便利だと思って使ってるやつ Advent calendar 2020.12
テーマ
僕が便利だと思って使っているやつを毎日1つ投稿する。
背景
- 普通の Advent calendar ハードルが高すぎて参加しづらい
- Twitterだと文字数制限があるので、気が乗った日にたくさん書きづらい
Qiitaにも登録しました。
Workona
「Workona」は、タブをグループ化して管理することができるChrome拡張機能です。
- 現在使っていないタブのグループは、タブバーから非表示
- ショートカットキーで他のグループにすぐ切り替えることができる
- 他のPCや他のChromium系ブラウザでこの拡張機能を入れれば、タブを同期できる
1日目
Notion
「Notion」を使えば、マークダウンっぽい形式でいろんな情報をまとめることができます。
なかでも、データベースを以下の形式を相互に変換することができるのが便利です。
- テーブル
- カンバン
- リスト
- カレンダー
- ガントチャート
- ギャラリー
たとえば私は、大学の単位の管理をNotionで行っています。
他にも
- 就活の記録
- 長期的な予算を決めるための家計簿
- 記事のアイデア
などなどNotionにはお世話になりっぱなしです。
たくさんの機能があるので、NorthSandさん提供の
Npedia -Notion情報局-を見るのが良いと思います。公式ヘルプの日本語版やテンプレートを見ることができます。
2日目🐢🐢
mmv
「mmv」は、複数のファイル名を$EDITOR
で設定しているエディタで編集し、反映させることができるコマンドラインツールです。
↑のREADME.mdのGIFがわかりやすいです。
編集したいファイルたちを「*」でまとめて指定できたり、普段使い慣れているエディタで編集できるのでめちゃくちゃ楽です。
3日目
Biscuit
「Biscuit」は、ウェブアプリの複数アカウントを別々のセッションで開くことができます。
- ウェブアプリを一元管理できる
- アプリごとにタブを整理できる
- 「仕事」や「プライベート」でグループ化できる
- メインブラウザとは別にするとタブの管理が楽
- GoogleDriveでは「共有しているフォルダ」ごとに管理できる
- グループや各アプリは自由に名前がつけられる
- アプリごとに通知をオンオフできる
- アプリやタブの切替は検索で切り替えられる
- リンク先が登録してる別アプリだと、そっちのタブで開くこともできる
- リンク先をデフォルトのブラウザで開く機能もある
そんなわけでめちゃくちゃ便利です。今Tweetを確認したら、僕は1年以上前から使っているようです。
こいつは常駐組です。
4日目
Any.do
「Any.do」は、リマインダーが便利なタスク管理アプリです。
※↑表示しているタスク名はあくまでも例
リマインダー時刻設定やスヌーズ機能の点から、PCからではなくスマホでアプリを入れて使っています。
他のタスクアプリと違って気に入っている点は、アプリを開かずにリマインダーのスヌーズを設定できることです。 具体的には、
通知が来て「スヌーズ」をタップすると……
下からどれくらい後にスヌーズしたいか聞かれる!
いつかは自分でTODOアプリ作ってみたい。
余談ですが、Any.doのこのページは前Twitterで言われてた日本語のLP云々の話に少し当てはまりそう
5日目
Tablacus Explorer
「Tablacus Explorer」は、Windowsで使えるタブ型ファイラーです。
複数のフォルダをタブで開くことができるのがめちゃくちゃ便利です。
- ポータブル(USBなどに入れてこのファイラーを持ち運べる)
- アドオンを入れて様々な機能を追加
アドオンを入れると、
- 見た目やショートカットキーをカスタマイズ
- クリップボードにある画像を「貼り付け」でファイルとして保存
- 画面を分割
などなど、多くの便利な機能が使えるようになります。
Windowsを使っている全生物に使ってほしいです。
6日目
Slackmojis
「Slackmojis」では、Slackで使える多くのカスタム絵文字が配布されています。
キャラクターの絵文字だけではなく、SNSやプログラミング言語のロゴも結構あります。
僕が好きなのは「Blob Cats」という猫?の絵文字です。
自分で絵文字を作るのが面倒だったり、センスが無かったり、、、。なので、Slackmojis のような配布サイトに頼りがちです。
「カスタム絵文字がどれくらい追加されているか、どれくらい使われているか」でワークスペースの雰囲気はかなり変わると僕は思っています。
7日目
Google ドキュメント の提案モードと共有
「Google ドキュメント」の同時編集・提案モード・共有は便利です。
同時編集は実際に使って確かめてください。
↑の画像は提案モードです。
提案モードでは、「だれが」「どこを」「どのように」といった修正指示がわかりやすいです。
編集権限はもちろん、コメントのみ、閲覧のみのリンクを生成して共有することができます。 アカウントごとに権限を設定できるのも便利です。
オンラインで複数人の作業をするとき、チャットやホワイトボード機能等で足りるのであれば必要ないですが、文字情報、画像情報を議事録っぽくして共同編集したい場合はGoogle ドキュメントを使うと便利です。
8日目
Vimium
「Vimium」を使えば、ブラウザの大部分の操作をキーボードを離れず高速に行うことができます。Chrome拡張機能です。
たとえば、リンク遷移もキーボードのみでやりやすくなります。
「f」を入力すると
- 画面内のリンクにラベルが表示される
- 飛びたいラベルに書かれているアルファベットを入力
- リンクに飛べる
↑のGIFの例では、「fad」と3タイプでリンク遷移をしています。
「>>」を入力すると、「next,more,newer,>,›,→,»,≫,>>,次へ」等の次のページのリンクを探して遷移。
「j」を入力すると下にスクロール
「k」を入力すると上にスクロール
などなど他にもいっぱいあります。「?」を押すとキーバインドの一覧が出てきます。
全部説明するのは大変なのでとにかく使ってほしいです。最初は慣れていないため覚えるのは大変かもしれませんが、1週間も経てばVimiumなしでは生きていけなくなります(なりました)。
任意のページでのオフ設定やキーバーインドの変更もできます。カスタマイズした内容はjsonファイルとして保存可能です。
Vim使ってない人でもぜひ入れてほしい。
9日目
検索エンジンをカスタマイズしてできること
検索エンジンを追加すれば、アドレスバーから様々な検索ができます。
以下は、アドレスバーからTwitterで「zenn」と検索する例です。
上記のようにアドレスバーに
- キーワード(例の「t」)
- スペース(またはタブ)
- 検索ワード(例の「zenn」)
- エンター
を入力するだけで任意の検索エンジンで検索できます。
例
- GitHub
https://github.com/search?q=%s&type=Code&utf8=✓
- 今見ているサイト内で検索
javascript:location='http://www.google.com/search?q=site:'+escape(location.hostname)+'+%s'
- ブラウザ閲覧履歴
chrome://history/?q=%s
- フォーカスをアドレスバーからページへ戻す
javascript:
- 今見ているページのタイトルとURLをマークダウンのリンク形式で取得
javascript:prompt('Title%20+%20URL','['+document.title+']('+location.href+')')();
他の例や設定方法は以下の記事に書きました。
10日目
Quick Custom Gsearch
「Quick Custom Gsearch」を使えば、検索結果の期間・言語指定がワンクリックでできるようなります。
本来であれば、「ツール>期間指定なし>1年以内」というように3回クリックしなければいけないところを、「Past 1 Year」の1クリックだけで済むようになります。
期間指定や言語指定よくするので、重宝しています。
11日目
ScreenToGif
「ScreenToGif」を使えば、PC画面を録画し、キーボード操作を表示してGIFやmp4を出力できます。
フレームの削除も簡単です。
マウスカーソルを目立たせたり、キーボード操作を表示することができます。
↓ScreenToGifを使用して作ったGIFの例
他にも、キャプションや簡単な図形を追加することもできます。使い方等をサイトで見ること無く操作できてわかりやすいです。
撮り直したけどさっきのほうがいい!という場合や間違えて保存せずに終了しても、数日間は「最近のプロジェクト」から開けるようになっているので安心です。
ScreenToGifはWindowsでしか使えないようですが、この手のツールは記事やGitHubのREADMEなどを書くときに便利なので、ぜひ自分にあったものを探して入れてみてください。
12日目
Vivaldi
「Vivaldi」は、細かいところまでカスタマイズ可能なChromium系ブラウザです。
↑のGoogle Keepが表示されているのが「パネル」の領域です。パネルでは、
- ブックマーク
- 履歴
- ウィンドウ&タブ
- ダウンロード
- メモ
の表示のほか、↑の画像のように指定したサイトを追加可能です。Twitterなりカレンダーなり翻訳サイトなり、ウェブサイト閲覧時に同時に開いておきたいページを表示できます。
パネルのカスタマイズは、Twitterで「vivaldi パネル」と検索すれば、面白い例がたくさん出てきます。
他にも
- 画面分割で複数のタブを1画面に表示可能
- 縦タブ可能
- Chromiumなので、ほとんどのChrome拡張機能を使用可能
- クイックコマンド(コマンドパレットのようなもの)
- 外観のカスタマイズ
- ショートカットキーのカスタマイズ
- マウスジェスチャのカスタマイズ
などなど。
良い点がありすぎて逆に何を書けばいいかわからないです。カスタマイズできる箇所の多さに驚いてしまいます。
「今使ってるブラウザでも十分なんだよな~」という方も、サブブラウザとして使うと楽しいと思います。僕は「Chrome」+「Vivaldi」+「Biscuit」の3つを使い分けてます。
13日目
Google Colaboratory
「Google Colaboratory」は、環境構築不要でブラウザでPythonを動かせるサービスです。
GPUを使えるのが強みです。
Jupyter notebook なので、マークダウンとコードを混在できます。
Pythonだけではなくて、cd
やls
、wget
等のコマンドを実行することもできます。
僕は、wgetでデータセットを取ってきたり、Google Driveにあるデータセットの圧縮ファイルをColab内で解凍して画像処理等をしています。
pip install をしなくてもかなりのライブラリが入っています。逆に言えば、自分でpip installしたものが依存しているライブラリのバージョンには気をつける必要があります。僕はMask R-CNNを動かすときに苦労しました。
まずは、公式が出しているnotebookColaboratory へようこそ - Colaboratoryを読んでみてください。
14日目
Sumatra PDF
「Sumatra PDF」は、ファイル更新時に自動読み込みできるPDFビュワーです。(Windowsのみ)
「j」で下、「k」で上、「N」で次のページ、「P」で前のページへ移動できます。 他にもいくつかのショートカットキーがあります。
読み込んでいるファイルが更新されたときに、自動で再読み込みがされます。シンプルですが、LaTeX等で出力したPDFを確認するときに便利です。
16日目
Link to Text Fragment
「Link to Text Fragment」は、ページ内の任意のテキスト部分へのリンクを生成できるChrome拡張機能です。
例えば、このスクラップの「今見ているページのタイトルとURLをマークダウンのリンク形式で取得」という文章へのリンクは以下です。
https://zenn.dev/eetann/articles/2020-12-09-custom-search-engine#:~:text=今見ているページのタイトルとURLをマークダウンのリンク形式で取得
最初の画像のように、リンクをクリックすると移動&ハイライトされます。
構成は、「ページのURL」+「#:~:text=任意のテキスト」です。
後者の部分は、Text URL Fragmentsという機能によるもので、「Link to Text Fragment」はそのリンク作成を助けてくれるわけです。
Link to Text Fragmentでは、文字列を選択して右クリックから「Copy Link to Selected Text」をクリックするだけです。
Chrome、VivaldiやEdge等のChromium系のブラウザ以外では、「#:~:text=任意のテキスト」の部分が無視されるので、URLを共有する際には注意です。
17日目
lazygit
「lazygit」は、操作方法がわかりやすいGitのTUIです。
画面構成は以下のような感じです。「Files」や「Local Branches」などのパネルに分かれています。
一番下に操作の一部表示されています。
また、「x」を押せば、今いるパネルで行える操作に対応するキーバインドが表示されるのでわかりやすいです。
コミットメッセージをVim等のエディタで書くことも可能です。
Gitのコマンドを覚えられない人は、lazygitに限らずTUIやエディタのプラグインを使ってみると生産性が上がるでしょう。
18日目
Mouse Dictionary
「Mouse Dictionary」は、カーソルを合わせるだけで英単語の意味が表示されるChrome拡張機能です。
意味が表示される位置は変更可能です。
ただカーソル合わせるだけなので英文読むときに重宝します。
↓で作者がカスタマイズやKaggle等のiframe内で使う場合の説明をしています。
19日目
z
「z」を使えば、どのディレクトリからでも数文字タイプするだけで移動できます。
上の例では、z zenn
だけで"~/zenn-docs"に移動しています。
一度移動したディレクトリであれば、カレントディレクトリ関係なく移動できます。ディレクトリ名は一部入力すればOKなので楽です。
fzfと組み合わせるのも便利です。
20日目
ghq
「ghq」を使えば、レポジトリ管理・移動が楽になります。
ghq get hoge
でレポジトリ指定箇所にクローンできます。
「レポジトリを一箇所に集めて何がしたいんだ!デスゲームでも始めるのか!」と思うかもしれません。
上の画像のように、fzfと組み合わせると移動が便利です(画像ではレポジトリ3つなので微妙ですが)。
レポジトリの移動は20日目に紹介した「z」を使ってもいいんですが、同じ名前、似たような名前のレポジトリだとghqの管理下にあったほうが移動が楽です。
メンテナによるハンドブックもあるようです。
21日目
Fit Win
「Fit Win」を使えば、ウィンドウのレイアウトを素早く変更できます。
アイコンをレイアウトエディタまたはテンプレートにドラッグ&ドロップすることで、ウィンドウを指定の位置・サイズに変更できます。
また、キーボードのみで操作することも可能です。むしろ、キーボードのみで操作するとめちゃくちゃ効率が上がります。Vimiumのf
みたいな Hit a Hint です。
↓操作フロー
- (別のモニターが指定されていたら)モニターの指定(画像右上)
- (別のウィンドウが指定されていたら)ウィンドウの指定(画像右中央)
- レイアウトテンプレートの指定
モニター間でのウィンドウ移動も素早く行えるので超便利です(もちろんモニターなしでも十分便利)。
テンプレートの追加も可能です。
Windows専用です。
22日目
Octotree
「Octotree」を使えば、GitHubでファイルをツリー表示できます。
いろんな階層を行ったり来たりしなくてすみます。サイドに固定の表示ができるので使いやすいです。
GitHubのライトモード/ダークモードに対応しています。
23日目
AutoHotkey
「AutoHotkey」を使えば、Windowsのキーボード操作をスクリプトでカスタマイズできます。
↑の画像は、タスクトレイのやつです(スクリプトとキーボード操作の書き換えなのでスクリーンレコードでは示しづらい……)。
以下はAutoHotkeyの日本語のWikiです。
おすすめの設定やスクリプト等を書くのには記事のほうが適しているので、詳しくは↓
24日目
Mr.Sagasu
「Mr.Sagasu」を使えば、アドレスバーから簡単にブックマークを開けます。
Chromeであればアドレスバーの候補欄に一部のブックマークは表示されますが、他の候補も表示されますので、ブックマークのみを絞り込むことはできません。Mr.Sagasuを入れると、「b」+「スペース(またはタブキー)」+「ブックマーク名数文字」を入力するだけで絞り込めます。
GIFの例では、「github eetann/dotfiles」という名前のブックマークを検索するために、「et」とだけ打って絞り込んでいます。
URL直打ちだけだと覚えきれないので、ブックマークも利用したほうが楽で、そこにMr.Sagasuが加わると、アドレスバー生活が快適になります(検索エンジンをカスタマイズすると更に快適)。
以下、以前書いた記事とレポジトリです。
25日目
🎄🎄🎄🎄🎄🎄🎄🎄🎄🎄🎄🎄🎄🎄🎄🎄🎄🎄🎄🎄🎄
↓紹介しきれなかったものを含め、振り返り記事を書きました!
いくつか落とさせて頂きました!
めっちゃ参考になったーありがとうございます!
tak_iさん
ご覧下さりありがとうございます!
25日目&振り返り記事も書いたのでこちらもぜひ!