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Gemini CLIで自作のワークフローを動かして作業を自動化ァ‼自動化ァ‼

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Gemini CLIとは

GoogleのAI『Gemini』を搭載したコマンドプロンプトで操作できるCLI型のAIアシスタント。
黒い画面にこんなの出てくる。

簡単な紹介記事↓↓
https://zenn.dev/aun_phonogram/articles/let_gemini-cli_introduce_itself

ワークフローとは

業務における一連の流れや手続き。
ここでは一連の定型作業をあらかじめ登録しておき、1つのカスタムコマンドとして呼び出せる機能にして、Gemini CLIに実行してもらいます。

GeminiがPC上でできること

  • SearchText:プロジェクト内のテキストを検索
  • Edit:ファイルの編集
  • ReadFile:ファイルの読み込み
  • WriteFile:ファイルの書き込み
  • ListFiles:ファイル一覧の取得
  • RunCommand:シェルコマンドの実行
  • WebSearch:ウェブ検索

これらを組み合わせて、記事やコードの生成、情報の整理や要約などのフローを作りたい。
※Gemini CLIにはMCPもあるようなので、そちらで外部ツールと連結するとそのツールもCLIから動かせそう。(将来的にはそんなの関係なくPC内の全てをAIで動かせたらなぁ……若干勝手に操作されるのが怖くもあるけど)

ワークフローの作成

まずは最小単位のワークフローを作成します。
ワークフローを適用させたい場所に、カスタムコマンドのルールを記載したMarkdown形式のファイルを作成します。
とりあえずここではデスクトップに適当なディレクトリを作成して、そこに「GEMINI.md」を作成します。

GEMINI.md

# カスタムコマンド
私が使用したいカスタムコマンド一覧です。
以下のルールで定義しています。  
* /workflow:コマンド名:カスタムコマンド名を定義
* Overview:実行の目的
* Action:タスクの実行手順

## /workflow:create_hello

### Overview
ワークフローのサンプルです。

### Action
* 同階層にHello.txtを作成する。
* Hello.txtに「Hello World!」と記載して保存する。

この状態でGemini CLIを起動して、以下のコマンドを実行

workflow:create_hello

するとファイルが作成されました。
ちゃんと中身も書き込み済み。

と、こんな感じで定型作業をコマンド一つで実行できるようになります。
上記はあくまで最小単位のワークフロー。これをどう仕事に活用するかが力の見せ所ですねー。

例えば、

  • 複数のWebサイトから情報を集めて比較・分析する
  • 用意したルールを参照した一括コーディングレビュー
  • プログラムのテンプレートを自動生成・複製
  • 日報や議事録のフォーマットを作成やハイライトを抽出

などなど、いろいろ作れちゃいそうです。
ガチガチのプログラムではなく、自然言語で作れるのは地味に嬉しい。

ちょっと応用版

入力したURLの記事を読みこみ、そのWebページのハイライトをマークダウン形式で作成する。

## /workflow:create_highlights

### Overview
指定した記事のハイライトを抽出します。

### Action
* 読み込む記事のURLを聞いてください。ユーザーは入力欄にURLを投げます。
* 入力欄に打ち込まれたURLのWebページ内容をAIが取得します。
* 取得した内容を元に、適切なタイトルを生成し、その名前のマークダウンファイルを作成します。
* そのマークダウンファイルに取得した内容を人間が読みやすいように簡潔に要約して、マークダウン形式で入力してください。

### Points of attention
* 記事の内容が英語の場合は、日本語に翻訳してください。
* ユーザーが入力したURLは参考文献として記事の末尾に追加してください。
* 他に参考文献がある場合は、リンク付きのリスト形式でまとめてください。リンクがない場合は文献名のみ。
* 専門用語が検出された場合、最後のセクションに用語集を作成して、各単語に簡単な説明を付けてください。

こちらを実行して下記の記事を要約してみます。
https://zenn.dev/aun_phonogram/articles/32713e28d772ea

するとこうなった
↓↓

# ClaudeCodeの代替としてCursorを試す

## 概要

高価なAI開発ツール「ClaudeCode」の優れたワークフローを、より安価な「Cursor」というツールで再現する試みの記録です。

## 主な内容

CursorのRules機能を活用し、ClaudeCodeの「探索→計画→実装」という開発フローを自動化するルールを作成しました。

### 結果

-   完全な再現は困難でしたが、類似の動作は実現できました。
-   ルール作成のプロセス自体が、開発環境の改善に繋がるという知見が得られました。

### 結論

開発効率を最優先する場合、コストをかけてでもClaudeCodeを導入する方がスムーズである可能性が高いと結論付けられました。

## 参考文献

-   [ClaudeCodeが高いからCursorで再現できるか試してみた(2025/06)](https://zenn.dev/aun_phonogram/articles/32713e28d772ea)

## 用語集

-   **ClaudeCode:** 高機能なAI開発支援ツール。
-   **Cursor:** AIを搭載したコードエディタ。
-   **Rules機能:** Cursorに搭載されている、特定のワークフローを自動化するための機能。

ええじゃん♪

まとめ

というわけで、簡単なワークフロー作成と実行についてでした。
精度や詳細度については、今回作ってみたものはまだまだこちらの定義に甘さが残ってますが、一度完璧なワークフローのテンプレートが完成してしまえば、誰でもある程度同じ期待値の成果物が作れちゃいますね。
ワークフローそのものもAIと一緒に作り上げるとさらに良くなりそう。

もし「俺の最強ワークフローができたぞ!」って方がいれば是非教えてください!

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