「AI開発、効率化の鍵は「MCP」?あなたはどう使う?」~【ai】今週の人気記事TOP5(2025/09/14)
【2025/9/14】「AI開発、効率化の鍵は「MCP」?あなたはどう使う?」今週の人気記事TOP5(2025/09/14)
Playwright MCPを使ってE2Eテストを楽に書く
ナレッジワークは、Playwright MCPを活用してE2Eテストの課題(ロケーター記述、テストケース記述、デバッグの煩雑さ)を解決。Accessibility Snapshotからロケーターを自動生成し、Page Object Modelを構築。自然言語によるテストケースをAIでコード化し、Playwrightのレポート機能をMCPで解析してデバッグを効率化。これにより、E2Eテスト実装の未経験者でも取り組みやすくなった。ただし、トークン消費量には注意が必要。
国産の仕様駆動開発ツール cc-sdd を推していきたい
国産の仕様駆動開発(SDD)支援ツール「cc-sdd」は、Claude Code上で手軽にSDDを実行できるオープンソースツール。Vibe Codingで設計が甘くなったコードのプロダクション運用を支援し、ドキュメント整備や開発生産性向上に貢献する。
簡単なコマンドでインストールでき、Steering Documentsの自動生成、TDD前提の実装、タスク管理機能などを備える。
Claude Code, Gemini CLI, Cursorなどの複数のCLI/IDEに対応し、プロトタイプからプロダクション開発への移行を容易にする。
話題のMCPサーバー「Serena」をClaude Codeで使ってみた
Claude Codeの精度低下に対処するため、MCPサーバー「Serena」を検証。SerenaはLSPを活用し、AIがシンボルレベルでコードを認識・編集可能にする。検証では、Serenaのオンボーディング機能でプロジェクトの全体像を把握。機能追加やリファクタリング提案、実際のコード修正も実施。Serena導入後、Claude Codeの振る舞いが改善し、手戻りが減少したと体感。Codex CLIでも利用可能。
複数 AI エージェントの MCP サーバーの設定を一元管理する「mmcp」の紹介
複数のAIエージェントのMCPサーバー設定を一元管理するツールmmcp
が紹介されました。mmcp
は、MCPサーバーの追加、対象エージェントの指定、設定適用をCLIから実行可能にします。設定ファイルは~/.mmcp.json
に保存され、dotfilesでの管理を容易にします。Codex CLIのTOML形式設定ファイル更新には@shopify/toml-patch
が利用され、コメント保持が可能です。Claude Code, Codex CLI, Gemini CLI等、複数のAIエージェントに対応しています。
Vercel製AIツール三種の神器で実現する - モダンなAIチャット開発
Vercel製AIツール群によるモダンなAIチャット開発を紹介。
- Vercel AI SDK: プロバイダーAPIの統一、ストリーミング処理、UIMessageとModelMessageの分離、RAGシステム統合、ツール呼び出し、構造化出力に対応。
- AI Elements: Reactコンポーネント集。shadcn/uiベースでチャットUI構築を支援。Conversationコンポーネント等を提供。
- Streamdown: AIストリーミングに特化したMarkdownレンダラー。不完全なMarkdownも適切に表示。react-markdown互換で、セキュリティ機能も搭載。
これらのツールを組み合わせることで、AIチャット開発における課題を解決し、スムーズなUXを実現する。
【2025/9/7】「AI開発、今注目の「Codex/Claude」と「SDD」あなたはどっち派?」今週の人気記事TOP5(2025/09/07)
Codex CLIを使いこなすための機能・設定まとめ
OpenAIのCodex CLIは、ChatGPT有料プラン加入者向けに無料提供され、Claude Codeからの移行者が増加しています。
重要な設定は、~/.codex/config.toml
で、特にmodel_reasoning_effort = "high"
による推論モードの向上が推奨されます。
Notify機能でタスク完了を通知したり、MCPを設定して外部ツール連携も可能です。
Web検索機能も有効化できます。
VS Code拡張も公開され、ファイル参照が容易になりました。
利用にはメッセージ数に制限があります。
Spec Kit で仕様書駆動開発を体験する
GitHubが公開した仕様書駆動開発ツールSpec Kitの体験記事。Claude Code等のコーディングエージェントと連携し、CLIから仕様書生成、実装計画、タスク分解を行う。
/specify
で要件定義、/plan
で実装計画と技術調査、/tasks
で具体的なタスクを生成。TDDを重視し、テストを先に記述。
既存プロジェクトへの適用は課題が残るが、仕様・タスク整理に役立つ。今後のエンタープライズ対応に期待。
Claude Codeを用いて仕様書の自動更新の仕組みを構築した話
クラシルリワードでは、アフィリエイト仕様の複雑化に伴う問い合わせ増加を解決するため、Claude Codeを用いた仕様書自動更新システムを構築。
Gitの変更履歴から仕様変更を検出し、Notion MCPと連携して非エンジニア向けに仕様書を自動更新する仕組みを導入。
その結果、問い合わせ対応時間を25%削減し、ナレッジの一元化と属人化解消、非エンジニアのセルフサービス基盤構築を実現。
カスタムコマンドとプロンプトエンジニアリングにより、過去の問い合わせ内容を学習させ、用語集に基づいた記述で品質向上を図った。
シングルエージェント vs マルチエージェントを整理してみる
AIエージェント開発において、マルチエージェントとシングルエージェントの優位性に関する議論があります。マルチエージェントは並列処理しやすいタスクで高い性能を発揮しますが、エージェント間のコンテキスト共有が課題です。一方、シングルエージェントはコンテキスト維持に優れ、一貫性が重要なタスクに適しています。重要なのはタスクの特性とコストを考慮し最適なアーキテクチャを選ぶことであり、中長期的にはタスク特性に応じたデザインパターンの確立、コンテキストエンジニアリングのための専門ツールの発展などが起こることが予測されます。
[2025年9月5日] Codexしか勝たん気がしてきた(手のひら返し) (週刊AI)
この記事は、AI技術の進化と、それが開発の現場にもたらす変化について述べています。特にCodexの進化を評価しつつ、要件定義や設計といった本質的なスキルが重要になると指摘。AIネイティブな開発ツールへの置き換えが進む可能性に言及しています。
AI関連のトピックとしては、オンプレミス版Geminiの提供開始、Anthropicの巨額調達、Codex CLIとClaude Codeの比較、Vibe KanbanによるAIエージェント管理、Devin APIによるVRT自動追加、Bedrock EvaluationsによるRAG精度評価などを紹介。Grafana MCPサーバーによるダッシュボード生成や、Anthropicのデータ利用方針変更にも触れています。
WEB開発系の話題ではWebアプリのベンチマークについて触れ、その他一般テック話題ではリソース効率を考慮したアーキテクチャ設計、Nxのインシデント、AIの暴走事例などを取り上げています。
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