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【2024年版】Flutterエンジニアになるためのロードマップ (Flutter大学を使い倒す)

2023/02/15に公開

せっかくFlutter大学に入学するまたは教材を利用するのであれば、思いっきり使い倒して欲しいと思っています。

ということで今記事では、「Flutter大学を使い倒して、未経験からFlutterエンジニアになるためのロードマップ」を紹介したいと思います。このロードマップは私の勝手な妄想ではなく、2015年8月にモバイルエンジニアを始めた私が、2020年4月からFlutter大学を運営し、KADOKAWAドワンゴ情報工科学院のFlutter講師も半年経験した上で、実際に効果的だった方法 をベースにしています。

以前以下のような記事も書いたので、重複する所もあるとは思いますが、今記事では選択肢を複数与えず、これとこれをやれ!と断定していきたいと思います。その方が迷いなく進めると思いますし、正直内容には自信があります。問題はやるか、やらないかです。

https://zenn.dev/flutteruniv_dev/articles/16181eaa6783d6

① Flutterに慣れろ

まずはFlutter超入門をやれ

Flutter大学YouTubeチャンネルのプレイリストFlutter超入門をやってください。1周やって余裕じゃなかったら3周やってください。こちらは完全無料です。

https://youtube.com/playlist?list=PLuLRJz1UnJzEZ9r3S1zDHLmUK1ukZSN2x&si=P835Q4osaoxJC-4z

この記事のこの先は一旦読まなくてもいいので、一旦動画を見始めましょう。今すぐです。

次にFlutterの教科書をやれ

次にFlutterの教科書2をやってください。動画版と本があります。
本に関しては、zennで購入されるかFlutter大学の課題学習プラン以上の方は閲覧可能です。

https://youtube.com/playlist?list=PLuLRJz1UnJzEIopXyUrV7kDn8erUyu7lm&si=I6mzzxLtgHq1cFAS

https://zenn.dev/flutteruniv/books/flutter-textbook-2

こちらも1周やって余裕じゃなかったら3周やってください。

② 個人アプリを作れ

実務未経験の人は、まずはアプリを作らないと始まりません。全体の流れが見えてないと今何をしているか分からないからです。

基本はわからなくてもいいので、Flutter教科書で学んだことの見よう見まねで簡単なアプリを3ヶ月以内で作り、リリースしましょう。リリースはスタートラインです。まずは絶対にスタートラインに立ちましょう。

ここで作るアプリは、簡単なものにするのが良いです。例えば、ToDoアプリやカウントアプリなどです。

③ プログラミングの基礎を身につけろ

リリースしたあと、プログラミング基礎のなさを痛感すると思います。基礎のなさを痛感した瞬間がプログラミング基礎の学びどきです。 今がチャンスとばかりにプログラミングの基礎をスポンジのように吸収しましょう。

ゼロから学ぶFlutterアプリ開発の4章を読め

https://gihyo.jp/book/2024/978-4-297-13947-6

2023年12月に、私kboyが技術評論社さんから本を出版しました。その本の4章を読んでください。もちろん他の章も役立ちますが、このロードマップにおいては先にYouTubeなどでFlutter基礎を学んでいる前提なので、4章に書いている「Dartの基礎」を学ぶだけでかなりの効果があると思います。

↓ゼロから学ぶFlutterアプリ開発
https://amzn.to/3IDpoas

Dartの教科書を読め

「ゼロから学ぶFlutterアプリ開発」とほとんど内容は一緒です。先ほどの本よりさらにカジュアルに書かれているので、こちらの方が頭に入ってきやすい人もいるかもしれません。どちらを読んでも大丈夫です。

https://zenn.dev/flutteruniv/books/dart-textbook

スッキリわかるJava入門を読め

https://book.impress.co.jp/books/1119101083

スッキリわかるJava入門はオブジェクト指向プログラミングに関する名著です。 難しいプログラミング本が多い中、この本はとてもわかりやすく書かれています。

https://amzn.to/3Xv0GxW

Javaの本ですが、Dartプログラミングもオブジェクト指向なので、かなり通ずるところがあります。3周読みましょう。

以下に、スッキリわかるJava入門の目次を持ってきました。

■第Ⅰ部 ようこそJavaの世界へ
第1章 プログラムの書き方
第2章 式と演算子
第3章 条件分岐と繰り返し
第4章 配列
第5章 メソッド
第6章 複数クラスを用いた開発

■第Ⅱ部 すっきり納得オブジェクト指向
第7章 オブジェクト指向をはじめよう
第8章 インスタンスとクラス
第9章 さまざまなクラス機構
第10章 継承
第11章 高度な継承
第12章 多態性
第13章 カプセル化

■第Ⅲ部 もっと便利にAPI活用術
第14章 Javaを支える標準クラス
第15章 文字列と日付の扱い
第16章 コレクション
第17章 例外
第18章 まだまだ広がるJavaの世界

第Ⅲ部はJava特有の話なので読まなくもいいですが、第Ⅰ部と第Ⅱ部はDartプログラミングでも必ず使える知識なので読むべきです。

それ以外のDartの知識はその都度検索しろ

Dartの知識を完璧にしたいという方もいらっしゃいますが、それは不可能と言っても過言ではありません。勉強だと思ってやると頭に入ってこないからです。

全ての現役エンジニアが、コードを書きつつ、分からなかったら検索してその都度学んでいきます。 そして彼らはプログラミング文法を暗記しているわけではなく、検索するのが上手くなっているだけです。

完璧主義を捨てて、検索を上手にできるようになっていきましょう。

④ 個人アプリをアップグレードしろ or 新しいアプリを作れ

プログラミングの知識を学んだ後に、もう一度自分の作ったアプリのコードを見てみましょう。すると、改善点が見つかると思います。

学んだことを活かし、アップデートして初めてポートフォリオに出来るでしょう。

また、本当に作りたいと思っていた少し難しいアプリをここから作り始めるのも良いでしょう。

⑤ zennで記事を10記事書け

エンジニアとしての職歴がない人は、アプリをリリースしたり、記事を書いたりして実力を証明するしかありません。

10記事ほどzennで記事を書きましょう。誰かのためになるわかりやすい記事を書けば、理解の証明にもなるし、文章をまとめるというコミュニケーション力の証明になり仕事ができる印象を与えます。また、発信活動という言うたら面倒なことをしっかり続けられることを示すことも成長性を感じさせる要素となるでしょう。

記事を書くサービスとしてzennを選ぶ理由は、今のトレンドに乗っかっていることを示すためです。もちろん他にもブログサービスはありますが、私はzennで書くべきだと思います。逆にzennを知らないIT企業には入らない方がいいのではないか?とも思います。

⑥ 仕事を獲得しろ

Flutter大学は転職保証をしているようなサービスではないので、アプリをリリースし、記事を書いたら、あとはご自身の力で転職したり、業務委託で仕事を獲得していただくことになります。

多くの方が、スタートアップの掲載数の多いWantedly等で会社を検索し、まずはカジュアル面談からはじめているようです。

Flutter大学でもFlutterWorkというFlutterの仕事をFlutter大学のメンバーに紹介するサービスがございますが、もちろん一定の実力があるエンジニアじゃないと企業さんに推薦できません。自動的に仕事を回してもらえるわけではないことをご注意ください。

未経験の方であればアプリを1つ以上はリリースしていて、記事を10記事以上書いているといった条件をクリアしていることを望みます。

まずは企業にとって価値ある人間になり、あとは自分にあった企業を探すというシンプルな戦略です。エンジニアは努力によってある程度キャリアをコントロールできる素晴らしい職業です。

仕事獲得の成功確率を上げるために①~⑤を達成しましょう。

まとめ

以上です。未経験の人は未経験なりに「私は努力できる成長性のあるエンジニア」だと示すことが必要になります。

他の人に負けないように努力しましょう!

Flutter大学

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