プロダクトマネージャー1年目の成長と挑戦 に参加してきた
PdM1年目の方々の体験談やベテランの方々のディスカッションから、非常に多くの学びを得ました!
この記事では、参加者みんなが頷いてた話ではなく、個人的に刺さった話を中心に書いてみます
Sansan株式会社 佐々木 寛也さんの話
「ロードマップとは Step Change を起こすための取り組み」
単なる機能改善では緩やかな成長しか達成できない
PdMは事業を一段上のステップに成長させる施策を考えなきゃいけない
これは 「プロダクトマネージャー組織」どうつくる?ここでしか聞けないPdM採用・育成・評価の話 で学んだ「PdMの仕事は利益の創出である」に通ずると感じました
PdMが機能ばっかり考えてたらダメで、事業として次の利益創出を狙ってかなきゃいけないんですよね
目先の課題解決にばかり奔走していると、同じステップから抜け出せてないことに気づかない
ロードマップなしに改善し続けたプロダクトは、あらぬ方向に膨らみそうで怖いな〜とも感じました
学び:ロードマップだいじ
株式会社ワンキャリア 武内 夢大さんの話
「KPI大幅達成した解決策も部分的な改善の積み重ねと検証」
就活者の情報登録フォームで「必須項目を増やせば入力率は上がる vs 必須項目が多いと入力完了率が下がる」の対立の中でバランスをとりつつKPI達成する必要があった
カナリアリリースを繰り返しながら最適解を模索した
難しい課題に取り組む時、あれこれ考えすぎて机上から離れられないことがあります
今回のお話で課題を分解してちょっとずつ潰していくのもアリなんだという発見がありました
部分的な改善の積み重ねも、高速で回せば銀の弾丸に見えそうです
学び:難しかったらちょっとずつ変える
株式会社ログラス 佐藤 悠さんの話
元エンジニアPdMの強みは仕様〜設計を全部一人で出来ること
でも一人で全部やりすぎるとデメリットがある
- 共有コストが非常に大きくなる(ビッグバン共有って言うらしい)
- 集合知を得にくい
- 自分が考えた機能に愛着が湧いて捨てづらくなる
私も現エンジニアでPdMを兼務しているため、仕様検討と同時に設計できることの強みは感じています
一方で、大きな課題でそれをやったら失敗したという体験談が面白かったです
思考過程で共有・壁打ちする、一人でやるのが最適なサイズを見極める あたりが大切とのこと
findでは大きな機能や構想は社員全員で話し合うことにしていますが、この取り組みはとても良いと改めて感じました
学び:実行を見据えて人を巻き込むのが大事
もう一つ刺さった話
「PdMの本分は課題を設定すること」
課題を解くことにかまけすぎてると課題設定する人がいなくなる
この話は大いに反省しました
佐藤さんの話にもありましたが、課題解決のフェーズは進捗感や達成感を得やすく楽しいんですよね
でもそればっかりやってると「次何すれば良いんだっけ?」になります
PdMは勝てる戦略・戦術を立ててロードマップをひくことが大事
課題を解く部分はデザイナーやエンジニアに移譲する
学び:PdMの本分は課題を設定すること(大事なので2回いう)
パネルディスカッション
Q:PdMやるならこれだけはやっとけ!を1つ教えてください
A ログラス浅越さん:実践に移すのが大事、失敗しないと身にしみない
A ワンキャリア二宮さん:経験値を増やす、食わず嫌いせずに、先入観を持たずに
A Sansan西場さん:ロジカルシンキング、ロジカルライティング
学び:ロジカルシンキングちゃんとやろう
最後に
懇親会では自分の悩みを真剣に聞いてもらえて、非常にありがたいアドバイスもたくさんもらえました
同じ職種で集まるイベントはこういうところが最高です
また、聞くだけじゃなく他の参加者の方に自分から語れることがあったことが嬉しかったです
PdMって本当面白いな〜
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