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オンラインLaTeXエディタ Overleafのすすめ
この時期にはLaTeXで卒論や修論などを書く人が多いうえに、在宅などで別々のパソコンでLaTeXの環境を整えることも必要になり、論文を書き始めようというして環境構築で時間が消えるみたいなこともあるのではないでしょうか。そのような方の参考になればと思います。
Overleaf
Overleafはブラウザから利用できるLaTeXエディタです。LaTeXの文書を作成し、コンパイル、PDF出力等をブラウザだけで行えます。有料プランもありますが、無料で利用できるプランもあります。私も無料プランを利用してますが、問題なく執筆できています。
機能
- 通信環境が整っており、ブラウザが使えるならどこからでもアクセスできる
研究室で書いた文章をいったんクラウドストレージや、USBに保存して、自宅のPCに持って帰るみたいな作業がなくなります。 - 共同で編集できる
例えば、誰かに添削をお願いするときにURLを共有することで編集やコメントを残してもらうことができます。 - 編集履歴が残る
どこをいつ編集したのか履歴が残ります。履歴の比較機能もあり、添削してもらったところを簡単に確認できます。「あーさっきの文章のほうがよかったな」みたいなときに戻せて便利 - プロジェクトはzipファイルとして、ダウンロードできる
プロジェクトは、文書ごとの作業スペースみたいなもので、そこにtex,画像といった必要なデータを保存しておくことができます。これをzipファイルとしてダウンロードできるのでバックアップも可能です。
以上は無料で使える機能の一部になります。
有料の機能としては、GithunやDropboxとの連携があります。
日本語で文書を書くための設定
日本語で文書を書くためには少し設定が必要になります。私は以下のページを参考にさせていただきました。
デメリット
- VSCodeといった慣れてるテキストエディタが使えない。
- サーバーが落ちてアクセスできなくなる可能性
G〇〇gleが落ちてYoutubeやGmailが一時利用不可になりましたが、Overleafでもそのような可能性があります。ちなみに、私が利用しているときに一時利用不可になることはありませんでした。
最後に
卒論などを書く際にはこまめに保存してください。PCが壊れても平気なようにPC以外にもバックアップ保存しておいてください。
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