2024年の技術広報取り組み成果発表!
こんにちは!
株式会社ココナラのHead of Informationの ゆーた(@yuta_k0911)です。
技術広報 Advent Calendar 2024 シリーズ1 4日目の記事です。
また、株式会社ココナラ Advent Calendar 2024 4日目の記事も兼ねています!
良かったら弊社のアドベントカレンダーもご覧ください。
ココナラでは2022年から本格的に技術広報活動に取り組み始めました。
2024年の振り返りとして、本記事を書きます。
2023年の技術広報活動
まずは技術広報活動を始める前(だいたい2021年ごろ)の状況をご紹介します。
一言でいうと、何もできていない状態でした。
ちょっぴりあおられたこともありました…
「Web系企業ならテックブログぐらいやっているよね」という風潮になっているときにおいて、ココナラは真逆を進んでいました。
テックブログを何回か試みては頓挫していたこともあり、最終的には運用されていない状態に。
結果として、他社と良くない意味での差別化が図られ、エンジニア採用も苦戦していました。
その状態は好ましくないので、社内で技術広報委員会を立ち上げ、さまざまな試行錯誤を繰り返して、今に至っています。
試行錯誤したことなどは、以下の記事もご覧ください。
そして、そこから2年ほど経過した2023年の実績がこちらです!
しっかり成果を出すことができた!
どうですか?取り組みの成果がめちゃめちゃ出たと思いませんか??(自画自賛します!)
まずはシンプルに4つの項目で右肩上がりの状況にできたことが嬉しいです。
一方で、まだまだ発展途上ではあるので、やりたいこと・やるべきことはあります。
今年の3月に「2023年度を数字で振り返る「技術広報LT大会」」というイベントに登壇した際の資料を抜粋したものが公開されていますので、良かったらご覧ください。
2024年の技術広報活動
それでは、本題である今年の技術広報活動に触れたいと思います。
2024年11月末時点のデータになりますが、以下のとおりです!
項目 | 2023年実績 | 2024年実績(11月末時点) |
---|---|---|
イベント主催 | 1回 | 3回 🎉 |
イベント登壇 | 24回 | 22回 |
事例掲載 | 10件 | 7件 |
ブログ投稿 | 87件 | 57件 |
上記以外にもAWS Summit 2024への出展や、iOSDC 2024・DroidKaigi 2024・Kaigi on Rails 2024へのスポンサードも行いました。
connpassの登録者数がこの1年間で500名増加するぐらい効果がありました!
まだまだこれからもメンバーを増やしていきます!
いくつか記事にしていますので、ぜひご覧ください。
これらの結果から総合的に分析しました。KPTで整理してみます。
-
Keep
- 主催イベントを増やせたことは特筆すべき成果。
- 共催イベントに参加するよりもターゲッティングやKPI設定、もろもろの準備で工数が必要なので、昨年は二の足を踏んでいた
- 今年は強力な仲間のお陰で施策数を増やすことができた
- ブース運営の経験値を積めた。
- ブース運営の経験が多くなく、昨年はうまく機会を活かせなかったが、今年は事前準備で作り込むことができたので、Good
- 主催イベントを増やせたことは特筆すべき成果。
-
Problem
- 主催イベント以外は数値が下がっている。
- 昨年の成績が必ずしも上限ではないと思っている(=まだまだ上を目指せる)
- 事例掲載は引き合いがなければ難しい側面もあるので、イベント登壇とブログ投稿は頑張りたい
- イベント登壇が「一本足打法」になっている。
- これは前々から課題になっていて、たとえば全体の72%の登壇は僕が行っているもの
- 定義しているKPI以外にも考えた方が良い。
- たとえば前述の「登壇者数のN数」は追いかけていないので、一本足打法でも目標達成できる状況
- イコール依存度が高い状態でもOKとなってしまう
- 主催イベント以外は数値が下がっている。
-
Try
- 主催イベントは積極的に続けていく。
- 回数が増えるごとに経験値がたまり、効率化・省力化できる流れにもなる
- 後述のTryにつながるところもある
- 「イベント登壇者のN数」を増やす。
- 社内勉強会や小規模のイベントで登壇経験を積むことで、徐々にステップアップしていく
- ブログ投稿数の下げ止まりを図る。
- 昨年多かったのはイベント登壇前後で寄稿していたもの(主に僕が書いていた)に起因する部分もある
- 時間的な都合で運用変更したので、総数が下がった
- ただし、「週1件公開」という目標は達成継続中なので、今回のようにアドベントカレンダーを行うことで、ブログでの認知も増やしていく
- 昨年多かったのはイベント登壇前後で寄稿していたもの(主に僕が書いていた)に起因する部分もある
- サブKPIを設ける。
- ココナラはイベント参加自体があまり多くないので、まずは「イベント参加数」などの数値を追いかけることで、母数を増やしていけるのでは?
- 主催イベントは積極的に続けていく。
まだまだ発展途上ではあるので、2025年もいろいろ仕掛けていき、結果として僕らが目的としている 「ココナラのエンジニアってイケてるね」 という認知を取れるように頑張ります!
今後に向けて
今は技術広報を中心とした活動を行っていますが、今後は幅を広げていくことを考えています。
・DevをEnablingする
・エンジニアの従業員体験を向上する
Developer Experienceを高めていきます
こちらは先ほどのTryとは異なり、中長期でやりたいことです。
技術広報も上記枠組みに入ると思っていますし、それを専門とする組織ができれば、自ずとエンジニアフレンドリーな環境になる加速度が上がってくるのでは?と考えています。(組織立ち上げドリブン)
僕としてはここを期待されている部分もあるので、下期から立ち上げられるように頑張ります。
組織立ち上げの状況や今後の取り組みは来年改めて記事にしますので、ご期待ください!
明日は@せっきーさんさんによる「開発統括として一年の振り返りとこれから」です。
ココナラでは積極的にエンジニアを採用しています。
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