AWS SAA-C03について調べてみた
AWS Certified Solutions Architect – Associate が 2022年8月30日にSAA-C02からSAA-C03にバージョンアップしました。
近いうちにSAAの資格を受験する予定があるためどのようなところに変更があるか試験ガイドを確認してまとめて見ました。
試験内容について
SAA02とSAA03を比べると比率が上がったのがセキュリティ分野(+6ポイント)とコスト最適化(+2ポイント)、
逆に比率が下がったのが可用性・耐障害性・スケーラビリティなどのアーキテクチャ(-4ポイント)と高性能アーキテクチャ(-4ポイント)です
分野1 | 分野2 | 分野3 | 分野4 | |
---|---|---|---|---|
SA02 | レジリエントアーキテクチャの設計 30% | 高パフォーマンスアーキテクチャの設計 28% | セキュアなアプリケーションとアーキテクチャの設計 24% | コスト最適化アーキテクチャの設計 18% |
SA03 | セキュアなアーキテクチャの設計 30% (+6%) | 弾力性に優れたアーキテクチャの設計 26% (-4%) | 高性能アーキテクチャの設計 24% (-4%) | コストを最適化したアーキテクチャの設計 20% (+2%) |
試験内容の詳細について
試験ガイドのタスクステートメントを確認すると、アーキテクチャのタスクステートメントの書き方が変わっていました。
コスト分野のタスクステートメントが明確に一つ増えた一方で、可用性・耐障害性・スケーラビリティについてはタスクステートメントが減りました。(まとめた感がある)
セキュリティの分野は比率が大きく増えたに関わらず、書き方は変えているものの、内容はほぼ変わってない印象です。
セキュリティ分野
バージョン 分野名 | タスクスーテートメント |
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SAA 02 セキュアなアプリケーションと アーキテクチャの設計 |
・ AWS リソースへのセキュアなアクセスの設計 ・セキュアなアプリケーション階層の設計 ・適切なデータセキュリティオプションの選択 |
SAA 03 セキュアなアーキテクチャの設計 |
・ AWS のリソースへのセキュアなアクセスを設計する。 ・安全なワークロードとアプリケーションを設計する。 ・ 適切なデータセキュリティコントロールを判断する。 |
アーキテクチャ
バージョン 分野名 | タスクスーテートメント |
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SAA 02 多層アーキテクチャソリューション |
・ 多層アーキテクチャソリューションの設計 ・ 可用性の高いアーキテクチャやフォールトトレラントなアーキテクチャの設計 ・ AWS のサービスを使用したデカップリングメカニズムの設計 ・ 適切な回復力のあるストレージの選択 |
SAA 03 弾力性に優れたアーキテクチャの設計 |
・ スケーラブルで疎結合のアーキテクチャを設計する。 ・ 高可用性アーキテクチャおよび/またはフォールトトレラントアーキテクチャを設計する。 |
高パフォーマンス関連
バージョン 分野名 | タスクスーテートメント |
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SAA 02 高パフォーマンスアーキテクチャの設計 |
・ ワークロードに対する伸縮自在でスケーラブルなコンピューティングソリューションの識別 ・ ワークロードに対するパフォーマンスとスケーラブルなストレージソリューションの選択 ・ ワークロードに対するパフォーマンスが高いネットワーキングソリューションの選択 ・ ワークロードに対するパフォーマンスの高いデータベース ソリューションの選択 |
SAA 03 高性能アーキテクチャの設計 |
・ 高パフォーマンスかつスケーラブルなストレージソリューションズを決定 ・ 高性能で伸縮自在なコンピューティングソリューションズを設計する。 ・ 高パフォーマンスデータベースソリューションズを特定する。 ・ 高パフォーマンスおよび/またはスケーラブルなアーキテクチャを決定する。 ・ 高性能なデータ取り込みと変換のソリューションズを判断する。 |
コスト最適化関連
バージョン 分野名 | タスクスーテートメント |
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SAA 02 コスト最適化アーキテクチャの設計 |
・コスト効率が高いストレージソリューションの識別 ・コスト効率が高いコンピューティングおよびデータベース サービスの識別 ・コスト最適化ネットワークアーキテクチャの設計 |
SAA 03 コストを最適化したアーキテクチャの設計 |
・コストを最適化したストレージソリューションズを設計する。 ・コストを最適化したコンピューティングソリューションズを設計する。 ・コストを最適化したデータベースソリューションズを設計する。 ・コストを最適化したネットワークアーキテクチャを設計する |
SSA02がリリースされてからSSA03がリリースされるまでのAWSのサービス差分で試験対象となっているもの
SSA02のリリースが2020年3月23日で、SAA03のリリースが2022年の8月30日でした。
アップデートは主に2020年分と2021年分だと思うので、そちらを調べてみました。
※抜けもれ誤植がありましたら、申し訳ございません、ご指摘いただきましたら、修正いたします。
試験内容のタスクステートメントに記載されている新サービス
AWS Outposts
コストを最適化したアーキテクチャの設計:
ハイブリッドコンピューティングオプション (AWS Outposts、AWS Snowball Edge など)
AWS Lake Formation
高性能アーキテクチャの設計
高性能なデータ取り込みと変換のソリューションズを判断する。:
適切なユースケース (Amazon Athena、AWS Lake Formation、Amazon QuickSight など) を 持つデータ分析および視覚化サービス
Service Quotas
弾力性に優れたアーキテクチャの設計:
高可用性アーキテクチャおよび/またはフォールトトレラントアーキテクチャを設計する。
Service Quotas とスロットリング (スタンバイ環境でワークロードの Service Quotas を構成する方法など)
試験内容詳細に記載はないが、試験の対象内とされているサービス
- Amazon QLDB
- AWS Compute Optimizer
- Amazon Kendra
- AWS Data Exchange
- Amazon Detective
- Amazon EventBridge
- Amazon Timestream
- Amazon Managed Service for Grafana
- Amazon Managed Service for Prometheus
- AWS Proton
- AWS Panorama
- Amazon Monitron
- AWS Audit Manager
- AWS Wavelength
対象外と明記されている新サービス
- AWS App Mesh
- AWS Chatbot
- Amazon CodeGuru
- AWS DeepRacer
- AWS CodeArtifact
- Amazon Interactive Video Service
- Amazon Augmented AI
- AWS DeepComposer
- Amazon HealthLake
- Amazon Lookout for Vision
- Amazon Lookout for Equipment
- Amazon Lookout for Metrics
- Amazon Location Service
- Amazon Managed Workflow for Apache Airflow
- AWS CloudShell
最後に
私はSAA01は昔、取得しましたが、それからだいぶ経っていて、SAA02は受験していないのでSAA03との違いはわからないですが、SAA03の合格体験記をみると全体的に少し深くなった感じだと思われます。また、出題範囲も大きく変わったようです。
※現状(2022年9月5日時点)ではSAA-02の出題範囲が見られないため、比較ができませんでした。
すでに合格体験記を出している人いました。
https://zenn.dev/energy_saving/articles/dbc64d385a4c7a
それでは今月中にSAA03が受かるように頑張って勉強しようと思います。
参考リソース
-
2020リリース内容 参考
https://dev.classmethod.jp/articles/aws-summary-2020/ -
2021リリース内容 参考
https://dev.classmethod.jp/articles/aws-summary-2021/
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