アプリ広告とサブスク、どっちが良い?
こんにちは、個人開発のツールアプリで食べている、あたか、です。
アプリの収入源、広告とサブスクどっちが良いのか?
初めてのアプリだと、どっちにするか悩ましい所だと思いますが、5年以上個人アプリを運営してきた経験から、各収入源の特徴と、僕の方針についてお話したいと思います。
みなさんのアプリ運営の参考になったら嬉しいです。
アプリ広告
広告収入は、企業の決算月に予算を使い切るため、増えて、次の月は落ちつつ、年末12月は各社が広告を打ちまくるので売上が2倍以上になる時も。
企業活動に連動して上下するものの、毎年同じパターンで変動するので先が読みやすく、導入も簡単で安定した印象が 「あった」 のがアプリ広告です。
サブスク
買いきりだったら良かった、☆1、ずっとお金を払うのはキツイ☆1、等々、サブスクがあるだけで、お金を払ってもいないのにレビューで酷評をされてしまうのがサブスク。
解約される事もしばしばなので、中々先が読めない収入源がサブスク 「でした」。
そして激動の令和に
2019年12月、中国発コロナウイルスのニュースが飛び込んできました。
いつものように、大陸の向こうでの災難かなぁと他人事に思っていたのも束の間、2020年1月に日本上陸を果たすと、あっというまに日本経済を凍りつかせました。
コロナ日本上陸の少し前、2019年12月に過去最高収益を上げ、個人開発で食べていける水準の収益を安定して稼げるようになって来て安心していた僕の懐にもコロナが直撃し、2020年1月から毎月収益が下がり続け、2020年4月にはピークの半分まで収益が落ちました。
サブスクに救いを求める
広告収入の変動は、四季に合わせて変わる気温のようなものだと思って、一切の警戒もせず安心していたのに、実は何の保証もない不安定な海の上に「たまたま」安定して浮かんでいただけで、ちょっと風が吹くと一気に荒波に飲みこまれてしまうものなんだと言う残酷な現実を目の当たりにして、広告だけに頼るのはヤバイ!と痛感しました。
そこで、お勉強程度で試していたサブスクを、2020年の春頃から全アプリに導入し、力を入れ始めました。
光が見えてきた
ジリジリと少しずつサブスク契約が伸びつつ、2020年の5月を超えたあたりから、広告収益が回復し始め、2020年12月に過去最高益を更新。
次の企業の決算月である2021年3月には、さらに過去最高益更新。
コロナのお陰で、逆に緩んでいた気持ちが引き締まり、アプリ更新にも力が入って、コロナ前よりも盤石な収益状況になりました。
まさに雨降って地固まる。
これからが本当の地獄だ
戻って来た平和に安心して、気持ちよく心が緩んでいた2022年。
コロナもそろそろ終わりかなぁと、油断していたその時。
2022年2月、ロシアのウクライナ侵攻というニュースが飛び込んできました。
前にもあった、ロシアと周辺国のゴタゴタだと思い、1週間ぐらいで終わるだろうと思っていました。
それがあれよあれよと収束どころか燃え上がり、2022年3月まで安定していた広告の泥舟に揺れを感じはじめ、2022年4月には先月比30%の大幅ダウン。
そこから冷え切った氷河期が続き、沈んだ広告の泥舟は、浮き上がらないまま、とうとう2023年を迎えてしまいました。
それでも希望はあった
そんな中、広告の泥舟がどんぶらこどんぶらこと不安定に揺れ続けるのをよそに、サブスクは他人事にように安定。
小さく上がったり下がったりしながらも、堅調に伸び続けてくれました。
最近では何でもかんでもサブスクになって、すっかり世間に浸透したこともあり、サブスクがあることでネガティブなレビューをする人を見かけることも減り、追い風が吹いているように感じています。
で、結論
最近やっと、サブスクが全体収益の20%を超えて来ましたが、まだまだ広告は大事な収入源となっています。
これからも広告には期待しています。
しかし、2020年から今も尾を引いている、コロナとロシア侵攻を経験して、これからも大きな波に飲み込まれる予感をひしひしと感じていますし、そんな大事件の頻度がなんだか今後は上がっていくような、根拠のない不安もあります。
そんな訳で、今の僕の結論は、広告で直近の走り続ける燃料を稼ぎつつ、全力でサブスクのレンガを積み上げて、大波が襲ってきても壊れない丈夫な拠点を築いていき、最終的には、サブスク:広告が、6:4ぐらいになると良いかなぁと思っています。
サブスクを増やすために試行錯誤した汗は、次の記事にそそぎこんでありますので、ぜひ参考にしてみてください。
Discussion
サブスクに関する興味深い記事を有難うございます。
読んでくれてありがとうございます!
今後もますますサブスクが世間に浸透して有利になってくると思いますので、要チェックですね。