AI Agent勉強会 vol.6 イベントレポート
こんにちは!AlmondoでFull-Stack Creatorをしている岡田です!
今回は2025年8月8日に開催された技術系オフラインイベント「AI Agent勉強会 Vol.6」のイベントレポートをお届けします!
これまでのレポート
AI Agent勉強会とは
「AI Agent勉強会」は、AIエージェント技術をエンジニア視点で深掘りする場です。
単にツールの紹介にとどまらず、開発・運用で直面する課題や実践的な知見を共有し合い、明日からのプロジェクトに活かせるヒントを得ることを目的としています。
本勉強会ではLT(ライトニングトーク)を中心に、毎回テーマを定めて技術的なアイデアやアプローチを議論します。
各回ごとに扱う内容が異なるため、継続して参加することで多面的な視点や最新のトレンドに触れられるのも大きな魅力です。
当日のタイムテーブル
時間 | 内容 | 発表者(敬称略) |
---|---|---|
19:30~19:45 | 開場 | ー |
19:45~19:55 | オープニングトーク | ー |
19:55~20:10 | ADK(Agent Development Kit)で作るマルチエージェントアプリケーション | 山田 |
20:10~20:25 | Claude Codeによる分析モデル作成の実運用 〜競馬を題材に回収率100%のその先を実現する予測分析の深め方とは〜 |
佐藤 |
20:25~20:40 | 一人でAIエージェントプロダクトを作る技術 〜技術選定・開発プロセス編〜 | 加賀谷 |
20:40~21:00 | ミートアップ | ー |
発表内容
今回の登壇者と発表資料です。
Agent Development Kitで作る マルチエージェントアプリケーション
山田 悠之介 さん (@east_k1mitsu)
株式会社スリーシェイク フルスタックエンジニア
Google製OSS ADK(Agent Development Kit)を使い、マルチエージェント前提の設計で現場実装していく流れを体系立てて紹介。Supervisor/Swarmといった典型アーキテクチャの比較、まずはSupervisorから始める実践指針、ADKのAgent-as-a-Toolによる構成、そしてGoogle Cloudと親和性の高いデプロイ先(Cloud Run / GKE など)まで、設計〜運用の通しで“作りやすい/回しやすい”を支える要素が整理されていました。
Claude Codeデータ分析の実運用 〜競馬を題材に回収率100%の先を目指すメソッドとは〜
佐藤 駿 さん (@kerur101)
株式会社Almondo AIソリューション事業部AIチーム統括
Claude Codeを中核に、特徴量設計〜示唆出し〜検証のサイクルを高速化し、回収率100%の“その先”を狙うための運用術を紹介。エディタ内での試行回数を増やすためのワークフローや、モデル改善を加速する実務的テクニックが端的にまとまっていました。
ギャンブルへのAI活用はなかなかユニークだと思っていましたが、参加者の方の中にもこのテーマに期待して参加された方が結構いらっしゃいましたし、意外とニーズが高い業界なのかもしれませんね。
一人でAIプロダクト作るならAIにはもっと働いてもらいたい
加賀谷 諒 さん (@ry0_kaga)
株式会社ログラス ソフトウェアエンジニア
「AI+」として、AIが自らトリガーし、人は監督・承認に集中できるよう、Slackコメント→Issue→PRまでをAI起点で自動化する具体例や、AWSのAI-Driven Development Lifecycleの文脈と合わせたプロセス設計が示されました。
目の前のコーディングを代替するような活用がされがちですが、こういった、別ベクトルで1日の開発効率を上げるアプローチは、あまり注目されていなかったものの、AI時代の開発って感じがしてとても興味深いですよね。
↓スライド内の加賀谷さんの記事↓
LTの様子
今回はお三方から、AI Agentをうまく使うための考え方などを中心にご紹介をいただき、日頃のAI活用がレベルアップするようなLTが行われました。
私自身、基礎知識や時間不足でなかなかAIの全体像をキャッチアップしきれていないという悩みがあるので、こうして、登壇者の方々が実際に触って得た知見や活用法などを直接聞ける機会は、凄くありがたいですね。
ミートアップ
登壇者も参加者も集まり、ピザを片手に自由にお話を楽しみました🙌
LTでの学びをシェアしたり、それぞれのAIの関わり方について情報共有をしたり、有意義な時間を過ごすことができました。
次回予告
▪️【8/22(金)】42Tokyo発CTOたちで語る、AIサービス/プロダクトの企画構想から開発まで
世界トップクラスのエンジニア養成機関である42Tokyo出身のCTOたちが集まり、AIサービス/プロダクトをどう企画して、開発を行なっているかを語ります!
AIが出現する前から知識量や実装力が並外れていた登壇者たちが、現在のwith AI時代に何を考えて開発を行なっているのか注目です!
▪️【8/27(水)】【エンジニア必見】現場で”使われる”AIエージェントをどうやって作るのか?
数々のイベントで発信しているPharmaX CTOの上野さんをお呼びして、現場で使われるプロダクトを作り、社会実装を進めていくための工夫を共有します!
AlmondoもPharmaXさんも、AIの社会実装が難しい領域においてAI導入を推進しており、両者なりの直面した壁やどう乗り越えたかなどの活きた知見を知れるので、ほんとに【エンジニア必見】です!
Almondoは第二創業期を創る仲間を募集中です!
もしAlmondoに興味を持ってくださった方は、こちらのページにどんな会社なのかをまとめてありますので、よければご確認ください!
ぜひご一緒できることを楽しみにしています!
Discussion