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【和訳版】チームリード1年目に直面した課題と、解決のために実施した3つの取り組み

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こんにちは、BoostDraftのUIチームでソフトウェアエンジニアをしているJeffです。
約一年前、私は初めてチームリーダーとしてUIチームを率いる立場になりました。この1年間で、チームの雰囲気づくりやコミュニケーション、仲間と一緒に成長していく方法について多くを学びました。
この記事では、私がどうやってチームリードになったのか、そこで直面した課題、そしてチームとして働き方を改善するために取り組んできたことをお話しします。

チームリーダーになった経緯

BoostDraftに入社して1年ほど経った頃、当時UIチームのリーダーを務めていたメンバーが新しいプロダクト「BoostDraft Compare」のチームリードに移るタイミングで、UIチームの新リーダーを引き継ぐことになりました。

学生時代に大規模な学生団体を率いたことはありましたが、社会人になってからチームを率いるのは初めての経験です。

ありがたいことに、前任のサポートと、主体性のあるメンバーたちに助けられたおかげで、チームマネジメントの初期段階では大きな壁にぶつかることなく進めることができました。

徐々に見えてきた課題

一方で、徐々に課題も見え始めてきました。
その中でも大きかったのは、開発組織の急速な拡大による役割の変化です。1年でおよそ2倍の規模に拡大したことで、チームリーダーとして担う責任や業務の幅が一気に広がりました。

リーダーになる前は、主に与えられたコーディングタスクに集中していました。ところがリーダ-になってからは、業務時間のほとんどをコードレビューやチームマネジメント、プロジェクトの調整に使うようになり、仕事内容も業務量も大きく変わったのです。

正直、その変化にはかなり圧倒されていました。

課題解消のための3つの取り組み

ありがたいことに、チームリーダーになって半年ほど経った頃、新しくPdMのメンバーがチームに加わってくれました。彼はプロジェクト全体の優先順位を整理したり、より体系的な計画プロセスを導入したり、チーム間のコミュニケーションを円滑にしたりと、さまざまな面で大きな助けになってくれました。

そして一緒にワークフローを見直したことで、私自身の負担も大きく減り、チーム全体としても仕事量のバランスが良くなり、数か月先にどんなタスクが控えているのかも見通せるようになりました。このプロセスを通して、本当に多くを学ぶことができました。

ここでは、変化を乗り越えるうえで特に効果があった3つの取り組みを紹介します。

Design Show & Tell

UIチームは新しい画面や機能をつくるためにデザイナーと密に連携しています。以前は、機能をリリースした後にUIの修正が入ることがよくありました。

そこで始めたのが「Design Show & Tell」という取り組みです。毎週、デザイナーがこれから実装予定の機能を紹介し、エンジニアやビジネスチームから早い段階でフィードバックを集めるという取り組みです。これにより、後から大きな手戻りを繰り返すことが減りました。

Bug Bash

エンジニアリングチームの拡大とともに、新機能の開発スピードも速くなり、それに比例してQAの負担も増えていきました。

そこで導入したのが「Bug Bash」です。機能の初期バージョンが完成した段階で、任意参加で社内メンバーを集めて実際に新機能を試してみる時間を設けます。こうすることで、リリース前にUI/UX上の問題やバグを洗い出すことができ、リリース時の安定性を高めることにつながりました。

チームコミュニケーション & レトロスペクティブ

以前は1on1でメンバーの成長やタスクの進捗を確認していましたが、チームの人数が増えたため週次のチームミーティングに切り替えました。これにより重複したコミュニケーションを減らしつつ、誰がどんな仕事をしているのかを全員が把握できるようになりました。
また各メンバーが自身の進捗や現在抱えている課題を共有し、技術的な議論や意思決定を行う時間も設けています。

さらに毎月末には「レトロスペクティブ」を実施しています。過去1か月を振り返り、改善点を話し合ったり、お互いへの感謝を伝え合ったりする場です。こうしたルーティンを設けたことにより、透明性が高まっただけでなく、安心して意見を言ったり質問したり、仲間をサポートし合えるカルチャーが育まれてきたと感じています。

最後に

初めてリーダーを経験したこともあり、最初は分からないことだらけで不安に感じることも多々ありました。そんな中でも自分の軸を保つために、会社のコアバリューを常に指針として行動するように心がけていました。

メンバーに対しては、オープンで誠実・率直なコミュニケーションを心がけ、質問や失敗を安心してできる環境をつくることを大切にしてきました。リモートワーク環境においては、これらの価値観が非常に重要だと感じています。

最後に、私の前任としてUIチームのリーダーを担っていたTsuneさんとPdMのSeanに心から感謝を伝えたいです。リーダーとしての最初の一歩を踏み出すとき、貴重なアドバイスや励まし、サポートを惜しみなく与えてくれました。

そしてチームのみんなにも感謝しています。信頼してくれたこと、一緒に協力してくれたこと、そして時には忍耐強く支えてくれたこと。たくさんの学びに満ちた毎日を、共に成長しようとしてくれる仲間と歩めていることを、とても幸運に思います。


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