Flutterとは?初心者にもわかりやすい教科書を紹介する
はじめに
プログラミングに興味を持ってFlutterに辿り着いたはいいものの、プログラミングスクールでの取り扱いが少なく教材を探すが大変で挫折することも多いかと思います。
私も過去に挫折経験のある一人です。
Flutterは2017年に公開された言語のため、当時は初学者向けの情報が整っていませんでした。
しかし、利用率の増加に伴い近年はかなり学習しやすい環境になってきたため、これまで収集した情報をまとめておきます。
Flutterとは
Flutterは、Googleが開発したオープンソースのUIソフトウェア開発フレームワークであり、初版が公開されたのは2017年5月のことです。モバイルアプリケーション(iOSおよびAndroid)、ウェブアプリケーション、デスクトップアプリケーションなど、さまざまなプラットフォームで動作するクロスプラットフォームのアプリケーションを開発するために使用されています。また、Dartというプログラミング言語を使用しています。
Flitterを何で学ぶ?
実は、無料・有料ともに十分な量の教材があります。ただし、ある程度の前提知識や課金が必要とされる可能性があるため、他の言語に比べてハードルが高く感じるかもしれません。基本的なところをいずれかのサービスで学んだ後、他のサービスを併用して学習を深めていくのがいいでしょう。
Google Developpers Codelabs
Flutterを作成したGoogleが提供している公式ドキュメントです。
ある程度プログラムやエンジニアリング、英語のいずれかがわかるならおすすめです。
Google Developpers Codelabsとは
Google Developers Codelabsは、ガイド付きのチュートリアルで、実際のコーディング体験を提供します。
ほとんどのCodelabsは、小規模なアプリケーションを構築したり、既存のアプリケーションに新しい機能を追加したりするプロセスを段階的に案内します。Android Wear、Google Compute Engine、ARCore、およびiOS上のGoogle APIなど、さまざまなトピックをカバーしています。
Google Developpers Codelabsをおすすめできる人
- ある程度プラグラミングの知見があり、用語を理解できる
オブジェクト指向やツリーなどの用語をある程度理解できていればわかりやすい説明内容となっています。 - 英語に抵抗がない
日本語対応済みですが、細かい部分の解説動画は英語のため英語に抵抗がない方におすすめです。
Google Developpers Codelabsをおすすめできない人
- プログラミング完全未経験で、用語を調べるのが大変
英語和訳に近い文章で、各用語の説明が少ないです。 - 独学経験が少ない
完全独学となり、サポートはありません。
Flutter大学
国内最大手のflutterコミュニティです。
とりあえず、Youtubeの無料動画から始めてみるのがいいかもしれません。貴重な日本語のFlutter教材を提供してくれています。
Flutter大学とは
Flutter大学は、Youtubeにて閲覧できる無料の学習コンテンツを提供しています。
また、エラー解決や独学に詰まった際は質問・交流ができるコミュニティに参加することで、学習をさらに深め、アプリケーション開発の経験を積むことができます。
公式ドキュメントに比べて初心者が挫折しないアプローチを徹底しており、まずは画面を作るところから学ぶことができます。
Flutter大学をおすすめできる人
- プログラミング未経験や挫折経験がある
初心者向けのカリキュラムで入りやすいところから学習できます。 - エンジニア同士の繋がりや仕事と同じような共同開発ができる
300名ほどのメンバーがおり、サポートが受けられます。自由参加の飲み会や共同での開発機会もあります。 - 日本語のテキストが読みたい
githubのソースコードやflutter学習の日本語教材が使えます。
Flutter大学をおすすめできない人
- 自分の欲しい機能の動画が買いたい
欲しい機能が想像できるなら、Udemyで個別の動画を買う方がいいです。 - 長期間勉強したい
サブスクリプションサービスのため、ゆっくり学んでいると結構な出費になります。 - 周りのペースが気になる
すごく勉強している人を見て自信を無くしたり、全然してない人にマウントをとってしまったり..なんて人には不向きかもしれません。
Udemy
一度購入すると長期間の閲覧が可能となり、マイペースに学べます。
Udemyとは
Udemy(ユーデミー)は、オンライン教育プラットフォームの一つです。
Udemyでは、様々な分野にわたるコースやトレーニングを提供しており、これにはプログラミング、デザイン、マーケティング、言語学習、ビジネス、音楽、健康など多岐にわたるテーマが含まれています。
Udemyの特徴的な点は、専門知識を持つインストラクターが自らの知識やスキルを共有するため、幅広い分野で多様なコースが提供されていることです。コースは動画講義やテキスト、演習問題、クイズなどで構成され、学習者は自分のペースで進めることができます。
Udemyでは、一度購入したコースには終身アクセスが得られることが一般的であり、オンデマンドで学習できるため、忙しいスケジュールを持つ人々にとって便利です。また、多くのコースは手頃な価格で提供されており、学習者にとって比較的アクセスしやすい形態のオンライン教育プラットフォームとして人気があります。
Udemyをおすすめできる人
- 自分のペースで進めたい
自分のレベルに合った教材を購入できます。 - 長い期間かけて勉強したい
基本的には購入した動画が消えることはありませんので、自分の予定に合わせて柔軟に進められます。 - 日本語のテキストが読みたい
Flutter大学と同様に日本語での説明での教材があります。
Udemyをおすすめできない人
- 教材やゲームをやらずに積んでしまう
手をつけたことのない教材が溜まっていってしまいます。 - いきなりお金を払うことに抵抗がある
買い切りのため、無料提供はありません。
本や電子書籍
Flutter学習においては、最新の本以外はお勧めできません。
最新の言語で、頻繁にアップデートされてしまうため、1年以上前の本は古くなっている可能性が高いです。ライブラリやパッケージと言われてよくわからない人は、必ず初学者向けの本を購入しましょう。
2023年12月23日に発売している最新の初学者向けの本はこちらになります。
ゼロから学ぶFlutterアプリ開発
おわりに
Flutterの学習しやすく体系化しているものをいくつか紹介しておきます。
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