VPoE 室で「ドラッカー風エクササイズ」をやってみた話 チームの強みを言語化して見えたこと
はじめに
こんにちは!株式会社 Hacobu の VPoE 室に 10 月から join しました、スミです。
この記事では、VPoE 室で実施した「ドラッカー風エクササイズ」を通して、チームの強みや価値観を言語化し、AI 分析から見えた気づきをまとめました。
新しいメンバーの受け入れや、チーム理解を深めるきっかけづくりの参考になれば嬉しいです。
この記事では、次のようなテーマに触れています。
- ドラッカー風エクササイズってなんだ?
- チームのメンバーを理解する良い方法は?
- 新しいメンバーが増えたとき、どう受け入れたらいい?
ドラッカー風エクササイズとは
チームメンバーのスキルや得意な領域を明確にし、チーム全体が持っている力を把握するためのワークショップのことです。
今回期待する効果としては、各メンバーの価値観や得意・不得意を理解し、期待をすり合わせることが目的でした。
私たちは以下の項目について話し合いました
- 自分は何が得意か?
- 自分はどうやって成果を出すか?
- 自分が大切に思っている価値観は何か?
- 自分はどこ(環境・組織)に属すべきか?
- 自分は何を成し遂げたいか?
- メンバーに期待することは何か?
事前準備
何でも良いですが、話し合う項目についてどこかしらに記載できるように準備しておくとスムーズです。
今回は miro を利用して実施しました。
流れ
- 最初に 10 分など時間を決めて、各項目について書いてもらう
- (事前に書いてもらう形式でも良いかも)
- 各自書いた内容を共有していく
- 気になったところなどを質問していく
掘り下げのヒント
「強みを書いて」と言われても、なかなか出てこないこともあります。
そのため、各項目でどのような観点で考えればよいかを事前に用意しておくとスムーズに進むと思います。
参考までに、私たちが掘り下げのヒントとして用意していた内容は以下になります。
自分は何が得意か?
- 自分が自然にできてしまうこと
- 他人から「すごい」と言われること
- 学ぶスピードが速い分野
- 過去の成功体験に共通する要素
自分はどうやって成果を出すか?
- 一人で集中する方が成果が出やすいか?チームで議論する方が良いか?
- 計画を立てて動くタイプか?行動しながら調整するタイプか?
- 綿密な分析から入るか?アイデアから試してみるか?
- どんな環境や条件のときに最大限パフォーマンスを発揮できたか?
自分が大切に思う価値は何か?
- 仕事で何を優先したいか?
- 自分が「許せない」と強く感じることは何か?
- 「これをしていると誇りを感じる」と思えることは何か?
- 仕事と人生で一貫して大切にしたい基準は何か?
自分は何を成し遂げたいか?
- 自分が心からワクワクする挑戦は何か?
- 10 年後に「これをやり遂げた」と誇れることは何か?
- 社会や人にどう貢献したいか?
- 今の仕事を通じて実現できる大きなビジョンは何か?
やってみた感想
個人的には、価値観の棚卸しができたことや、苦手なことを共有するのがあまり得意ではなかったので、そういったことを話せたのは良かったです。
また、他メンバーに期待していることや、期待されていることを改めて知ることができたので、これからの私の仕事の取り組みにも活きてくると感じました。
自分がやっていこうと思っていたことと、期待されていることが一致しているのは嬉しかったです。
改めて、大事なことは言葉にしないと伝わらない!!
そういった場があるのは良いことだと改めて感じました。
やる上で重要なこと
やってみて感じたのは、自分のことを開示するので「安心の場」であることがとても重要だということです。
得意なことや不得意なこと、その人の価値観について共有する場なので、それについて良い・悪いと評価する必要はありません。
しっかりと、みんなが共有してくれたことを受け止めることが大事だと思います。
あまりドラッカー風エクササイズをやったことのないメンバーが多い場合は、開始前にグランドルールを作って認識を合わせるのが良いと思います。
グランドルールの例
- 発表してくれるメンバーに敬意をもとう
- 良い・悪いなどラベリングせずに受け止めよう
- 自分の安全を選択しよう
最後に
今回やった結果を AI にも分析してもらい、どんなチームなのかを客観的に振り返ってみました。
総評:「学びと成長を支えるチーム」
VPoE 室は、知を育てるチームです。
それぞれが独自の得意領域を持ちながら、他者の成長に喜びを感じ、知見を共有して組織の成熟を支えています。
特徴的なのは、個の強さとチーム志向が両立していること。
AI の分析では、チームとしてもう少し「スピード感」や「対外的な動き」の部分を伸ばせそう、という示唆もありました。
私自身もその点は意識していて、より行動量を増やし、外の人や情報に触れながら
チームに良い刺激を持ち帰れるようにしていきたいと思います。
チームとしての「学び・成長志向」は大きな強みであり、その土台の上に「推進力」と「外向きのエネルギー」が加わることで、さらにバランスの取れたチームに進化していけると感じています。
テクノロジー本部の「学びと成長を支えるチーム」として、これからも前向きに取り組んでいきます!
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