国内旅行は大好きなものの、海外旅行経験は1回のみ
    • ハワイ旅行のため、英語もほとんど使わず日本語で通した
    • 海外旅行用のスーツケースは所持していた（購入直後にコロナ禍へ…）
• 英語力
  • 受験時代から大の苦手科目で、英語を中国語に差し替えて受験したことも
  • その後就職活動に合わせて猛勉強し、TOEIC で 820 点を獲得
  • 職業柄読み書きはそれなりなものの、会話としての話す聞くは自信も経験もなし

2. 出張・事前準備について

話のきっかけは、Google Cloud Partner Top Engineer 2025 を受賞させていただいたことでした。
受賞の景品として、最低でも $999 （約15万円）するイベントチケットが配布され、ダメ元で社長に直談判したところ、出張費用を会社に負担いただくことになりました。

Google Cloud Next 25 はアメリカのラスベガスで開催され、弊社からは私を含めて3人で現地参加する運びとなりました。
「海外出張でアメリカに行く」というワードを使う日が来るとは想像しておらず、内心不安もありましたが、日本とは違った空気感が味わえるのかなといった期待もありました。

今回、渡航するにあたって準備したものは下記の通りです。

【絶対必須（ないと渡航自体が困難なもの）】

• パスポート
  • 申請から1週間程度かかるため、申請はお早めに…
  • 期限切れ間近でないか、有効期限にも注意しましょう
• ESTA
  • 現在アメリカに入国するためにはESTAの取得が必須です
  • 仲介サイトを経由すると手数料が取られるため、公式サイトから申請しましょう
• 航空券（Eチケット控え）
  • オンラインチェックインに対応している航空会社も多いので、事前に調べておきましょう
  • 席の指定などをする場合、追加費用がかかる場合があるため気をつけましょう
• クレジットカード（できれば複数枚）
  • 不正利用された時に止めても困らないよう、2〜3枚用意しましょう
• 現金
  • チップで細かい現金を使うため、両替時に細かくするか、カジノで $100 札を崩しましょう
  • クレジットカード派でギャンブルをしない方の場合、$100 / 日もあれば充分です
• スマホ（充電器、モバイルバッテリー含む）
  • 現地での連絡先交換や税関へのアプリ申請など、スマホは必需品です
  • スマホが古くバッテリーが消耗している方はこの機会に買い替えても良いかもです
• 海外対応のWi-Fiルーターまたは現地SIMカード
  • 通信費を気にしない場合、スマホの海外ローミング設定でも可です
  • 実効速度や無くした時の補償料にも注意しましょう
• 海外旅行保険（出張用の保険証書、会社発行の保険の場合は控え）
• 現地情報（宿泊先ホテル、出張先住所、緊急連絡先のメモ）

【業務上必須（仕事で絶対使うもの）】

• パソコン（＋充電器、変換プラグ）
• 必要な書類（出張資料、プレゼン資料）
• 筆記用具・ノート（メモ帳）
• 名刺
  • カンファレンス内のイベントで提出を求められる場合があるため多めに

【生活上必須（ホテル滞在中に必要なもの）】

• 常備薬・処方薬（持病がある場合必須）
• 眼鏡・コンタクトレンズ
• 着替え（日数分＋予備1セット）
• スーツ・ビジネスウェア（靴やネクタイを含む）
• 下着、靴下（日数分＋予備1セット）
• 歯ブラシ（ホテルアメニティは最小限のため）
• シェーバー
• スリッパ
• 日焼け止め
• 腕時計（時差対策）

【その他（人によるもの）】

• 化粧品／保湿クリーム／リップクリーム
• サングラス
• 耳栓・アイマスク

3. 準備を通じて気がついたこと

ここまで、準備物をカテゴリ別にざっと挙げてきましたが、実際に準備していく中でいくつか「これは早めにやっておいてよかった」「これはもっと意識すべきだった」というポイントがありました。以下にまとめてみます。

パスポート・ESTAは早めに、確実に

出発ギリギリでの取得はトラブルのもとです。
特にESTAは一見オンラインでサクッと取れそうですが、公式サイトのURLを間違えて詐欺サイトにアクセスしてしまったという話もちらほら見受けられます。
ブラウザ上でesta.cbp.dhs.govのURLを直接打ち込むのが安心です。

また、パスポートは申請から受け取りまで意外と時間がかかる上、受け取りには必ず本人が行く必要があります。多忙な時期と重なると意外と厄介なので、余裕をもって動きましょう。

クレジットカードは“分散”が正義

クレジットカードは可能な限り複数枚持っていくことをお勧めします。
私は今回、メインカード・予備カード・海外専用カードの3枚体制で臨みました。

実際に同行者のメインカードが一時的に使えなかった場面がありましたが、他のカードでカバーできて事なきを得ていました。
紛失やスキミングのリスクも考えて、メインの財布と現地で持ち歩く財布を分けることもおすすめです。

ポケットWi-Fi vs 現地SIM vs ローミング

私は今回、ポケットWi-Fiを日本でレンタルして持っていきました。
理由としては、

• モバイルバッテリーを兼ねているタイプが存在する
• SIMの入れ替えなどの手間がない
• 現地到着後すぐに通信ができる

など、シンプルに「ラクだった」からです。
空港で受け取って、そのままスーツケースに入れておけば、到着した瞬間から使えるのが便利でした。

注意点としては、機種によっては速度が遅くなる時間帯があることと、紛失や故障時の補償オプションは入っておくと安心という点でしょうか。
ただ、特に大きな不便もなく快適に使えたので、個人的には今後もポケットWi-Fi派でいこうと思っています。

4. 次回予告：「渡航・ホテル編」へ続く

というわけで、今回は「海外出張に向けた準備」についてご紹介しました。
次回は実際の渡航日〜ホテルチェックインまでの流れや、現地で戸惑ったことなどをご紹介します。

特に空港で「これ知らないと詰むな…」と思ったポイントや、ホテル到着後のちょっとしたトラブルなど、これから同様の旅程を控えている方には参考になるかと思います。

それでは、次の記事でお会いしましょう！

5. 宣伝

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