エージェントさん経由で、真面目にカジュアル面談受けてみたので、その感想
いわゆる「カジュアル面談」を受けた、という感想文その2。
自分の業界経験や、転職希望度合い等パラメータが異なるとあまり役立たないかもしれないので、以下を参照。でも似たような事を考える開発者の参考になると嬉しい。
筆者スペック
- 2003年に新卒未経験で「ベンチャー」的企業に入社。顧客は大企業。
- パッケージソフトの開発、保守。途中で海外赴任したり、産休とったり育休とったり、のらりくらり生き延びてる。
- 最近になってようやく、わりとQiitaに雑記を書いている。会社の資産と言うより自分の資産を作りたい気持ちからかもしれない。転職意思はそれほどでもだが、色々手は動かしていたいし、世の中をみていたい。意欲はある。今回はどちらかというと自分の今やりたい仕事をどう進めるのが良いのかどうできるのか考えたくて人と話したく申し込んだ。
感想
なぜ受けようと思ったか
前回「お誘いいただき」で一度受けてみてとても楽しかった、というと語彙力のない表現だが、情報交換の場として非常に勉強になった。会社外の人からアドバイスを受けられる機会があるってお得ですよね。
Twitter経由でお誘いいただき、初めてカジュアル面談受けてみたので、その感想
普段話す開発者とは別のドメイン、ビジネスと関わる開発者の話を聞いて刺激を受けたい。あと今回は割と自分の今の仕事に思い悩みがあったかも。このままここに居ていいんだろうか、いやそんな訳はない。等。
「壁打ち」と言う言葉はよくわからないが、ラバーダックのように声をかけるだけでも思考が整理されることはあるのだから、人間と話したら余計その効果は大きいだろう、それを期待したところがある。
心配だったこと
現在の会社のとてもいいところ。以下は間違いない
- 制度(フルリモート、フルフレックス)。
- その制度が機能している文化と、人間関係。
- 現状の製品に足りない部分がわかる
- 現状の課題を根本解決する新機能を考えることができる
- 新機能をリリースする圧倒的なモチベーションが得られる
新機能をなんとしてもリリースして課題を解決しなければならない という動機が、保守だからこそ、得られる。
一方で結構不満も大きい。矛盾に聞こえるがこれは正直に不満、「自分にとっては」もう旨味がないという意味だ。もっと勉強したい症候群...
上とのトレードオフを補って余りある魅力的な仕事がもし簡単に転がっているなら(あるいは休職して勉強したい気すらある)それはそういうチャレンジのタイミングだろう、それがど正直な気持ちである。
こういうのに感化されやすい私
そんなことは杞憂で、結果、良かったこと
今回はたまたまそんなモヤモヤマインドの私のところに声をかけてくださった非常に良いタイミングのエージェントさんが居た。タイミングは大事である。エージェントさんにも感謝だ。
どういう準備をしたことが良かったか
聞きたいこと、知りたいことの準備。予習。当然会社の知識とか、公開されている情報を読む。
- 会社のサイト。
- その会社の人などのTwitter。Techblog
話している時に意識したこと
というより前もって色々調べて勉強になったのが良かったかなあ。
色々今の会社と比較しながら聞いていました。全体的に人数規模は今より小さいのに半歩ぐらい進んでるなあ!なんて思った。こんな補助制度弊社にもほしいぞ、等も。
- Mission
- Vision
- Values
- 組織、エンジニアの規模
- 製品、どういう分野か。攻めの領域か。
- 会社、オフィス
- キャリア
- マネジメントライン
- プロフェッショナルライン
- テクニカルリード
- チーフアーキテクト
- CTO
- 評価
- 補助制度
- ハードウェア購入
- ソフトウェア購入
- 本
- 定期発行雑誌
- スマホ購入
- 勉強会参加
- 社内懇親会代 etc
- テックブログ
- テックブログは~~~役に立つな~~~~!!!
- プロダクトの開発サイクル
- 規模
- バックログとかで優先度決めて
- 設計、アーキテクチャをみる部隊が居て
- 実装フェーズ 2人以上からOK貰ってコミット
- PMレビューとか挟んで
- Confluenceつかって、WBS管理
- PdMの方が決めていく
- 開発運用保守みんなやる
- 障害、カスタマーサポートもやる
- Slack Kibanaでログ見る
- Redmine
- 出社時間、出社頻度
- 雑談チャンネルとかZoom雑談とか
- 組織デザインチーム
- 採用
- 育成評価周り
- お仕事外のふんいき
- 意志と意図は大事
- 熱量
- 割とオープン
- 「壁打ち」
などなどがキーワード。「エンゲージメント」というやつはどう活用するのか調べてみる気になった。あとちょっとしたツールの名前聞いたり。
Gantter: https://www.gantter.com/
もちろん感想は「良い会社だなあ」(語彙力)。ともかく話したあとというのはスッキリする。
参考にした記事等
「なんでカジュアル面談受けてるのか」
それは仕事で扱うものである以上,
自分で体験できるのであればそれはやっておいて損はないと思って受けていた.
転職するかどうかにかかわらず,エンジニアが出てきて面談してくれるのは結構楽しい.
組織でも技術でも困っていることは聞けるし,何をどういう仕組みで作っているかも聞けるそういう職場的な事情以外でも,そもそも個人として転職するときの参考としても役に立つ.
転職するときは,そりゃー真面目に応募もするし面談もするのだが,
そういう行動をする前に知っているというのは大事だ.そもそも一度話したことがある人が組織内部にいるのといないのでは,応募時の心理的ハードルが全然違うし, 「ここはこういうことやってて,この辺が困ってそう」というのがわかるだけで,応募時に何を話せば刺さるのかが把握しやすい.
また,運がいいとカジュアル面談した人と,その後もカンファレンス等であったりして付き合いが続くことがある.こうなればもはやそれはスカウトからの転職ではなくリファラル採用になるのだ
まとめ
前回のカジュアル面談の機会と同様、この業界というのは人材それ自体が大きなエコシステムと感じる...
色々悩んだときに相談や、自分の思考を検証してもらえる相手がいるというのは感謝だなあ。もちろん業界を盛り上げることにつながったら幸せな出会いであるに違いない、会社など小さな枠だと思った。
補足
一体、何でこれをZennに書いているのか。Qiitaって記事書くと、Organizationに属しているものだから、なんだか会社のロゴが丸見えですね。弊社よ、この文章はアナタのために書いているのではない。あくまでニュートラルに、現・弊社とも、面談してくださった各位とも尊重したく、Zennにしておきました。この記事弊社人事にも読んでもらうけど。
以上、感想文ですが、どなたかの参考になればさいわいです。
Discussion
こんばんは〜
エンジニアのキャリアに関して、悩んでいる方も多いと思うので、気軽に話せるカジュアル面談は素晴らしいですね!!
具体的にどんな準備をして、どんな心持ちで臨んでいるのか、垣間見えてすごく楽しく読めました。
多くの方に読まれると良いな〜
ありがとうございます。🙇♂️