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評価用のESXiインストール手順(vSphere ESXi 8 [Nested on VMware workstation Player])

2022/12/28に公開約8,800字

やりたいこと

自分で好き勝手やってもいいvSphere環境が必要・・・・。ってことあると思います。
(移行とか機能検証とか手順確認とかUIみたいとか)
そんなときのためにまずは、ESXiを構築したいと思います。

使用した環境情報

今回は、vSphere ESXi 8.0をインストールしていきます。
Nestedでの手順になっていますが、Nestedではない場合でもあらかた画面などの参考になるかと思います。

<構成概要>

<インストールするバージョン>
ESXi 8.0.0 Build 20842819(理由は後述します。)
※vSphere 7.0を使用したい場合、ESXi 7.0.3 Build 20842708でも、大枠同様の手順でインストールできることを確認しています。

<ホストマシンスペック>
CPU: Ryzen7 5800U 8Core
MEM: 16 GB
Windows: Windows 11 Pro 21H2(build 22000.1335)

上記マシン上に構成された、下記をESXiホストとしています。
VMware Workstation Player 17.0
バージョン:17.0.0 build-20800274

いわゆるNested構成です。
(vSphere7 あたりからNestedの難易度がすごい。)

また、互換性の観点から、すべてのWindows OS上の仮想化機能を無効化しています。
(※共存できるという記事もありますが、今回は確認していません。)
Hyper-V
仮想化関連の機能を無効化しています。
※インストール用ISO作成のタイミングでWSL2を使用したので、その後無効化しています。

Virtual Box
 インストールしていたので、アンインストールしてます。

<インストール用ISOモジュールを作成する際に使用した環境>
Ubuntu(WSL2) 20.04.5 LTS
Python 3.7.16
PowerCLI 13.0.0.20829139
一時的に作成し、その後無効化してます。

VMware Workstation Playerのインストールは以下の記事を参照いただければと思います。
https://zenn.dev/yud/articles/18642ffeedd673
※上記記事で立てているWindowsは削除した上でこの手順を実施しています。

経緯

<ホストにVMware WorkStation Playerを選定した理由>
・Hyper-V用に、開発されているESXiのNIC Driver(net-tulip)は、vSphere 6.0までが対象のため。
・VirtualBoxはESXiインストールプロセス中にPurple Screenとなってしまうためです。
(VirtualBoxの知見はあまりないため、途中で諦めました。)
の2点です。
Nestedは要件が絡まるようにあるので、かなり限定的になりました。

<ESXiのバージョン選定理由>
本当は、ISOをダウンロードしてそのままvSphere 8.0の環境をインストールしたかったのですが、ESXiインストールプロセス にて、[No Network adapters detected]と表示され、NICが認識しませんでした。
使用したインストールモジュールのバージョン:ESXi 8.0 Build 20513097

できるだけ最新ですすめたかったため、以下の手順で進めました。

  1. VMware Workstation Playerで使用されるNIC Driverバージョンの確認
    この環境でVMware Workstation Playerで使用されるNICは以下でした。
Intel(R) 82574L Gigabit Network Connection

※仮でWindowsをインストールして確認しました。(確認方法があっているかは不明)

  1. ドライバに対応しているバージョンの確認
    Compatibility Guideから対応するバージョンを確認しました。
    https://www.vmware.com/resources/compatibility/search.php

指定した項目は以下です。

項目 指定した値
検索カテゴリ IO Devices
製品リリースバージョン All
キーワード 82574L(手順1で確認したドライババージョン。)
I/Oデバイス タイプ Network

  1. 対象バージョンのOffline-Bundleを取得
    Product Patchesを開きます。
    https://customerconnect.vmware.com/patch

前段で確認したバージョンを選択し、[Download Now]をクリックします。
※最新を指定します。

ダウンロード

事前準備

PowerCLI環境の構築

インストールモジュールを作成するために、PowerCLIを使用できる環境を構築します。
※WSL2にてUbuntu上のPowerShellにて、PowerCLIを使用しました。

PowerCLIを操作できれば、WSL2を使用する必要はありません。
注意としては、最新版PowerCLIでは、使用の際にPython 3.7が必要になります。
環境を構築し、PowerCLIを操作できるように構成しておきます。

下記の記事様を参照させていただきました。
https://vhoge.hateblo.jp/entry/2022/11/23/011930

インストール用ISOモジュールの作成

使用ファイルパス

PS /> ls /mnt/d/modules/vsphere/esxi/8.0/offline-bundle/
VMware-ESXi-8.0a-20842819-depot.zip

イメージの登録

PS /> Add-EsxSoftwareDepot /mnt/d/modules/vsphere/esxi/8.0/offline-bundle/VMware-ESXi-8.0a-20842819-depot.zip

Depot Url
---------
zip:/mnt/d/modules/vsphere/esxi/8.0/offline-bundle/VMware-ESXi-8.0a-20842819-depot.zip?index.xml

インポートの確認

PS /> Get-EsxImageProfile | where {$_.Name -notmatch "s-standard|-no-tools"} | ft -AutoSize

Name                        Vendor       Last Modified       Acceptance Level
----                        ------       -------------       ----------------
ESXi-8.0a-20842819-standard VMware, Inc. 12/08/2022 00:00:00 PartnerSupported

ISO作成

Export-EsxImageProfile -ImageProfile ESXi-8.0a-20842819-standard -ExportToIso -FilePath /mnt/d/modules/vsphere/esxi/8.0/iso/ESXi-8.0a-20842819-standard.iso -nosignature

PowerCLI環境の削除、仮想化機能の無効化

ここまでやったら、インストール用ISO作成のために構成したUbuntuをアンインストールし、仮想化関連の機能は無効化しておきます。「使用した環境」項目に記載しています。

ここまで来たらようやく事前準備が終わりとなります。

ESXi用仮想マシン作成

ESXiインストール用の仮想マシンHWをさくっと作成していきます。

前段で作製したインストール用ISOモジュールを指定します。

自動で、バージョン欄に[VMware ESXi7]が選択されていました。(仕様かは不明)

仮想マシン名と、仮想マシンファイルの格納場所を選択します。

ESXiで使用するディスクサイズと仮想マシンファイルの格納方式を指定します。

[ハードウェアをカスタマイズ]をクリックします。

ESXiで使用したいコア数と、メモリ数を指定します。
※最小要件は、2Core, 4GB Memoryとなります。

変更されたサマリを確認し、「完了」をクリックします。

ESXiのインストール

[仮想マシンの再生]をクリックします。

インストーラが起動し、インストールプロセスが開始しますので、少し待ちます。


Welcome画面が表示されました✨(長い道のりでした😢)
[Enter]を押します。

利用許諾を確認し、[F11]を押します。

ESXiをインストールするディスクを選択します。
今回は1本しかつけてないので、そのまま[Enter]を押します。

キーボードレイアウトを指定します。

rootユーザ(初期作製される管理者)のパスワードを指定し、[Enter]を押します。

インストールディスクが再パーティショニングされる警告が出るので、[F11]を押します。

ファイルコピーなどのHypervisorインストールプロセスが始まります。

インストールが正常に完了した旨表示されるので、[Enter]を押します。

再起動プロセスが始まります。

ESXi初期設定

簡単に初期設定をします。
・固定IPアドレスの設定
・vSphere Host Clientでの接続

固定IPアドレスの設定

[F2]を押します。

インストールプロセスにて指定した、[root]ユーザのパスワードを入力します。

[Configure Management Network]にカーソルを合わせ、[Enter]を押します。

[IPv4 Cofiguration]にカーソルを合わせ、[Enter]を押します。
※現状は、DHCPでアドレスが割り当たっていることが分かると思います。

[Set static IPv4 address and network condifuration]を[↓]と、[Space]で選択状態にし、固定IPアドレスを設定します。
設定後に、[Enter]を押します。
※ホストOSからは接続できるままとしたいので、IPv4 Addressの4オクテッド目のみ変更しています。

IPアドレスが変更されていることを確認し、[ESC]を押します。

管理ネットワークを再起動して、変更を有効にするか聞かれますので、[Y]を押します。

[System Customization]の画面に戻れば、変更が適用されています。
[ESC]にて、設定画面よりログアウトします。

vSphere Host Clientでの接続

やっとここまで来ました。
ホストOSから、vSphere Host Clientへ接続します。

ESXiホストの画面に表示されているURLをホストOSで起動したブラウザに入力します。

下記画面が表示されるので、[詳細情報]をクリックします。

[危険性を承知で続行]をクリックします。

Host Clientのログイン画面が起動しますので、ログインします。
(画面めっちゃきれいになってる😯)
ユーザ名 :root
パスワード:<インストール時に指定したrootユーザパスワード>

内容を確認し、[OK]をクリックします。

Host Clientに接続できました✨
(画面めっちゃきれいになってる😮)

以上で完了です!

まとめ

以上で、ESXi 8.0 Mested VMware WorkStation Playerの構築手順は完了です!
これでぶっ壊してもいいおうちESXi環境が誕生しました。

Hyper-Vほどリソースを気にしなくてもいいので、仮想マシンを作って遊ぶことができます!
管理しやすくするために、vCenterもあるといいですが、仮想マシン立てるだけであれば、いらないかなとも思います。
ちなみに、筆者はvSphere 6.7までしか触ったことないので、画面変わりすぎで感動しました。
どなたかの評価の際の参考になれば幸いです。

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