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【開催レポート】2025年度 社内AIコンテストを開催しました!

に公開

こんにちは!!ナウキャストのてらにっしー☆です!!
今年もFinatextグループ全体でのAI活用を推進すべく、昨年に引き続き2回目の実施となる社内AIコンテスト2025を開催しました!
なんと今年の参加者は108名!!!とんでもない熱量で開催することができました!!

開催概要

今年は【ビジネス部門】と【テクノロジー部門】の2部構成で、行いました。それぞれに対し、3つの大きな評価項目と4つの賞を用意し、それらに基づいてアイデアや発表内容を考えてもらいました。
今年の賞金は総額100万円!!さらに、実装や集中的なアイデア検討の支援を目的に、1人最大3万円の合宿支援も行いました!

ビジネス部門:アイデア作成・検証

AIを活用した新規価値創造/業務改善アプリケーションのアイデア作成と検証をテーマに、AI を活用した新規プロダクトの発案や、普段の業務において効率化・改善できるアプリケーションのアイデアを募集

テクノロジー部門:アイデア実装

AIを活用した新規価値創造/業務改善アプリケーションの AI 駆動開発をテーマに、AI を活用した新規プロダクトや業務効率化を図るアプリケーションの実装を募集
(実装テーマについては以下の基準に沿ったものを各チーム考案するか、またはテーマ例から選択としました。)

評価観点

部門 評価項目 評価内容
ビジネス部門 システム化の実現性 ・デモ等でAIが想定する出力を出すことが担保されているか(デモ実装は大幅加点!)
・必要なデータ等に容易にアクセスできるか(工数はどれくらいかかるか)
効率化対象の業務の課題 ・業務プロセスの中でどの部分がボトルネックなのか
・何故AIで解決するのか
提案システム/アプリによる効率化効果 ・作業時間の短縮
・期待できるユーザー満足度の向上具合
テクノロジー部門 開発したシステムのビジネス効果 ・生産性の向上や工数の削減が行われそうか
実装システムの品質・セキュリティ ・LLMを使うべき領域
・使うべきでない領域を意思をもって区別できているか
・LLMのアウトプットが本質的に予測困難であることを前提とした設計や実装になっているか
・取り扱うデータの性質に沿ったデータ保護策が考慮されているか
・特定のシステムとの過度な依存がないか / Finatextグループ内のシステムに疎結合に組み込みやすい設計
・実装になっているか
開発工程について ・AIによる開発支援をどれだけ活用したか

賞の一覧

  • 最優秀賞:それぞれの部門の評価基準で総合的に最も良いと判断されたチームに授与
  • 優秀賞:それぞれの部門の評価基準で総合的に最優秀の次に良いと判断された2チームに授与
  • AWS賞:AWSのサービスを活用したアイデア・構想となっており、AWSの方々の審査基準において総合的に良いと判断されたチームに授与(AWSグッズ)

当日の様子

予選会

ビジネス部門から合計 57名(全21チーム)、テクノロジー部門から合計 51名(全16チーム)に参加いただきました!!!
各部門で熱い戦いが繰り広げられ、ビジネス部門とテクノロジー部門それぞれから上位5チームが決勝へ進出が決定。

決勝戦

予選を勝ち抜いた10チームによる決勝戦

結果発表会

決勝戦での厳格な審査を踏まえ、全社のTownhallにて結果発表を行いました。

結果は以下のとおりです!!(各チームテックブログを書いていただいているので是非ご覧ください※順次公開予定)

最優秀賞
ビジネス部門:デザインの民
https://zenn.dev/finatext/articles/15d9582a625d0e
テクノロジー部門:チームLLM完全理解者ズ

優秀賞
ビジネス部門1:めかなかやま
https://zenn.dev/finatext/articles/b7ae09a2f77a36
ビジネス部門2:ロイホのパンケーキ食べたい
https://zenn.dev/finatext/articles/d5ba1571bedae6
テクノロジー部門1:チームクレジット
https://zenn.dev/finatext/articles/4d8a03e8807c44
テクノロジー部門2:チームコーラ中毒
https://zenn.dev/finatext/articles/certificate-ai-ocr

AWS賞
ビジネス部門:チーム虎穴
https://zenn.dev/finatext/articles/859978786a49a9
テクノロジー部門:チームコーラ中毒

最後に

今回、2回目となるAIコンテストは、昨年に比べてユースケースがより具体化され、ビジネス部門からもプロトタイプを伴う提案が登場するなど、全体的にレベルアップした内容となりました。
単に「AIをどう使うか」だけでなく、「AIにどのようなデータを入れるか」「データ設計をどう工夫するか」といった点にも、各チームの強いこだわりが表れていたのが、昨年度と比較した今年のコンテストの特徴でした。

どのチームも練りに練ったアイデアと熱意あふれるプレゼンテーションを披露してくれました。正直、どのチームが受賞してもおかしくないほど、非常に高いクオリティでの競演となりました。

なお、入賞チームは今回のアイデアを実運用に向けて、すでに各自開発を進めています。
来年度の開催にも、ぜひご期待ください!

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