せっかくFlutter大学に入学するまたは教材を利用するのであれば、思いっきり使い倒して欲しいと思っています。
ということで今記事では、「Flutter大学を使い倒して、未経験からFlutterエンジニアになるためのロードマップ」を紹介したいと思います。このロードマップは私の勝手な妄想ではなく、7年半前の2015年8月にモバイルエンジニアを始めた私が、この3年弱Flutter大学を運営し、角川ドワンゴグループ「バンタンテックフォードアカデミー」のFlutter講師も半年経験した上で、実際に効果的だった方法 をベースにしています。
以前以下のような記事も書いたので、重複する所もあるとは思いますが、今記事では選択肢を複数与えず、これとこれをやれ!と断定していきたいと思います。その方が迷いなく進めると思いますし、正直内容には自信があります。問題はやるか、やらないかです。
① Flutterに慣れろ
まずはFlutter超入門をやれ
以下の動画のプレイリスト「Flutter超入門」をやってください。1周やって余裕じゃなかったら3周やってください。
YouTubeのvideoIDが不正です
次にFlutterの教科書をやれ
次にFlutterの教科書をやってください。zennで購入されるか、Flutter大学の課題学習プラン以上の方は閲覧可能です。こちらはkboyとこんぶがテックフォードアカデミーでの指導時にも活用しており、適宜修正を加えております。
1周やって余裕じゃなかったら3周やってください。
② 個人アプリを作れ
実務未経験の人は、まずはアプリを作らないと始まりません。全体の流れが見えてないと今何をしているか分からないからです。
基本はわからなくてもいいので、Flutter教科書で学んだことの見よう見まねで簡単なアプリを3ヶ月以内で作り、リリースしましょう。リリースはスタートラインです。まずは絶対にスタートラインに立ちましょう。
Flutter大学の個人開発発表会で定期的に発表することで、期限を決めて自分を追い込むのも良いと思います。
③ プログラミングの基礎を身につけろ
リリースしたあと、プログラミング基礎のなさを痛感すると思います。基礎のなさを痛感した瞬間がプログラミング基礎の学びどきです。 今がチャンスとばかりにプログラミングの基礎をスポンジのように吸収しましょう。
スッキリわかるJava入門を読め
スッキリわかるJava入門はオブジェクト指向プログラミングに関する名著です。 筆者の自己満なんじゃないかと思えるほど難しいプログラミング本が多い中、この本はとてもわかりやすく書かれています。
Javaの本ですが、Dartプログラミングもオブジェクト指向なので、かなり通ずるところがあります。絶対に読みましょう。3周です。
Dart入門を読め
スッキリわかるJava入門を読んだ後にDart入門を読むと、非常にスッと入ってくると思います。3周しましょう。
それ以外のDartの知識はその都度検索しろ
Dartの知識を完璧にしたいという方もいらっしゃいますが、それは不可能と言っても過言ではありません。勉強だと思ってやると頭に入ってこないからです。
全ての現役エンジニアが、コードを書きつつ、分からなかったら検索してその都度学んでいきます。 そして彼らはプログラミング文法を暗記しているわけではなく、検索するのが上手くなっているだけです。
完璧主義を捨てて、検索を上手にできるようになっていきましょう。
④ 個人アプリをアップグレードしろ
プログラミングの知識を学んだ後に、もう一度自分の作ったアプリのコードを見てみましょう。すると、改善点が見つかると思います。
学んだことを活かし、アップデートして初めてポートフォリオに出来るでしょう。
⑤ zennで記事を10記事書け
エンジニアとしての職歴がない人は、アプリをリリースしたり、記事を書いたりして実力を証明するしかありません。
10記事ほどzennで記事を書きましょう。誰かのためになるわかりやすい記事を書けば、理解の証明にもなるし、文章をまとめるというコミュニケーション力の証明になり仕事ができる印象を与えます。また、発信活動という言うたら面倒なことをしっかり続けられることを示すことも成長性を感じさせる要素となるでしょう。
記事を書くサービスとしてzennを選ぶ理由は、今のトレンドに乗っかっていることを示すためです。もちろん他にもブログサービスはありますが、私はzennで書くべきだと思います。逆にzennを知らないIT企業には入らない方がいいのではないか?とも思います。
⑥ 仕事を獲得しろ
Flutter大学は転職保証をしているようなサービスではないので、アプリをリリースし、記事を書いたら、あとはご自身の力で転職したり、業務委託で仕事を獲得していただくことになります。
多くの方が、スタートアップの掲載数の多いWantedly等で会社を検索し、まずはカジュアル面談からはじめているようです。
Flutter大学でもFlutterWorkという業務委託の仕事をFlutter大学のメンバーに紹介するサービスがございますが、一定の実力があるエンジニアを厳選して企業さんとマッチングするので、未経験の方であればアプリをリリースして記事を10記事以上書いているといった条件をクリアしていることを望みます。
まずは企業にとって価値ある人間になり、あとは自分にあった企業を探すというシンプルな戦略です。エンジニアは努力によってある程度キャリアをコントロールできる素晴らしい職業です。
仕事獲得の成功確率を上げるために①~⑤を達成しましょう。
まとめ
以上です。未経験の人は未経験なりに「私は努力できる成長性のあるエンジニア」だと示すことが必要になります。
他の人に負けないように努力しましょう!
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