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評価用のvCenter Server Applianceデプロイ手順(vSphere vCenter 8.0)

2023/01/02に公開約11,700字

やりたいこと

自分で好き勝手やってもいいvSphere環境が必要・・・・。ってことあると思います。
(移行とか機能検証とか手順確認とかUIみたいとか)
そんなときのためにvCenter Serverを構成します。

ESXiの構成手順は、下記に記載しています。
https://zenn.dev/yud/articles/28ba006a98ad41

使用した環境情報

今回は、vCenter Server Appliance 8.0を使用します。

<最終的な構成イメージ>

<インストールするバージョン>
vCenter Server Appliance 8.0.0 Build 20920323

<ホストするESXiのスペック>
ESXi 8.0.0 Build 20842819
マシンスペック

ダウンロード

まずは、下記よりvCSAデプロイ用のISOモジュールをダウンロードします。
https://customerconnect.vmware.com/en/evalcenter?p=vsphere-eval-8

ページに遷移出来たら、[Manually Download]をクリックします。

ISOのサイズは、8.08GB程あるので、容量を確認しておきましょう。

事前準備

データストアへのISOアップロード

ダウンロードしたvCSAのインストールモジュールを、仮想マシンから参照できるようVMFSへアップロードします。
vSphere Host Clientにログインします。

アップロードが完了したことを確認し、[閉じる]をクリックします。

ESXiのホスト名、ドメイン設定

(※既に設定している場合は、実施不要です。)
[デフォルトのTCP/IPスタック]の変更画面へ遷移します。

[設定の編集]をクリックします。

[TCP/IP設定の編集]画面にて、以下の項目を環境に合わせ設定し、[保存]をクリックします。

AD/DNSの構築

(※既に存在している場合は、実施不要です。)
vSphere Host Clientより、仮想マシンを作成し、Windows Server 2022 をインストールします。
下記の記事を参考にしてください。
https://zenn.dev/yud/articles/f47dddc3321fa8
※仮想マシンHWは、vCPU:2,vMEM:2, Disk:30 GBで構成しています。
ホスト名は、[win2k22-ad]として進めます。
IPアドレスは、192.168.145.51/24としています。

<ここまでの構成概要>

vCenter, ESXiの名前解決

Active Directoryサーバより各コンポーネントの名前解決の設定をします。

AD/DNSサーバ[win2k22-ad]にて、[DNSマネージャ]を起動します。

逆引き参照ゾーンにIPv4逆引き参照ゾーンを追加します。

各ホストのAレコードを作成します。

ESXiホストのレコード:
ホスト名:esxi80-01
IPアドレス:192.168.145.101

vCenterServerのレコード
ホスト名:vcsa80
IPアドレス:192.168.145.145

ESXi, AD/DNS, vCenterの各コンポーネントで名前解決ができることを確認しておきます。
FQDNで正引き、逆引きができれば、OKです。

AD/DNS, vCenterから以下のコマンドにて確認
正引き

ping esxi80-01.yud-dev.test

逆引き

nslookup 192.168.145.101

ESXi, vCenterから以下のコマンドにて確認
正引き

ping win2k22-ad.yud-dev.test

逆引き

nslookup 192.168.145.51

AD/DNS, ESXiから以下のコマンドにて確認
正引き

ping vcsa80.yud-dev.test

逆引き

nslookup 192.168.145.145

インストールISOモジュールのファイルマウント

作成したAD/DNSサーバにISOファイルをマウントします。

仮想マシンを右クリックし、[設定の編集]をクリックします。

[CD/DVD]ドライブの参照を、[データストアISOファイル]に変更し、[参照]をクリックします。

※VMFS上に格納されたISOファイルを仮想マシンにマウントする設定になります。

[データストア ブラウザ]にて、VCSAインストール用ISOファイルを選択します。

構成が変更された旨のメッセージが表示されます。

<ここまでの構成概要>

vCenter Server Applianceのデプロイ

vCenterのインストールプロセスは、2段階で行われます。

  • Stage 1
    vCenter Server Applianceのデプロイ(仮想マシン作成)を行います。
    Stage 1のタイミングで仮想マシンが作成され、vCenter管理URLへアクセスが可能になります。

  • Stage 2
    vCenter Server 管理URL経由で設定を続けます。
    vSphere Clientの初期ユーザ、ドメイン設定など、vCenterの環境関連の設定を行います。

Install ~Stage1~

vCenter, ESXiに接続できるWindows Serverにて操作を行います。
(画面はリモートコンソールをVMware Workstation Playerのもので開いたものです。実態は、ESXi上の仮想マシンwin2k22-adです。)

マウントしたISOファイルが表示されています。

マウントしたISOファイル内の、[installer]を実行します。
本環境では、Dドライブにマウントされており、以下のパスのファイルを実行しております。

D:\vcsa-ui-installer\win32\installer

インストーラが起動するので、言語設定を変更します。

[インストール]をクリックします。

インストールプロセスの説明が表示されるので、[次へ]をクリックします。

EULAが表示されるので、確認し「次へ」をクリックします。

vCenter Server ApplianceをデプロイするESXiホストを選択します。
仮想マシン作成、ファイル転送などで使用するため管理者権限を持つESXiホストのユーザを指定します。
今回の場合、展開するホストは、[esxi80-01]ですので、IPアドレスは[192.168.145.101]を指定し、ユーザは、[esxi80-01]の初期rootユーザを指定しています。
名前解決もしていますので、IPアドレス欄に、FQDN[esxi80-01.yud-dev.test]を入力しても同じ意味になります。

証明書の設定は特にしていない場合、警告が表示されるので、「はい」で次へ進みます。

指定したESXiホストへの接続が検証されます。

検証が完了すると、vCenter Server Applianceの情報を入力して、「次へ」をクリックします。

作成する環境に合わせて、vCenterの仮想マシンスペック(CPU、メモリ)を決定します。

作成する環境に合わせて、vCenterの仮想マシンスペック(ディスク)を決定します。

作成されたApplianceのネットワーク設定を環境に合わせ入力します。

サマリを確認し、[完了]をクリックすると、vCenter Server Applianceの展開が開始されます。


少々時間がかかりますが、この画面が表示されれば、Stage 1が完了です。

Install ~Stage2~

Stage1が終了した旨が表示されるので、[次へ]をクリックします。

時刻同期先の設定、vCenter Server ApplianceへのSSH接続を有効にするかを選択します。
NTPサーバまたは、ESXiと同期、ローカルのいずれかを選択します。

vSphere Clientにログインするときのユーザ情報を入力し、「次へ」をクリックします。
画面の場合、ログイン時に使用される名前は「administrator@vsphere.local」になります。

CEIPの設定が表示されるので、「次へ」をクリックします。

サマリを確認して、「完了」をクリックします。

「OK」をクリックします。

セットアップが開始します。

セットアップが完了しますので、「閉じる」をクリックします。

vSphere Clientへの接続

以下のURLへブラウザから接続します。

https://<vCenter Server Appliance FQDN>/

この環境では、以下へ接続しています。

https://vcsa80.yud-dev.test/

警告が表示されますが、そのまま進みます。

[VSPHERE CLIENT]の起動をクリックします。

インストールプロセスにて指定したSSOのユーザとパスワードを入力して、ログインします。

vCenterへ接続でき、vSphere Clientの画面が表示されました。

データセンターの作成

ホストを管理するデータセンターを作成します。

新規データセンター名を入力し、[OK]をクリックします。

データセンターが作成されたことを確認します。

ESXiホストの追加

今回は、vSphere HAは使用しないので、クラスタの作成はしません。
※vSphere HAを使用する場合は、クラスタを作成し、そこにホストを追加します。

データセンタを右クリックし、[ホストを追加]をクリックします。

追加するESXiホストのホスト名を入力します。
※表示名となるので、FQDNで入力しています。

ESXiホストのユーザ名、パスワードを入力します。

証明書のエラーが表示されるので、[はい]をクリックします。

追加するESXiホストの情報が表示されるので、確認し、[次へ]をクリックします。

ESXiホストに適用するライセンスを選択します。
この手順で設定しなくても、後から適用も可能です。
※今回は、評価版を使用しています。

ロックダウンモードの状態を選択します。
ロックダウンモードについては、この辺に書いてあります。
https://docs.vmware.com/jp/VMware-vSphere/7.0/com.vmware.vsphere.security.doc/GUID-88B24613-E8F9-40D2-B838-225F5FF480FF.html

仮想マシン作成時に使用する場所を選択します。

ホスト登録のサマリが表示されるので、[完了]をクリックします。

ホストが追加され、仮想マシンが表示されていることを確認して完了です。

まとめ

以上で、vCenter Server Applianceのデプロイ、ホスト追加の機能をインストールする手順は完了です。
あまりvCSAデプロイ~ホスト追加までの手順をDNS設定もつけてやっている手順がなかったので書いてみました。
今回は、vSphere Automation APIを使用するためだけに建てたので、vSphere HAの機能は使いませんでしたが、通常の評価であれば、クラスタ作成して、ホスト2台とかで作るのが一般的だと思います。
vSphere環境を構成する機会はあまりないかもしれませんが、評価でなら使うこともあると思いますので、機械ありましたら参考にしてみてください。

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