ZOZO Advent Calendar 2025の見どころ
技術戦略部 Developer Engagement ブロックの @ikkou です。Developer Engagement ブロックは社外向けのいわゆる「技術広報」に加え、社内向けのエンゲージメント施策に取り組んでいます。冬の風物詩となっているアドベントカレンダーは Developer Engagement ブロックが音頭を取りながら進めています。
昨年の「ZOZO Advent Calendar 2024」で「ZOZO Advent Calendar の運営を支える技術」という記事を公開しています。これまで同様、カレンダーはすぐに作成して告知する、参加者向けのリマインドを仕組み化するといった取り組みは継続 していて、革命的な変化はないので、今年は 1 日目の記事として相応しく ZOZO Advent Calendar 2025 の見どころを紹介します。
圧倒的なシリーズ本数の多さ
私たちの「ZOZO Advent Calendar」を特徴づけるもののひとつが、圧倒的なシリーズ本数の多さです。
企業や団体によるアドベントカレンダーが属する Organization カテゴリーはもちろん、今年は全カテゴリーにおいて、シリーズ本数がもっとも多いシリーズ 12 に達しています(※2025-12-01の記事時点)。

昨年はシリーズ 11、つまり全 275 記事が公開されましたが、今年はシリーズ 12、つまり全 300 本の記事が公開される見込みです。
基本スタンスとして、公開予定の記事を“落とさない”ことを念頭に置いて運営していますが、不測の事態でも柔軟に日付を交換するなどのコミュニケーションが取れるのは、組織として良いところだと感じています。
CTOによる開発組織の振り返りと現状エントリ
ZOZOとZOZOテクノロジーズの組織が再編された2021年から、CTOによる「ZOZO開発組織の振り返りと現状」と題した「まとめ記事」が公開されています。
年齢を重ねるごとに 1 年間という時間があっという間に過ぎていくことを感じますが、中の人という立場では、それらを 1 記事に凝縮して振り返られる良記事です(もちろん記事に掲載されないトピックスもたくさんあります)。
ZOZO に興味を持っている方にとっても数年間の変遷から直近の最新トピックスまで一通り網羅できる記事と言えます。情報源としての正確性は担保されているので、例えば ChatGPT さんにソースとして食わせれば、いい感じにこの 4 年間をサマってくれることでしょう。
今年もシリーズ 1 の最終日に予定されています。個人的にも楽しみです。
テーマ別シリーズ
昨年までも自然と発生していましたが、今年は 12 カレンダーの内、7 カレンダーで Day 1 から Day 25 まで一貫したテーマが設定されています。内訳は次の通りです。
- シリーズ 2: データ基盤
- シリーズ 4: カート決済SRE
- シリーズ 5: ひとりアドカレ #1
- シリーズ 7: 計測システム部
- シリーズ 8: 推薦系(推薦研究、MA推薦、推薦基盤)
- シリーズ 10: 25卒
- シリーズ 11: ひとりアドカレ #2
チーム単位
シリーズ 2 のデータ基盤、シリーズ 4 のカート決済SRE、そしてシリーズ 7 の計測システム部は、チーム単位でひとつのカレンダーを独占しています。これらの領域に特に興味を持っている方にとっては、対象のシリーズを読めば、対象チームの理解が深まるはずです。
また、組織上のチームではありませんが、シリーズ 10 の 25 卒は、今年の4月に新卒入社した25卒メンバーによるカレンダーです。これまで、その年に入社した新卒勢で 1 カレンダーを埋めるムーブはなかったので、とても楽しみにしています。
同様に、シリーズ 8 の推薦系(推薦研究、MA推薦、推薦基盤)も組織上のチームではなく、「推薦」に携わるメンバーが集っています。ZOZO の「推薦」に関する取り組みは、ZOZO TECH BLOG の「推薦」カテゴリーで一部公開されていますが、25 記事が揃うのは中の人目線でも貴重な機会になると想像しています。
ひとりアドカレ
去年、特に異彩を放っていた @shiozaki さんによる「ASON」から「ZSON」まで毎日ひとつずつ紹介する「ひとりアドカレ」ですが、今年は「A言語」から「Z言語」で「HelloWorld!」を表現する取り組み が予定されています。

@shiozaki さんによる 2024 年のひとりアドカレ

@shiozaki さんによる 2025 年のひとりアドカレ
さらに、今年はこの「ひとりアドカレ」を追従する方が現れ、シリーズ 11 は@YasuhiroKimesawa さんによる、スクラム関連記事に特化したカレンダーとなっています。@YasuhiroKimesawa さんは認定スクラムマスターを取得していて ZOZO 社内でもスクラムに一家言ある存在です。特にスクラム系の記事に目を通している方にとって、有意義なカレンダーになるのではないでしょうか。

@YasuhiroKimesawa さんによる 2025 年のひとりアドカレ
AI 関連記事
2025-12-01の記事時点で AI 関連の記事が散見されます。まだ全記事のタイトルが出揃っておらず、「なにか書きます」系の参加表明も多くあるため、最終的にどの程度の記事数になるかわかりませんが、2025 年にますます加速した AI 関連の記事がたくさん公開される見込みです。
ZOZO は 2025 年 7 月に、Claude Code などの開発 AI エージェントを開発組織に正式導入しました。また、翌々月の 9 月には ChatGPT Enterprise を全社導入しています。
AI 関連のサマリは先の「CTOによる開発組織の振り返りと現状エントリ」にも載ってくるかと思いますが、特定トピックを深堀りした記事が出てくるのはアドベントカレンダーならではです。私自身も楽しみにしています。
ZOZO Advent Calendar は毎年“完走”した数日後にアドベントカレンダーの振り返り記事を公開しています。本記事で挙げた「みどころ」の答え合わせは、その振り返り記事で確認できることでしょう!
あなたが読んだ本記事は期間中に公開される 300 記事の内のひとつです。残りの全 299 記事もぜひお楽しみください!シリーズ 1 の Day 2 は @sii_gizmo です(図らずもまさに AI 関連記事ですね!)。現場からは以上です!
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