【参加レポート④】LINE BIZ DAY2021 : アサヒビールのデジタル販促。あらゆる顧客接点をLINEでつくる
BULB加藤です!LINE BIZ DAYのレビューの続きになります。
ここまでの記事はこちら
当たり前のことを積み重ねるアサヒビールのマーケティング
ビール・飲料メーカーのナショナルブランドであるアサヒビール。
日本のビール業界を引っ張ってきた3大メーカーの一角として、店舗フォローからデジタル販促まで包括的なマーケティングのノウハウがあります。
この日はマーケティング本部の玉手さんが登壇。アサヒビールがどのようにLINEを活用しているか、興味深く聞かせていただきました!
シーンに応じたLINE活用
お酒や飲料のような生活に根ざした商品はあらゆるところに顧客接点があり、それぞれの特性に応じたツールやメディアの使い方があるというお話でした。
たとえばスーパーやコンビニで飲料を買うというジャーニーを考えた場合。
まず店外ではLINEチラシやLINE広告を活用。LINE公式アカウントもそれに連動させておきます。
来店後の店内ではLINE POP MediaやLINEで応募などで購買体験を高めていきます。
LINE POP Mediaとは
LINE POP MediaはLINE Beaconを活用し、おもに店舗向けとなっているサービスです。
GPS以上に正確に位置情報を取得できるのがBeacon技術。LINEでは、アプリ内の設定がONになっていればLINE Beaconが取得した情報をもとに、クーポンやお得情報を受け取れるサービスです。
LINE上で利用できるので、クーポンや広告を展開する店舗側も手軽に新しい販促活動を取り入れることができますね。
幅広いキャンペーン応募手段でブランド体験をカバーする
アサヒビールではLINEを起点としながらも、そこから一貫したブランド体験を保つように努力しているとのことでした。
商品にくっついているシリアルつきシール、レシート撮影、デジタル会員証など、さまざまなユーザーの志向やリテラシーにあわせた入り口を用意しています。
LINEはユーザーにとってもメーカー企業にとっても使いやすいプラットフォームであるということが伺えました。
当たり前のことを正確にやる
この日印象に残ったことの一つが、「とにかく当たり前のことをバカにせずやる」という玉手さんのコメントでした。
アサヒのマーケティングではキャンペーン期間中の細かいPDCA、配信前プッシュ通知といった基本的な施策について、精度を高めるために多くの工夫をしているとのことでした。
一方で、データの分析については近年AIの正確さに驚いているとのことで、今まで何日もかけて行っていることが数秒で終わることも多くなっているそうです、、!誰に何を送るか、ユーザーをスコアリングして決定しているとのこと。
あらゆる顧客接点でLINEを活用
アサヒでは量販店や料飲店、ECサイトはもちろんのこと、工場見学といったメーカーならではのチャネルでもLINEを活用。
ユーザーIDで一元管理して適切な販促や顧客管理に活かしているそうです。
玉手さんの心地よい語りや親しみのあるキャラクターとも相まって、いかにして顧客とコミュニケーションを取っていくかを真剣に考えている気持ちが伝わる良いセッションでした!
Discussion