【UE5】キャラクターの影がおかしい,残る場合の対処方法
今回はキャラクターの影がおかしい場合の対処方法を紹介していきます。なおこちらはUnrealEngine5の教科書第二巻のページ「Fabのキャラに入れ替えてみよう!」の抜粋です。
影の描画がおかしい,残像が残る問題の修正をする方法
キャラクターの影の描画がおかしくなる場合があります↓
影の描画がおかしくなる要因
これは影の描画方法がバーチャルシャドウマップというもので、必要な部分だけ高解像度で描画するというシステムになっています。ライティングあり > 仮想シャドウマップ > キャッシュされたページでどこが高解像度の影を映している場所なのか確認できます。一時的にBP_ThirdPersonCharacterを配置して確認してみるとプレイヤー周辺が青色(高解像度ゾーン)になっており、それ以外の場所が緑色(低解像度ゾーン)になっているのが確認できます。
この緑色の部分では影がキャッシュ(一時保存)されるため、結果的に緑の箇所に影が入ってしまうと影が残ったような描画になってしまいます。
こちらの問題の対処方法は二つあります。影の描画方法を従来のShadow Mapsに変更するか、バーチャルシャドウマップの高解像度の範囲を広げるかの方法があります。従来のShadow MapsよりUE5から追加された現在のバーチャルシャドウマップ(Virtual Shadow Maps)の方が高品質な影を描画できるので、バーチャルシャドウマップのままで高解像度となる範囲を広げましょう。
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BP_ThirdPersonCharacterを開いて、Mesh > レンダリングの詳細を開きます。
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下の方にあるBoundsScale(オブジェクトの境界)の項目を3にします。
これで再度確認してみると青色の高解像度で影をうつす範囲が広くなっているのが確認できます。つまりキャッシュ(一時保存)する影のゾーンが離れた事で、影が残りづらくなりました。
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プレイしてみると今度は影が問題なく描画される事がわかります。
もう一つの修正方法
もう一つの解決方法はプロジェクト設定 > シャドウマップメソッドを従来のShadowmapsに戻す事です。
こちらの方法でも修正する事ができます。
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