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SnowPro Advanced: Architect(ARA-C01) 合格体験記 ~悲劇を乗り越えて~

2024/11/24に公開

前置き

こんにちは。さすらいのデータエンジニアのこみぃです。

さて、わざわざこの記事を読んでいる方はご存じの方が多いと思うのですが、Snowflakeには公認資格があります。その名もSnowPro。
https://www.snowflake.com/ja/resources/learn/certifications/

資格試験の勉強は知識を体系的に学ぶのにいい感じなことがありますので、お仕事でSnowflakeを使っている間は毎年一つくらいずつチャレンジしようかなと思っています。

そんなわけで、昨年はSnowProCoreを取得していました。その時の合格体験記がこちら。
https://zenn.dev/dataheroes/articles/6185e25d732a76

今年はその上位資格であるSnowPro Advancedの一つであるArchitectに挑戦し、先日無事に成功したので、本日はそんな話をしましょう。
https://x.com/kommy_jp/status/1860205025517273203?t=bvr87bYv4b-O3GorXzu8GA&s=19

SnowPro Advanced: Architect

SnowPro Advanced: Architectとは

SnowProは基礎編であるCoreの先にAdvancedという5つに専門分化した上級資格があります。
https://learn.snowflake.com/en/certifications/snowpro-adv-jpn/

受験にSnowProCoreを取得済みであることが条件ですが、Advancedを取得するとCoreの有効期限も延長されるので、Coreの維持の面でもいい感じになります。

Advancedの中でArchitectはSnowflakeを使ったシステム設計者向けです。特定のケースに合わせて最適な設計を考えたり、発生している問題への解決策を問われるような問題が多いのですが、各種機能の詳細についても問題もあります。

Coreが基礎的な資格だったのに対してArchitectは延長的な面があるのと、Advancedの試験の中で唯一日本語で受験が可能なので、Advancedの中では一番ハードルが低い印象です。

特に注目のトピック

全体的な雑感として、以下あたりのトピックが特に問題数が多かったので集中的に勉強しておくと良いと思います。

  • マテリアライズド・ビューの利用シーンと最適化
  • Snowpipeの利用シーンと最適化
  • Kafka Connector
  • ケースごとのシェアリングとレプリケーションの使い分け
  • セキュリティや法令を遵守したベストプラクティス

実際に企業でデータエンジニアとしてデータ基盤の設計を行う際に使えそうな知識であり、やっていて楽しく学ばせていただいていました。

具体的にどういう問題が出るの?

どういう問題が出るのかわかったほうがとっつきやすい方もいると思いますので、それっぽいサンプルなど書いておきます。
※問題文そのままではありません。雰囲気だけ察してください。

例えばこういう感じで割とストレートに知識を問う問題もあれば

以下のうちKafka Connectorを使う場合にサポートされているファイル形式はどれ?(複数選択)

こういう感じのケーススタディな問題が出たりします

ある会社AはAWSの東京リージョンを使っていて、パートナーである会社B(AWSのUS-WEST-1を使っている)にデータを提供する必要があります。どのようにすればよいですか?(一つ選択)

SnowProがあるとちょっとした嬉しみあり

SnowProを取得していると、SummitやWorld Tourといったイベントで特典がもらえます。

先日のWorld Tourでは私はCoreの特典としてTシャツをもらったのですが、Advancedを持っている知人が隣でパーカーをもらっていたので、Advancedになるとさらに特典という感じですね。

また、特典以外にもSnowPro取得者のみが使えるラウンジが使えたりなどいろいろ嬉しいこともあります。

今回の勉強方法

今回は準備期間はだいたい1ヶ月くらいでした。とはいえバタバタしてて実際に集中的に勉強できた期間はもう少し短いですが。
具体的にどんなことをやったかなど書いていきます。

公式ドキュメントを読む

勉強方法としてはまずは公式のシラバスを読むのですが、シラバスには「こういう内容だよ」みたいなのは書いてあるものの、具体的にどの機能の話をしているのかなどが書いていません。

しかし、世の中には偉人がいて、シラバスのどれが公式ドキュメントのどれかを対応表を作ってくれている神がいます。なので大いに参考にさせていただきました。
https://blog.truestar.co.jp/snowflake/20240308/58777/

悲しき現実

公式ドキュメントを読み込んだだけでは具体的にどんな問題が出るかはわかりにくいと思います。なので、問題集を解くのがいい感じです。
問題集を解きながら、解くために必要な知識を公式ドキュメントを漁って調べ、たまに自分の環境で作るというのが主な勉強法になるかと思います。

そして、過去のいろいろな方の合格体験記を見ていると、かなりすごい問題集があるとの噂でした。さっそく入手しようとUdemyに行くと

!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
?????????????????????????????????????????????????

ま、まあ問題集は他にもあるし!!!

現実と向き合って問題集を解く

そんなわけで、すごいと噂の問題集は諦めて、存在する問題集を解くことにしましょう。今回解いた問題集と、実際に試験を受けた結果からひっそりレビューしておきます

1つ目

https://www.udemy.com/course/snowflake-snowpro-architect-certification-exam-questions/

試験を受けた感じでこの問題集が一番実際の問題に近かったです。解答解説にも対応する公式ドキュメントが載っているので勉強の目的にも非常に合っています。
一番のおすすめなので、いくつも買うお金がない場合にはこの問題集を買うのがいいでしょう。とりあえずこれ買っておけばまあ安泰です。

2つ目

https://www.udemy.com/course/snowflake-snowpro-advanced-architect-exams/

やや微妙な問題も多いのですが、ケーススタディの問題集としてまあまあいい感じかなと思います。補助の問題集としては悪くないです。

3つ目

https://www.udemy.com/course/snowflake-snowpro-advanced-data-architect-practice-exam-2024/?couponCode=BFCPSALE24JP

問題に出てくる機能がだいたい全部Azureという謎にAzure推しの問題集です。問題が重複していたりと問題集としても正直やや微妙でした。
ただ、Azureのケーススタディとしては悪くないので、会社で使っているSnowflakeアカウントがAzureの方は勉強目的で解いてみてもいいかもしれません。

当日のTips

私は試験で点を取るのはまあまあうまい自信がありますので、当日心がけていることも書いておこうと思います。参考になると幸いです。

前日はちゃんと寝る

当日といいつつ前日ですが、ちゃんと寝ましょう。結構大切です。

試験会場には30分以上前にはつくようにする

試験において一番やってはいけないのは「慌てること」です。そして慌てる最初の要因は「試験会場にギリギリについてしまうこと」だったりします。

ピアソンVUEの試験は早く着いたらその分はやく始めることができますので、早く着いても時間は無駄になりません。なので早く行きましょう。

試験が始まったら最初の5問は1問ごとに深呼吸

試験において慌てる2つ目の要因は「最初数問で結構緊張する」です。なので最初は1問ごとに深呼吸してから次に進みましょう。

わからない問題はフラグを付けて飛ばしてまずは最後まで解く

一つの問題でハマってしまって時間が少なくなると、人間は慌てます。慌てる要因3つ目で、こいつが多分いちばん厄介です。最後まで解けなかったなどとなったら目も当てられません。

わからない問題があったらフラグを付けて飛ばし、まずは65問目までたどり着いてからあとでじっくり解きましょう。

65問に対して120分くらいあるので、時間は割と十分にあります。慌てない慌てない。

おすすめの解き方

個人的におすすめの解き方は以下の順番です。これを頭にいれておくと時間配分で慌てないかなと思います。

  • まずはわからない問題はフラグを付けて飛ばしながら最後まで解く
  • フラグを付けた問題を解き直し、もう解答を変えない決意ができたらフラグを消す
  • もう一週する
  • 最後に時間が余ったら最初から見直してクリックミスなどしてないかチェックする

本日のまとめ

そんなわけで本日のまとめはこんな感じでしょうか。

みんなもSnowPro取ろう

結びの言葉

そんなわけで、私の体験がこれから受験する皆様の参考になりますと幸いです。
もっと詳しいことが知りたいなどありましたら、ご気軽にコミュニティのSlackやX(Twitter)でお声掛けください。

本日はこのあたりで。
それじゃあ、バイバイ!

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