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個人開発のスマホアプリをリリースして2年経ったのでまとめてみる

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自己紹介

こんにちは。
個人開発者としてスマートフォンアプリの開発などしているHALと申します。
会社ではWeb系のシステムエンジニアとしてAngular/Python/Strapiあたりを触ってますが、個人開発ではReact Nativeをメインにやっています。

1年前、こんな記事を書きました。

https://zenn.dev/hal1986/articles/891a2425d53b629b1777

さらに1年が経過し、個人開発アプリをリリースしてから2年が経過しましたので、今の状況をまとめておこうと思います。

何を作ったのか

「セワシタ?」と言うペットのお世話を管理するスマートフォンアプリを作っています。
iPhone/Androidの両方で使えて、データの共有もできる、ペットを飼っている家族で使ってもらうことを想定したアプリです。

https://apps.apple.com/jp/app/セワシタ-お世話を記録-共有できるアプリ/id1482524590

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.apps.hal.sewashita

ペットの管理アプリはいくつか出ているんですが、「お世話」を管理するためのアプリがないなぁと言うことで作りました。
実際、自分も猫を飼っていて、妻とお世話を分担しているんですが、「今日おしっこ何回した?」とか「寝る前のおやつあげたっけ?」とかわかんなくなるので、アプリに登録できるようにしよう、と言うことから作ったアプリです。

基本的には、毎日定時に実施するようなお世話を登録しておいて、時間が来るとアプリから通知がきます。
で、実施を登録すると家族の端末のデータも更新されて、お世話が終わっていることが分かる、みたいなものです。

またその後、定型メッセージをワンタップで送信できるアプリ(Fast Template)や、Twitterの下書き管理に特化したアプリ(ツイメモ)など、全部で8つのアプリをリリースしています。

https://apps.apple.com/jp/developer/haruya-nakamura/id1482524589

https://play.google.com/store/apps/developer?id=Haruya+Nakamura

利用者数の推移

まず、ダウンロード数から。

ダウンロード数は「セワシタ?」のiOS版が4.35K(10月1日時点)、Android版が142(9月29日時点)と、ほぼiOS版です。
これは去年もそうでしたが、iOS版については日々コンスタントにダウンロードがあるんですが、Android版は全く、と言う感じで、自然流入に関してはiOSが強いんだなぁと言う感じですね。
その他のアプリは、iOSで3.3K、Androidは20(!)です。
トータル7.7K程度のダウンロードがあったことになります。

さらに利用者数についても見れるようにしました。
トータルのダウンロードは4.5Kほどあるのに、Analyticsでのアクティブユーザー数は200〜270くらいです。
ダウンロードはしたものの、定着しなかった人がかなりいるということですね・・・。
ただ、ここ数ヶ月はコンスタントにアクティブユーザーが増えている(8月から9月で50ユーザーくらい増)ので、アプリの改善のおかげか定着率や向上しているようです。

定着率が向上してきているので、ダウンロード数を増やすことができれば、利用者数も増加するはずです。
次はダウンロード数を増やすための施策を打ちたいなと考えていて、プロモーションなどを検討しています。

収益の状況について

続いて収益の状況です。
現在収益方法としては以下2本立てで進めています。

  • Admob(2020/02〜)
  • サブスクリプション(2020/08〜)

広告(Admob)に関しては、昨年は月500〜600円前後でした。
今年はじわじわ伸びてきていて、9月に初めて1000円を超え、1180円の収益が上がりました。
利用者数の増加に合わせて増えてきているので、今後もじわじわ増えるかなとは思いますが、やはりダウンロード数の増加が必要ですね。

サブスクリプションに関しては4つのアプリで導入をしていますが、月額・年額合わせて23件の登録と3件のトライアル登録をしてもらっている状況です。
どんどん増えているという状況でもないですが、月に数件のトライアル申し込みと、その後の継続率も80%を超えているため、それなりに満足してもらえているのかなという状況です。
こちらもダウンロード数が増えて利用者数が増加すれば、登録数の伸びも良くなるものと思われます。
ちなみに、サブスクリプションで月2000円程度の売り上げが上がっています。

昨年は1年かけて2500円の売上に到達した、という状況でしたので、それから考えると月に広告+サブスクで3000円の売上が上がるようになったのは大進歩だと思っています。
毎年のAppleへのお布施(開発者ライセンス料)が賄えるようになったのでだいぶ嬉しいですね。

宣伝

ちなみに、収益化するための広告(Admob)と課金(RevenueCat)のReact Nativeでの実装方法についての本を書きました!
まぁ半年から1年くらいで元が取れると思われる値段なので、React Nativeで収益化考えてる人は良ければどうぞ!

https://zenn.dev/hal1986/books/react-native-monetize

経費について

続いて、経費についてです。
こちらは去年の時点ではほぼ0だったわけですが、流石に利用者数が増えたのでお金がかかるようになってきました。
とは言え、運用にかかる費用は月に150円程度で済んでいるので、やはり全然少なく済んでいます。
firebaseを選んでおいてよかったなと思います。

あとはRevenueCatやSentry、Algoliaを使用したりしていますが、これらはまだ無料枠内で済んでいます。
最近のこういったサービスは、無料枠が十分にあり、個人開発だと大体無料枠で収まるのが嬉しいですね。

2年経って見えてきたもの

去年も書いたことですが、改めて振り返ってみます。

  • そんな簡単にダウンロード数は増えない。けどバズると増える。
  • そんな簡単に収益は上がらない。けど地道にやれば伸びる
  • アプリは作って終わりではない。負債はちゃんと返済すべき。
  • 作るアプリは絞った方がいい。リリースしてしまうと潰せない。
  • 広告収入よりサブスクリプションがいい。でもサブスクリプションは責任が重い。

そんな簡単にダウンロード数は増えない。けどバズると増える。

ダウンロード数は、やっぱりなかなか増えませんでした。
何もしないと、ちょっとずつしか増えません。
けど、先日万バズしたら、一気にいつもの10倍のダウンロードがありました。

バズったのはたまたまでしたが、やはりただリリースしておいておくだけでなく、何か注目してもらえる方法を考える必要があるなと思いました。
またバズるのでも良いのですが、もう少し再現性の高い方法を考えてやっていきたいと思います。

そんな簡単に収益は上がらない。けど地道にやれば伸びる

去年も、「2年3年と続けていく覚悟です」と書きましたが、その気持ちは変わっていません。
大した金額ではないですが、広告収益は去年の倍になりました。
サブスクリプションも合わせると、6倍になってます。
利用者の定着率も上がってきてますので、まだまだ地道にやっていけば良い段階かなと思います。
欲を言えば、来年には10倍、100倍となっていて欲しいですが・・・。

アプリは作って終わりではない。負債は返済すべき。

最近特になのですが、セワシタ?のソースコードが汚くてやばいです。
このアプリが一番最初に作っているので、まだReact Nativeのお作法もよくわかっていなかったということもあり、スパゲティ化しています。
少しずつ、返済しようとはしているのですが、そこそこの規模になっていることもあり、手がつけられない部分もたくさんあります。

そのせいで、やはり機能追加がしづらかったり、バグが発生してしまったりすることがあります。
ちゃんと育てていく必要があるので、過去に書いたソースの負債はなるべくコンスタントに返済すべきだなと感じています。

作るアプリは絞った方がいい。リリースしてしまうと潰せない。

自分はこれまでに8つのアプリをリリースしました。
ただ、正直あまりメンテをする気が起きないアプリもいくつかあります。

ある程度完成しているので追加する機能等が無いものもあれば、単にモチベーションが保てないものもあります。
そういう時でも、バグの連絡が来ると直さないといけないです。

本当はメインのアプリの改修に時間を使いたいのに、別のアプリに時間を取られてしまう。
これが結構苦痛だし、個人開発者ではリソースが少ないので問題だなぁと感じています。

とはいえ、一度リリースしたアプリは、利用者がついています。
簡単にはアプリを潰してしまうことはできません。
(いや、気にせず潰しても良いんですが、僕の豆腐メンタルではできません・・・)

もうちょっと、思いつきで作るのではなく、「手離れの良さ」か「自分が欲しいアプリ」という視点で、ちゃんと検討すべきだったなと思います。

広告収入よりサブスクリプションがいい。でもサブスクリプションは責任が重い。

サブスクリプションは、コンスタントに毎月お金が入るので広告より断然良いです。
月100円でも、広告だとなかなか大変ですが、サブスクなら1人登録して貰えば良いです。
安定した収益を上げるなら、サブスクリプション導入は必要だなと感じています。

ただ、それと同時に、お金をもらっている以上、ちゃんとしたものにしないといけない、という責任を感じるようになりました。
広告収入だけなら、まぁ言うても無料だし、と思えたのが、そうもいかないわけです。
しかも、ユーザーさんもお金払ってるわけなので、目線がシビアです。
バグとかあるとすぐ連絡してきます。(連絡してくれるのは超優良ユーザーさんですが)

そうすると、お金をもらってる以上、対応も素早くしてあげたいとなります。
これが若干のプレッシャーになるなぁと感じています。
仕事ならまぁ当たり前なんですけど、個人開発で仕事以外の時間で開発をしていると、すぐに対応するのが難しかったりするので、悩みどころです。

そんなわけで、サブスクリプションは良いけど、導入できるかどうか、適切な価値を提供できるかどうかを検討してから導入すべきだなぁと感じています。

最後に

去年も1年の節目で振り返りをしましたが、今年も振り返ってみました。
去年の記事を読みながら書いたのですが、たかだか一年でもやはりまた違うものが見えてくるものだなぁと、自分でも面白かったです。
来年も、忘れなければ書こうと思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
今後個人開発を始めようかなと思っている人の参考になれば嬉しいです。
不明点などあれば、Twitterなどで聞いてください。

Discussion

こんばんは〜

自分もWebなのですが個人開発しているので、すごく気持ちがわかります!!

コードの負債の件や、個人開発のリソースの話など、体験ベースで書かれているので、すごく勉強になります。

ありがとうございます。🙇‍♂️

ありがとうございます!
自分も少しやってますが、Webの場合はさらに流入をどうすれば良いかが難しいですよね。
また来年には状況が変わって違うこと言っているかもしれませんがw、参考になったなら嬉しいです〜。

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