大企業のエンジニアにこそ、個人開発を経験してほしい。
はじめに
筆者は従業員数数万人の、いわゆる大企業でソフトウェアエンジニアとして働きながら、個人開発を行っています。筆者が大企業勤務と個人開発を通じて「大企業のエンジニアにこそ、個人開発を経験してほしい。」と思った話を投稿します。
概要
- 役割分担が進んだ大企業ではできない経験ができる
- 大企業の安定した収入を得ながら、事業をはじめることができる
- 個人開発のスピード感が、とにかく快適
- 大企業も潰れる時代に、社外に誇れる実績を作ろう
1. 役割分担が進んだ大企業ではできない経験ができる
筆者が勤める会社では、企画は企画部署、デザインはデザイン部署、開発は開発部署が行い、販売は子会社の販売会社が行います。個人開発では、これらの役割は全て自身が担うことになります。
筆者は個人開発をしてみて、特に、「作ったものをどう認知してもらってどう売るか」の部分が難しく、そして楽しいと感じました。
これらの経験から、普段お世話になっている企画部署、デザイン部署、販売会社の営業さんに対する感謝の気持ちも大きくなりました。
2. 大企業の安定した収入を得ながら、事業をはじめることができる
ノーリスクで事業をはじめることができるというのは、大きなメリットだと思います。
筆者の個人開発はまだ事業と呼べるレベルのものでもありませんが、そんな軽い気持ちで個人開発に臨めているのは、本業で安定した収入があるからだと思います。
現在の筆者の個人開発の目標は「数十年後の定年退職時に、個人開発だけで、自社のシニア再雇用くらい稼げるようになっていること」です。
3. 個人開発のスピード感が、とにかく快適
個人開発をしてみて、一番感じたのがスピード感の快適さです。
会社でも「リーンスタートアップだ!アジャイルだ!」と言ってはいるものの、大企業はとにかく動きが遅い。。。少しお客様に見てもらうだけでも品質監査に審査、審査、承認と多くのステップを踏む必要があります。
「うんうん。本当にそうだよな。」と感じた大企業のエンジニアの皆さん、個人開発、快適です!
4. 大企業も潰れる時代に、社外に誇れる実績を作ろう
2章で「大企業の安定した収入」と書きましたが、今や大企業も潰れる時代です。みなさんは社外でも誇れるスキルや実績を持っていますでしょうか。
筆者は常々「自社の癖の強いシステム設計は詳しくなったけど、これって社外では何の役にも立たないな」と感じていました。
個人開発によって、社外に誇れる実績を作ることは、大企業も潰れる時代に、大企業のエンジニアが持っていて損のないステータスではないでしょうか。
おわりに
記事を読んでいただいてありがとうございました。この記事を読んで個人開発に興味を持った方、是非一歩踏み出してみてください。
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筆者が最初の個人開発で一歩踏み出した時の記事です。
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