JJUG CCC 2023 Fall への登壇で得たもの
概要
2023年11月11日に開かれた JJUG CCC 2023 Fall にスピーカーとして登壇させていただきました。
資料は以下です!
前々回の2022年秋、前回の2023年春に続けて、参加できたことはとても嬉しかったです!
今回の JJUG CCC に登壇して感じたことと得たことをまとめていきます。
逆に書かないこと
- 私が発表した内容に関する技術的な内容については書きません
- どちらかと言うと
ポエム
に近いです - 技術的なことや当日話せなかったことなどは別でまとめようと思います
- 特に、チーム開発におけるバージョンアップ運用や戦略については別途まとめます!
- どちらかと言うと
登壇して感じたことと得たこと
技術的な知識
技術コミュニティなので、これが一番ですねー!
まずは、他の登壇者の発表を聞いて知識を得られる。
そして、登壇者であれば、自分自身が登壇準備で(必死で)知識を蓄えられる。
本当に、イイコトだらけですわー。
当日の内容の感想
今回、以下のセッションを聴講しました!
「Java21とKotlinの代数的データ型 & パターンマッチの紹介と本当に嬉しい使い方」
- 終始なるほどなーと思った
- 代数的データ型が「直和・直積の概念」を用いて、型を組むイメージ
- Java だと sealed を使って良い感じにできる
- 成功・失敗みたいなステータスの管理を型で表現できる
「Let's Put the Fun Back into Functional Programming - A Live Coding Journey」
- 関数型プログラミングは、DDDとの相性もあって、流行ってきているなーと思った
- pure function の話で、テストのしやすさみたいな話がでてきて、すごく納得できた
- 単体テストの考え方/使い方 を社内の輪読会で読んでいることもあって、理解しやすい
- 英語、勉強しないとなー
「コンテナ環境でのJavaトラブルシューティング技法」
- 「コンテナだと、中に入れるのではなく、外からさわるから、基幹システムとかでも、トラシューの流れに沿いやすい」ところ、なるほどなー
- コンテナを扱うには Linux についてもっと知らないといけないと感じた
- ほかにも、ルネサンスベンチマーク や perfコマンド など知らないツールや使いこなせていないコマンドがあって、学びが多かった
「Gatlingによる負荷テスト入門」
-
Gatling そのものというより、負荷テストに対しての考え方や捉え方を学べた
- 例えば
- 悪くなるまでやる → 限界にあたってからがスタートライン
- 性能テスト、負荷テストは定義が人によって違いやすいから、認識のすり合わせが必要
- 例えば
- 測るにしても、なんのためなのかは、非機能要件や SLO に即するのがいいなと思った
「データ指向プログラミングの真実をお話しします」
- 全体通して、なるほどという事が多かった
- 「データ」と「情報」の違いについて
- データの解釈を型として表現する
- ここでも、Java の sealed を使っていきたいモチベーションになった
- 「本質的複雑性」と「偶有的複雑性」の話
- とくに、本質的複雑さ保存の法則のところ
「トラブルシューティング・ヒープダンプ・スレッドダンプ解析チューニング」
- 実務に活かせる学びがあった
- GCViewer など調査系ツール
- 各種コマンドなど
- 個人的には、前職で使っていた WebSphere の名前を見かけてニヤニヤしてしまった
「巨大モノリス分解に挑む Spring/Kotlinのイベント駆動アーキテクチャ」
- 単なるアーキテクチャーの話だけではなく、その状態までもっていく際の運用やイベント、プラクティスなどがあって学びがあった
- 個人的には、一部の部分で温かみのある手運用があると聞いたときは、やっぱ最初はそうなるよなーと思った
「String Templateによる文字列補間」
- Java のバージョンごとに内部挙動が変わっているのは気づきにくいよなー
- String Template をログやエラーメッセージで使うのは良さそう
- さいごの黒魔術も、実戦では使わない(使えない)が、話としてとても面白かった
スキルアップサポート
今回の登壇者向けに、実験的な取り組みとして、 スキルアップサポートがありました。
(JJUG CCC の懇親会でもアナウンスがありましたね。)
具体的には、百戦錬磨の名だたるスタッフの方々に
- 事前の資料レビュー
- 当日の発表のいい点や改善点なでのアドバイス
などを行ってくれるという太っ腹なサービスでした。
(こんなん、他で頼んだらいくら取られるんだろう。。。)
私もオフライン登壇の経験が薄いので、コメントもらいたくお願いしてみたところ、
Java チャンピオンの櫻庭さんに当日の発表についてレビューやアドバイスいただけました。
本当に嬉しい限りです!!!ありがとうございます!JJUG!!
知り合い
これは、人によって考え方は様々ですが、
エンジニアとして、仕事以外での人とのつながりは重要だと思っています。
知り合いを増やすことを目的にしてもいいですが、
所属している会社という、1つのコミュニティだけだと、視点、視野、視座が限られてくるので、
JJUG のようなコミュニティに参加して、他の方と会話することで、別の見方ができるようにしていきたいですね。
(JJUG は本当に貴重な場だと思います。)
仮に、自分が登壇者でなくて、喋りたいけど恥ずかしい、、、みたいな感じでも、
参加したセッションについて、印象が深かったことや感想などを勇気をもって登壇者に言ってみるのは良いことだと思います。
(少なくとも、私は話しかけられるとめちゃくちゃ嬉しいです〜!)
ノベルティ
登壇者には、毎度のことですが、忍者DukeのTシャツがもらえます!いぇーい!
スポンサーブースでも色々もらいました!
特に、前から気になっていたサムライズムさんのヨーヨーもらいました。
めちゃめちゃ光るから、停電しても ループ・ザ・ループ か アラウンド・ザ・ワールド でなんとかなりそうです。
こんなんいくらあっても困りませんからね、本当にありがとうございます!
次への意欲
前回も書きましたが、めちゃくちゃ楽しすぎて、
次もなんとしてでも参加したいという脳内麻薬が溢れ出ています。
次回も採択されるよう頑張りたいです!
さいごに
3回続けて、JJUG CCC にスピーカーとして参加できたのは、嬉しかったです!
2024年春も採択されるよう頑張ります!
改めてにはなりますが、
JJUG CCC の開催は、スタッフ・事務局の皆様のご尽力があって、無事に開催できるものです。
現地参加してすごく感じました!本当にありがとうございました!
そして、所属組織である BABY JOB のチームメンバにも
事前の査読や模擬発表に付き合っていただき、本当にありがとうございました!
参考情報
私たち BABY JOB は、子育てを取り巻く社会のあり方を変え、「すべての人が子育てを楽しいと思える社会」の実現を目指すスタートアップ企業です。圧倒的なぬくもりと当事者意識をもって、こどもと向き合う時間、そして心のゆとりが生まれるサービスを創出します。baby-job.co.jp/
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