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データスチュワードシップ輪読会のすゝめ

2025/01/21に公開

前置き

こんにちは。さすらいのデータエンジニア、こみぃです。

昨年末からSnowflakeコミュニティで始まったデータスチュワードシップ輪読会という輪読会で先日担当回を終えてきましたので、本日はそんなお話です。

データスチュワードシップ

データスチュワードシップはデータマネジメントに欠かせないデータスチュワードたちが社内でどのような立ち位置で、どんな組織構造で業務にあたるべきかを書かれている書籍です。
https://amzn.to/4hf6ar3

要するにデータマネジメントを組織で導入していくためのノウハウですね。

輪読会

輪読会の始まり

Snowflakeのユーザーコミュニティにはデタマネ会というデータマネジメントについて語り合う分科会があり、このデータスチュワードシップという書籍は注目の書籍でした。

さらっと見た感じで良著という結論に達したので、みんなで集まって輪読会が行われることになったわけですね。

輪読会の現在

輪読会は各回で一章ずつ進んでいき(6-7章は前後半で分割ですが)、現在は第四回までが終了しています。
すでに4章まで終わってしまっていたら今から参加するのは、、、という皆様もご安心ください。これまでの担当者の資料があります。
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1UzCfSzgIPbA3QthuRKbsUJBC0_DOXGCBIb7N27ZXT14/edit?gid=1515499350#gid=1515499350

また、さらに忙しい方のために各章がどんな内容だったか簡単にまとめました。ご査収ください。

第4回までのまとめ

第1回 データガバナンスとデータスチュワードシップ

第一章は最初の前置きということで、データガバナンスとデータスチュワードシップという2つの概念について解説しています。

ものすごくざっくりまとめると、データガバナンスはデータが統制が取れた状態を維持するために監視することで、データスチュワードシップはその状態を実現するための取り組みという感じです。

組織においてもデータスチュワードシップを実行するためのデータスチュワードシップ評議会と、そこから報告を受けてデータガバナンスを行うデータガバナンス委員会という構造にするのがいいよ、というお話をしています。

第2回 データスチュワードシップのタイプ

第2回はデータスチュワードシップのタイプについて。データスチュワードって5種類おんねんというお話をしています。

第2回の内容と第3回の内容はセットで一つという感じで、第3回の際に私が作ったまとめが比較的好評だったので載せておきます。

このあとの章で主役になるのがビジネスデータスチュワードと呼ばれるデータスチュワードで、この人物が情熱を持って取り組むことが成功の鍵であるというお話が情熱たっぷりに語られている回です。

第3回 データスチュワードシップの役割と責任

第二章で登場したデータスチュワードたちの役割と責任を具体的にまとめたのが第三章になります。
ここは私が担当した回で、特に取り上げたいのがオペレーショナルデータスチュワードという方々です。

この方々はデータを作る各メンバーということで、要するに組織の全員がオペレーショナルデータスチュワードだというお話になっています。
データガバナンスは組織全員で行っていく取り組みだということが示されている回だったと思います。

この話を読んだ時に私の脳内に出てきたのはコミケでした。コミケもまた全員で作っていくイベント。お客様は一人もいない!!

ちなみに、ビジネスデータスチュワードが情熱だけでやるには役割も責任もおもすぎるというのが3章まで読んだ多くの人の感想なのですが、輪読会の議論フェイズでは「意外と情熱を持った人物は居る」という心強い知見も共有されていました。
偉い人の補佐で資料を作成している人とか、そういうところをさがして彼らの情熱をサポートするインセンティブを設計することなどが重要という話ですね。

第4回 データスチュワードシップの導入

前提の話は3章までで終わり、いよいよ実践的な内容に入ってきたのが第四章です。

第四章ではデータスチュワードシップの導入には組織の上からも下からも支持されることが重要であり、そのために必要な説明を繰り返し行うことの重要性が語られています。

こう聞くと非常に多難な旅に見えますが、実はデータスチュワードシップと名前がついていなくても似たようなものはすでに会社にあるはずだという話が語られます。

そう、これは第3回の際に出た議論に通じてくるのです。

どんな企業でもデータを全く見ていないなどということはないでしょう。つまりデータはあります。
そして、すでにデータスチュワードシップのようなことをおこなっている人も社内にいるはずだし、その人が曲がりなりにも作った資料があるはずです。

つまりこういうことです。

次回第5回は1/22!

もはやこの記事が公開された日の翌日になりますが、第5回が1/22にあります。
第5回の話題である5章は「ビジネスデータスチュワードのトレーニング」ということで、いよいよ実践的な内容に入っていきます。今からでも参加しましょう。

本日のまとめ

そんなわけで本日のまとめはこちらです。

仲間がい(要・居)るよ

結びの言葉

そういうわけで、もはや年明けから3週間経過してますが、改めて今年もよろしくお願いいたします。

本日はこのあたりで。
それじゃあ、バイバイ!

Snowflake Data Heroes

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