PHP カンファレンス関西 2024 に参加しました ~聴講編~
はじめに
この記事では、筆者が PHP カンファレンス関西 2024 を思いっきり楽しんだことを紹介します。
筆者の主観による感想が含まれておりますのでご留意ください。
一応 LT 枠で登壇もしてますので、その時の感想はコチラをご覧ください。
イベント概要
PHP カンファレンス関西 2024 は地方で行われる PHP の技術者コミュニティによる祭典の関西版です。
PHPカンファレンス関西は、PHPエンジニア(:PHPer)がPHPやPHP周辺の技術的知識やノウハウ、体験を共有するための大規模技術カンファレンスです。
カンファレンスには、運営実行委員長 @YKanoh65 さんの「関西に PHP エンジニアコミュニティを立ち上げたい」という熱い気持ちが反映されていて、 PHPer シールやクイズ大会など、面白い取り組みが多々ありました。
PHPer シールについてはコチラ
午前の部
オープニングの後、とにかくトークを聴講しました。
正直、トークの間に移動するだけで精一杯だったので、 PHPer シール交換は一切できませんでした。
はじめてのOSSコントリビュート by てきめん
一発目は、 OSS に情熱をかける てきめん( @youkidearitai )さん のトークでした。
トークを聞いて、OSS コントリビュートの概要や向き合い方、難易度ごとの貢献の方法などを知ることができました。
私は、 OSS コントリビュートに対して「猛者だからできる凄い行い」という印象がどうしても抜けなかったのですが、てきめんさんの発表を聞いて、自分も貢献したいという気持ちが湧いてきました。
特に、最も印象的だったのが以下のかっこいい一言です。
まずは typo 修正からやっていこう。
RDBアンチパターンと戦う - 削除フラグ 完全攻略ガイド by 曽根 壮大
そーだい( @soudai1025 )さんのトークは、削除フラグをどのように撲滅していくか、というお話でした。
最近、えんさがそっ♪のある機能で削除フラグの導入をするか検討したことがあり(結果として導入しませんでした)、興味があったので聞けて良かったです。
データの状態をテーブルで分ける発想がなかったので、今後の参考にします。
余談ですが、そーだいさんは登壇慣れしすぎていて、自分の家で喋っているかのような安心感がありました。
ランチ
SUSHI BAR 華美で海鮮丼を食べました。
新鮮でとても美味しかったです。
午後の部
午前と同様、とにかくトークを聴講しました。
途中、長めの休憩時間にルーム D に入って、実行委員長に PHPer シールを渡しました(すでに売り切れてて交換はできませんでした)。
それ以外では、相変わらず PHPer シール交換はできませんでした。。
レガシーとモダンなシステムが混在する開発環境を改善しよう by 井上良太
井上さんのトークは、開発環境をどのように改善したか紹介する内容でした。
レガシーなシステムや運用は前職で経験していたので、前職での業務を思い出しながら聞いていました。
当時は環境の改善に貢献できなかったので、「なるほど、こうやれば良かったのか」とうんうん頷いていました。
非常に現実的なお話が聞けて良かったです。
20年の歴史を持つプロダクトの開発チームの変革:技術広報の本質と効果 by Yasuharu Sakai
SAKAI Yasuharu ( @sakay_y )さんのトークは、サイボウズの Garoon チームが 20 年の中でどうやって改善してきたか、というお話でした。
チームが多くの問題に直面し、崩壊の危機に瀕している最中、ある MTG をきっかけにチームが少しずつ改善していく様子は、まるで一つの物語のようで感動しました。
この MTG を開いたことが勝因であり、腐ることなく真摯に取り組んだ人々が立役者だと思います。
また、発表の中でこのような表現がありました。
私は今のえんさがそっ♪チームに所属してから様々な発信をするようになったのですが、発信をする上で内に秘めていた 思い がこの一枚に見事に表現されていました。
無意識の内にエンゲージメントが高まっていたということですね。
個人の話とはいえ、これは嬉しい発見でした。
PHP8.2にバージョンアップしたら文字化けが発生して道頓堀に飛び込みたくなった話 by 藤掛治
藤掛( @osamu_insect )さんのトークは、メールディーラーシステムを PHP8.2 にバージョンアップした時にトラブルが生じたお話でした。
バージョンアップによって何が起きたのか、お客様にどういう影響があったのか、社内で何が起きていたのか、といった生々しい話は面白かったです。
当事者は大変だったと思いますが、無事に乗り越えた後の失敗談は得られるものが多いので好みです。
実践、Interface by おぎ
@ogi_chotdake_se )さんのトークは、抽象化の概要と本質、抽象化をすると何が嬉しいのかがとてもわかりやすいお話でした。
個人的には、 Interface が不要なパターン・あった方が良いパターンの紹介が一番響きました。
そこまでやらなくても良い時ってありますよね。
モデルとは何か by 菱田裕美
@77web )さんのトークは、モデルについて違う視点で考えてみたお話でした。
非常に引き込まれる内容で、「なるほど確かに!面白い!」とうんうん頷きながら聞いていました。
私はこういう抽象的に考えるお話が好きだったようです。
このトークの中で一番印象的だったのは終わり方で、結論を出さず、聴講者に投げかけてトークが終了しました。
抽象的なモデルの概念についてわかってきたところで、トークが急に終わったのです。
てっきり、じゃあどうするかって話が展開されると思っていた私は
「あれ? 今、私寝てた? 大事なところ聞き逃した??」
と混乱していました。
意図については、カンファレンスの後に菱田さんご本人がブログで裏話をしていて、納得しました。
さらに、その後ご本人からもレスをいただきました。
思惑通りになってしまいましたが、それでも嬉しい。
PHPで生成AIのAPIをやってみた by 有本雅哉
有本( @ixcy )さんのトークは、PHP で生成 AI を利用する方法や用途についてのお話でした。
実際にデモをしてくれたので、改めて「お手軽だな〜」と思って聞いていました。
今度個人的にも触ってみようと思います。
擬人化で完全に理解するクリーンアーキテクチャ by しまぶ
しまぶ( @shimabox )さんのトークは、クリーンアーキテクチャの擬人化に果敢に挑んだお話でした。
難題に挑み、挫折しながらもクリーンアーキテクチャの本質にたどり着いたお話は、個人的にはその日の中で最も印象に残りました。本当にお疲れ様でした。
これも完全に主観ですが、BUMP OF CHICKEN ファンの私にダイレクトで刺さるネタが盛り込まれていて、非常に大満足でした。神。
LT
詳細は省きますが、どの LT もとても面白かったです。
ほとんどコントな LT に始まり、一人 ISCON、時間内に終わらない芸、初心者向けのお話、カフェの紹介などなど。。多種多様な LT があって、楽しむことができました。
(皆さんのレベルが高くて、同じ LT 登壇者として震えてました。)
弊社の時間内に終わらない芸人もブログを執筆していますので、ぜひご覧ください。
懇親会
一次会は、一緒に来てたメンバーがほとんど帰ってしまい、最初の方はぼっちでした。
楽しめるか非常に不安でしたが、「私はまだ PHPer シールを交換していない!」という思いで残りました。
その点でも、 PHPer シールがあって良かったです。
途中から、スタッフとして参加していたメンバーと合流し、心の拠り所を得て、ようやく私の PHPer シール交換が始まりました。
そこからはとても楽しかったです。
ずっとお話ししたかった しまぶ( @shimabox )さん ともお話しできて、大満足です。
二次会は、スタッフの卓に混ぜて貰いました。
運営で大変だったことや当日バタバタしたことなどを聞かせていただき、楽しかったです。
あと、スタッフの皆さんは疲弊と安堵でずっと眠そうでした。
ただただ感謝です。本当にお疲れ様でした。
まとめ
総じて、PHP カンファレンス関西 2024 はとても楽しかったです。
沖縄で参加した時とは全然色が異なっていて、地方開催の良さを実感しました。
今後も、色々なカンファレンスに参加していきたいです。
終わりに
弊社のメンバーも続々とブログを執筆しています。
今後も増えていく予定ですのでご注目ください!
(再掲)
私たち BABY JOB は、子育てを取り巻く社会のあり方を変え、「すべての人が子育てを楽しいと思える社会」の実現を目指すスタートアップ企業です。圧倒的なぬくもりと当事者意識をもって、こどもと向き合う時間、そして心のゆとりが生まれるサービスを創出します。baby-job.co.jp/
Discussion