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GPUクラウドを使ってStable Diffusion Web UIを手軽に体験

2023/02/11に公開

はじめに

筆者は、Stable Diffusion自体を動かしたことがなかったのですが
SNSで流れてくる素敵なAIイラストを見て
自分でもやってみたいなーと思いまして色々調べました。

手軽に試したいと考えた上で最近は
SDWebUI(Stable Diffusion Web UI) が流行りであり
LoRA を使ってイラストの傾向を補正するという事が行われているのかなと思いました。

ただGPUなども重要らしく、PC環境を用意するのなかなか大変です。

そこで本記事では Paperspace というクラウドサービスで
ちゃちゃっと Stable Diffusion Web UI を起動するとこまでを解説します。

Paperspace会員登録

こちらのPaperspace公式サイトにアクセスしSIGN UP FREEより登録を進めてください。
https://paperspace.com/

↓↓↓ 一応リファラルリンクも貼っておきます ↓↓↓
https://console.paperspace.com/signup?R=U6HBVFL

リファラルリンクから登録した場合に登録者は10ドルもらえて、筆者は15ドル貰えるようです。
ただ、後述します月額プランの支払いには使えない雰囲気でした。

PaperspaceでSDWebUIを動かす

SDWebUI Notebookの作成

さて SDWebUIを動かしていきます。

CREATE A PROJECT を選択します。

ここは単にプロジェクト名なので何でもいいですね。

次に CREATE を選択してください。

Nootbookと呼ばれるドキュメントを作成します。

(1)でStable Diffusionを選択します。

(2)がとても注意です。
Freeと書かれているものを選択してください。

完了しましたら3を押してSDWebUIの起動をはじめましょう!

SDWebUIの起動

さて、今はこのような画面でしょうか。

stable-diffusion-notebook.ipynb を選択して、この画面を表示してください。

このままでは動きませんので、Setupのコードを

!pip install --upgrade git+https://github.com/huggingface/diffusers.git 
!pip install -U transformers accelerate scipy
!pip install flax==0.5.0 --no-deps
!pip install msgpack rich optax accelerate ftfy scipy
!pip install ipywidgets
!jupyter nbextension enable --py widgetsnbextension
!git clone https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui
!mkdir outputs

から

%cd /notebooks
!pip install --upgrade git+https://github.com/huggingface/diffusers.git 
!pip install -U transformers accelerate scipy
!pip install flax==0.5.0 --no-deps
!pip install msgpack rich optax accelerate ftfy scipy
!pip install ipywidgets
!pip install fastapi==0.90.1
!jupyter nbextension enable --py widgetsnbextension
!git clone https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui
!mkdir outputs

に書き換えてください。

そして、RUNを選択して、Setupを走らせます。
pipですからPython系のライブラリなどのセットアップを行っていますね。

こんな感じになっていたら終わっています。

このとき1のファイルがない場合は2のボタンを押してリロードしてみてください。

そうしたら、ここまで、下にスクロールしてみてください。

ここの6と9行目が、SDWebUIを起動している場所です。
2個も起動しなくていいと思うので、9行目を#で写真のようにコメントアウトしてみましょう。

さて、ここでもRUNをしてみましょう。

この赤線の上のようなURLが生成されていたら成功です。
Gradio という仕組みでURLを発行して、Gradio経由でアクセスする手法のようです。

この画面が出たら完了です!

今回のオチ

イラストAIめちゃくちゃ難しいですね!
あのTwitter上で見るような素晴らしいイラストは全く生まれる気配がありません...

次回の記事では、ここからクオリティUP
していくまでのステップをまとめたいと思っています。

コミュニティメンバー募集のおしらせ

筆者がSlack上で運営しております
AIコミュニティのメンバーを募集しております。

こちらの記事で設定したChatGPT風のチャットボットなども居ますので
良かったら遊びに来ていただけませんか?
https://zenn.dev/yoneapp/articles/1a02292e22cc2b

こちらのフォームからご登録いただきましたら招待メールをお送り致します。
https://pro.form-mailer.jp/fms/70396d18278374

本記事で分からなかったこと
記事のとおりにしたけど、うまく動かなかったなども
気軽にご相談に来ていただければと思っております。

当コミュニティは、本記事のように実際にAIを使ってみながら
楽しく昨今のAI事情を追いかけていくコミュニティを目指します🚀

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