BuriKaigi2025(Insider)
毎年恒例のBuriKaigiを今年も開催しました。
記念すべき10回目となるイベントだったのですが、通常運転でした。
昨年はっちゃけすぎたので、今年は基本に立ち戻った内容(※1)となっています。
イベントに関して
想定の2倍の参加者となりましたが、BuriKaigi2025を無事開催することができました。
寒さ極まるこの時期ですが、運営・当日スタッフ・スポンサー・スピーカー、
そして参加者皆さまのご協力で無事イベントを行うことができました、ありがとうございます。
(正直、1週間ずれていたらとんでもないことになっていたなと思います)
このイベントにはさまざまな背景や主旨があり、実は単純に美味しいものを食べようというテーマが背景ではなかったりします。
...という話を今回10周年としてLTで「The BuriKaigi」という資料を作っていたのですが、
準備時間と心の余裕がなくてSKIPしました。この話は一度どこかで話したい!と思って眠らせておきます。
スピーカーのみなさま
交通費等の支援が難しい中で、ご登壇いただき本当にありがとうございます!
毎年登壇してくださる方も今回初めての方も、それぞれ素晴らしいセッションを通じて、イベントを大いに盛り上げてくださいました。
スポンサーのみなさま
スポンサーになっても懇親会参加は先着順かつ有料という厳しい条件下に関わらず、快くご支援いただきありがとうございます。
オープニングでも話しましたが、BuriKaigiでは、スポンサーランクを出世魚のブリになぞらえ、成長段階に応じた名称(ブリ・ガンド・フクラギなど)を採用しています。
今回、ブリ・ガンド・フクラギの3ランクで、全16社にご支援いただきました(後援として県立大学様を含む)。
想定以上の参加者となりましたが、スポンサーの皆さまのご支援のおかげで、無事に運営できました。ご支援頂いた金額は、バスの手配や各種ノベルティの準備など様々な部分に活用させて頂いています。
当日スタッフのみなさま
直前までレイアウトや段取りの調整、当日しか準備できない制限、ギリギリの時間配分といった差し迫った状況の中、準備や当日の運営、最後の片付けまでやり切ることができたのは当日スタッフのご協力があってこそです。細かい指示を出せない状況で、各自の判断で動いていただき、大変助かりました。
最後に片付けを手伝ってくれた県立大学の学生の方にも、この場を借りてお礼を言わせてください。
参加者のみなさま
当日、富山まで来ていただきありがとうございます!
地方の無料イベントにも関わらず、9割以上の方が実際にご参加くださいました。
県外の方や初回参加の方が多く、とても嬉しい限りです。これをきっかけに富山(ひいては北陸)に興味を持っていただけると嬉しいです。
また、進行方向の誘導やセッションの入れ替えにご協力いただき、大変助かりました。
イベントの様子に関して
当日のセッション内容に関してはX(Twitter)のまとめサイトをご覧ください。
また、参加頂いた方がいくつかブログを書いて頂いています。
- Burikaigi2025で登壇させていただきました:生成AI時代のソースコード管理を考える
- BuriKaigi 2025に登壇させていただきました
- BuriKaigi 2025のLTでOSS Gateの活動を紹介してきました
- 北陸・富山でブリしゃぶを食べながら楽しくお勉強! #BuriKaigi 2025 参加レポ
- Burikaigi 2025 を振り返る
- BuriKaigi 2025で登壇&金沢オフィスでワーケーションしてきました!
-
BuriKaigi2025でドキドキライブコーディングした! #BuriKaigi
※適時更新中
CHANGELOG
中の人として今回のイベントに関して触れていきたいと思います。
ちなみに、今回いくつか実験的に新しい試みをおこなっています。
Call for Papers(CfP)による選定
昨年は「話したい人にできるだけ話してもらおう」という方針でしたが、今年は一枠をしっかり確保し、初めてCfPによる募集を行いました。
セッションの採択はコアメンバーが行いましたが、イベントの性質上、多様な分野に内容が渡っており、選考は非常に難しかったです。CfPを出す側からも『どんな内容にすればよいか分かりにくい』という声をいただいています。今後は選考基準やターゲット層をもう少し明確に提示できればと思います。
fortee.jpの利用
スポンサーの募集やCfP募集などを考慮してforteeを使ったのですが、試行錯誤しながらの利用となりました。一部人力で対応した部分もあったのでもう少し慣れが必要かなと思っています
プレスリリース(PRTIMES)
PRTIMESを通してプレスリリースを配信しました。BuriKaigiという認知度をもう少し広い枠に波及させたいとの意図があったのですが、うまく行ったかは分かりません。
それなりに地元活性化があるイベントだと信じているので、来年や記者クラブなどへアプローチもしてみるかもしれません。
ランチの販売
久しぶりに、県立大学の立地の都合と時間的な猶予を考慮して、当日お弁当販売をしました。
今回のお弁当は芝寿しさんから注文させていただいています。
多少在庫が出てしまったのですが、余らなくてホッとしています。
初登壇者向け枠の新設
テーマ全体が自由なため、参加しやすい面多いのですが、初めての方が参加しやすいように「初めて枠」を設置してみました。これに関しては登壇者や参加者のフィードバックを頂けたら嬉しいです。
セッション入れ替え&回遊魚スタイル
参加人数の振れ幅を120名前後、想定上限を150名程度で考えていたのですが、
気がつけば240という想定の倍の参加者になっていました。
その対策として色々検討した結果、会場の構造やブースへの動線を考慮して
セッションの完全入れ替え及び一方通行の回遊性を導入しました。
結果的には、皆さんのご協力のおかげで混乱なく進めることができました。
また、回遊性を持たせることでブースに人をより誘導できるようになったと思います。
Ask the Speaker
セッション入れ替えの都合上、セッション後のスピーカーと交流する場所が必要と考え、
交流スペースにAsk the Speakerエリアを設けました。
通常とは異なり、一人一人並ぶ形ではなくテーブルを囲う形で設定しています。
多くの方が集まっていたようですが、登壇者の皆さまからのフィードバックもぜひお聞きしたいと思っています。
ノベルティの配布
以前はステッカー程度だったのですが、今回は色々なノベルティを準備しました。
全然関係ないのですが自分の分を確保していないのが悔やまれます。。。
どっかに残ってないかな...。
前夜祭の実施
積雪が発生した場合のリスクや、イベントを前日から実施することを考慮し、関係者向けに前夜祭を実施しました。
前夜祭の満足感で、イベント終わった気になってしまう課題もありましたが...。
スピーカー同士がゆっくり会話できたり、前日移動することで交通のリスク軽減(※2)もあってとっても良い試みでした!
ドレスコードの作成
ドレスコードとして、@PharaohKJ がサプライズで法被と前掛けを準備してくれていました。ちなみにスタッフTシャツも今回配っています。
法被と前掛けのインパクトは絶大でした!IT系イベントでは珍しいスタイルかもしれませんが、BuriKaigiらしい雰囲気になったと思います。(長靴がチャームポイント)
メッセージボードの設置
今回メッセージボードを設置しました。
多くの方に書き込んでいただきありがとうございます!!
ブースの設営
スポンサー向けにブースを有料で提供させて頂きました。
最後に少しだけヒアリングをさせて頂いたのですが、
皆さん肯定的なご意見が多かったため来年以降も検討できればと思います(寒さ対策必須)
ブースの設営は一番気を遣っていて、
動線の確保や滞留しやすい配置など、さまざまな点を検討・議論した結果です。
最後に回遊制度を入れたことでより良い形になったと思っています。
ただ、学生向けブースとして設営されている方もいたので、
ターゲッティングや訴求をきちんとする必要があるなと痛感しています。
また、一部のスポンサーの荷物がとどいておらず別途対応が必要になりました。
この辺りは検品時に慎重な確認を心がけたいです。
写真スタッフの配置
スピーカーの写真やスポンサー、登壇者の写真の撮り漏れがしばしば発生していたので、今回は写真撮影部隊を編成しています。たくさんの写真を残すことができました。ありがとうございます!
イベントの運営に関して(主観)
私の役割は、イベント全体を主導・調整し、当日は準備や管理を担当することが主たるミッションです。
ホスト役としてホスピタリティを大切にすることを基本スタンスとしています。(メインがセッションであることを忘れずに。)
当日はいつもは自分で色々動いていますが、今回はスタッフの皆さんに指示を出し、お任せする形をとりました。自分が動いていたら、おそらく大混乱になっていたと思います。私の雑なお願いでもうまく対応してくださったスタッフの方々には、感謝の気持ちでいっぱいです。
また、参加者がここまで増えてくると当日までの運営メンバーの負担もかなり大きくなってきます。
みんなの善意で行っているイベントなので、今後どうしていくかは大きな課題です。この点については、ぶりかえりで話し合う予定です。
なお、会場下見も今回結構していて、ギリギリまで調整の繰り返しでした。
会場の都合上、最終決定が遅くなってしまい、ご迷惑をおかけしました。
懇親会(ぶりしゃぶ)に関して
懇親会のお酒は転職ドラフトさんからご提供いただきました。お酒の心配をしなくて良かったのでものすごく助かりました。ありがとうございます!
今回は、ブリの値段が高騰していたことや会場設営の都合もあり、有限ブリしゃぶの形になりました(※3)。正直、ブリを確保できるかが死活問題になるので前日まではヒヤヒヤものです。キッチン花水木さんには、毎回無茶を聞いていただきありがとうございます。素敵なケータリングをしてくれるので良ければ利用してあげてください!!
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最後に
運営メンバーは最後には疲労困憊でしたが、想定の倍という参加者をなんとか受け入れつつ無事開催できて良かったです。全体を通して見ると、良い面もありつつ、今後の課題も見えたように思えます。特にこの規模のイベントになってくると...。
このイベントは、素晴らしい運営メンバー、気軽に参加してくれるスピーカー、主体性を尊重してくれるスポンサー、そしてご賛同して協力頂く参加者の皆さんによって成り立っています。
これからも、都会にはない地方らしさを大切にしつつ、イベントを続けていければと思います。
今年一年無事始まりましたので、また来年皆様にお会いできることを楽しみにしています。
(余談)
- ぶりかえりは改めて
- 懇親会で出た日本酒の話も後ほど
- 精算に関しても別途(まだ終わってない..!)
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