【和訳版】全社で磨くプロダクト。部門を超えたフィードバックを実践するBoostDraftの「Show&Tell」とは?
こんにちは、BoostDraftでプロダクトデザイナーを担当するYan(ヤン)です。
BoostDraftでは、率直なフィードバックと日々の改善の積み重ねを何よりも大切にしており、「Show & Tell(ショー・アンド・テル)」はその姿勢を体現する場のひとつです。Show & Tellはワークショップ形式で毎週~隔週ペースで開催しており、参加は社内メンバーなら誰でもOK。任意参加のイベントとして運営しています。
デザイナーやエンジニアが現在取り組んでいるテーマ(改善アイデア、デザインシステムのアップデート、開発中の新機能、新しい実装アプローチなど)を紹介し、参加メンバーと一緒に課題や解決策をディスカッションすることで、さまざまな立場のメンバーからのフィードバックを得ることを目的としています。
Show & Tell の進め方
「Show & Tell」は、参加者の負担を最小限に抑えつつ、率直なフィードバックを引き出すために、シンプルな形式で運用しています。
- 定期開催: 1〜2週間に一度、1時間以内のセッションを継続的に実施しています。
- 発表はテーマを絞る: デザイナーや開発者が、他部署からの視点や意見が特に活きるようなテーマで発表します。自身の取り組みや直面している課題も具体的に共有します。
- 積極的なフィードバックを推奨: 参加者には、疑問点の質問や代替案の提案、専門的な知見に基づいたアドバイスなど、遠慮なく、その場で率直なコメントをいただくよう推奨しています。
- 必要があれば、あとでじっくり話す: より深い議論が必要なテーマについては、関連メンバーのみで別途ミーティングを設定。解決に向けて集中的に取り組みます。
Show & Tellがチームとプロダクトにもたらすメリット
1. プロダクト開発への幅広い参加を実現
プロダクト開発や改善に積極的に関わりたいと考える他部署のメンバーの熱意を、開発サイクルの早い段階から取り込むための機会になっています。
2. クリエイティブプロセスの可視化
多くの場合、他部署のメンバーは完成したプロダクトしか目にしません。Show & Tell を通して、アイデアがどのように形になっていくのかを段階的に共有できるため、自然とプロダクトへの関心や理解が深まります。
3. 部門横断の関係構築を促進
BoostDraftではリモート環境下でもチーム間の交流を促すため、ゲームイベントやOffice Day、年次オフサイトといった施策を導入してきました。Show & Tell もその一環として定期的に開催され、率直なコミュニケーションを促し、メンバー間の信頼と相互理解の基盤を築くことに貢献しています。
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4. 開発リスクの低減
開発の初期段階で多様な視点を取り入れることで、方向性の修正や改善をより早く、そしてコストを抑えて行うことができます。Show & Tell は、完成後の「手遅れなレビュー」ではなく、開発中の継続的な改善を仕組み化する上で非常に有効です。
5. 解決策のブラッシュアップとニーズとの整合性向上
初期段階でのフィードバックは、潜在的な問題の早期発見や、必要に応じた迅速な方向転換を可能にします。さらに直接顧客対応を行うセールスやCS部門からのフィードバックは、開発中の機能がユーザーのニーズに合致しているかを確認する上でも不可欠です。
今後の展望
Show & Tell の開催形式は、参加者のフィードバックを受けながら、これからも進化を続けていきます。今後はデザイン・開発チームだけでなく、他の部署にもこの場を積極的に活用してもらい、それぞれの業務内容や取り組みを共有していけたら嬉しいです。
というのも、実はこのワークショップは元々デザイナーが始めた小さな社内の試みでした。特定のチームに閉じた取り組みだったものが、いまでは部署を越えて意見交換できる場となり、組織全体のイノベーションを支える存在へと成長しつつあります。
私たちはこのShow & Tellのような場が、会社の規模に関わらず、部署間の壁を取り払い、日々の改善を後押しする有効な仕組みになると考えています。
もし皆さんの会社でも似たような取り組みをされていたり、導入を検討されていたりするようでしたら、ぜひ情報交換させていただけると嬉しいです。
BoostDraftでは「Show & Tell」で実践しているように、部署を越えたフィードバックを通して最高のプロダクトを追求できる仲間を募集しています。さまざまな職種で募集中ですので、ぜひご応募をお待ちしています!
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