【参加レポート③】LINE BIZ DAY2021 : コロナ禍で加速。LINEを活用した東急のDX
BULB加藤です!LINE BIZ DAYのレビューの続きになります。
ここまでの記事はこちら
今回は東急株式会社の乗松さんによるセッションをご紹介したいとおもいます。
コロナ禍で変わる東急のマーケティング戦略
沿線やその周辺の商業施設で多様な顧客接点を持つ東急。
沿線住民 > 自社会員 > ロイヤルカスタマーといった区分でユーザーをセグメントしてマーケティング戦略を展開してきました。
ここでもLINEの販促効果は高く、従来のメルマガに比べて開封率・クリック率、さらに来店回数まで大幅な向上が見られたということです。
LINEのデータと自社のIDを連携し有効な顧客基盤に
もともとあったDXの流れにコロナ禍が拍車をかけました。
リテール〜モビリティ〜ライフラインからホテル・エンタメにいたるまで、多様な業態や接点を有する東急。こうした状況ではいかに顧客の情報を一元化して一貫性のあるマーケティングを行うかが重要です。
これまでばらばらになりがちだった顧客情報や行動履歴を一元的にに管理するにあたり、LINEをおおいに活用したとのことです。
渋谷で役立つLINEミニアプリ 「どこ渋」
参照 : https://www.tokyu.co.jp/information/list/Pid=post_414.html
渋谷で役立つサービスとして紹介されていたのが「どこ渋」です。
こちらはLINEミニアプリなのでダウンロード不要。会員登録の手間も簡略化されてLINE内で起動するので、ユーザーにとって導入のハードルがかなり低くなります。
どこ渋の画面。渋谷ストリーム、渋谷ヒカリエのカフェやレストランなどがずらり
店舗横断型のモバイルオーダー
どこ渋からは、渋谷にあるさまざまな飲食店や施設のモバイルオーダーができます。
特にファストフードのお店でモバイルオーダーはかなり導入が進んできましたが、並ばずに買える手軽さもあってかなり浸透してきている感じがします。
僕もスタバのモバイルオーダーをたまに使うのですが、早く商品を手に入れられるのはもちろんのことその場で支払いをしなくて良いというのがめちゃ楽でした。現金/電子マネーに関わらずレジでお金を払う行為というのはどうも面倒くさく感じてしまいます。動作としてはほんのちょっとのことなのに不思議ですね、、
場所や街にフォーカス : 東急ならではのサービス
話がそれましたが、どこ渋はファストフードのようにチェーン店舗単位ではなく渋谷という場所にフォーカスしているところが面白いとおもいました。
たしかに実際のケースでは、日常的に行く飲食店は店舗もだいたい決まっています。家の近くだったり会社の近くだったり、普段よく遊びに行く街だったり。
それが渋谷である場合には、どこ渋はかなり役立ちますね。正直実際のユーザー体験としてどこまで高められるのかは店舗の協力や運用の工夫しだいという所はありますが、東急ならではのサービスという意味でも動向を注目したいですね。
新しい顧客体験を提供しながら、横断的にデジタルサービスを展開
こちらではこのほかに移動を中心としたサブスクサービス「TUY TUY」(ツイツイ)も紹介されていました。定期券保有の新たな付加価値の創造や開発を目的としているとのこと。
街の中を移動している時に必要なこういったサービスがひとつのサブスクで利用可能になります!
- モバイルバッテリーレンタルサービス「充レン」
- 電動小型モビリティーのシェアリングサービス「LUUP(ループ)」
- 傘のシェアリングサービス「アイカサ」
などなど。
とりあえず登録しておくといろいろな体験ができそうなので、近隣で試せそうだったらぜひ入れてみたいですね。サービスは今後どんどん追加予定ということです。
東急からは、企業の特性を生かしたDXやマーケティングのあり方が語られていたように思います。
ぜひ参考にしてみてください!
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