文系バイブコーダーからR&Dエンジニアになるまでにやったこと
はじめに
今月、私は非エンジニアからエンジニアへとジョブチェンジをしました。
端的に言うと趣味でバイブコーディングをしていたらハマりすぎてそれが仕事になったという感じです。
今は開発組織のR&D部に所属してエンジニアとして研究開発をしています。
インターネットでは
「バイブコーディングは所詮、コードが書けない非エンジニアの遊び・・・」
なんてことを聞いたことがあるかもしれませんが、
実際はどうかというと、バイブコーダー出身の自分は驚くほどスムーズにエンジニア組織に馴染んでいますし、任せてもらった開発タスクを一つ、二つと終えることができました。もちろんAIコーディングです。
Claude CodeをはじめとするAIコーディングを前提に開発を進めている現場はすでにあるし、それが強く求められているということを目の当たりにして正直驚いています。
もしかしたら私と同じように、バイブコーディングがきっかけで開発に目覚める人もいるかもしれないし、それが職業になったら・・・と思う人もいるかもしれません。
エンジニアになれて私は本当に運が良かったと思うのですが、その運を引き寄せるまでにやったことを紹介していこうかなと思います。
その1:GPUを買う
いきなりハードル高くて申し訳ないのですが、GPUある人生とない人生とどちらを選ぶかというと
あったほうがいいですよね。
ちなみに私はRTX4080と3080tiを愛用しています。
結構これが転機として大きかったのかなと思います。
実際にGPUをきちんと動かせているのかはさておき、この記事は未だによく読まれていて
この記事がきっかけでお友達になったAI界隈の人もいます(笑)
実際に4080を持っている人ってわたしの周りでは誰もいなかったし、
このZennの記事から私のXをフォローしてくれたりして
インターネットでのAIエンジョイ界隈の一員として認知された感じもします。
4080を買った当時は2023年はまさに生成AI元年!!!という感じでしたね。
GPUがあればAIが自分のパソコンで動く!みたいなワクワク感もあり
もともとパソコンとかガジェットは好きなので欲しくなって買いました。
2025年の今だったら多分いきなり買わないでバイブコーディングにお金使って開発してたでしょうね。
でもローカルAIは夢あるし、あると話が弾んですぐ友達になれるのでおすすめです。
その2:AIキャラの開発をはじめる
こちらは初めてAIキャラに挑戦してみた記事。これもよく読んでもらえています。
色々AIで遊んでいて一番自分がハマったのがこのAIキャラの開発でした。
ここからAIキャラ・AITuberにめちゃくちゃハマっていき
プライベートの時間をすべてAITuberの開発に充てることになります・・・
また、自分でAITuber作って楽しく配信してたらハヤカワ五味さんが遊びに来てくれて
一緒にAITuberを作ることに・・・これは奇跡に近い。
自分のスキルなんてまだまだだな、とか、誰でもできるなと悲観的にならずに
自分の持っているものでも人のためになるんだということを感じた大きな出来事でした。
その3:色んなAI組み込みアプリを作る
3人でチーム開発をしてAIが自律的に行動するアルゴポリスというゲームを制作して展示しました。
Pythonをギリギリ書けるか書けないかくらいの初心者でしたが、ここで結構鍛えられた感じがします。
なにかひとつのプロダクトをゼロから作り上げるという経験はこれが初めてでした。
また、ZennのAIエージェントハッカソンの第一回目にプロダクトを作って出してみました!
AIチャットアプリは定番ではあるので初心者にはとても作りやすかったですし、
自分なりに機能を足したりしてアレンジできたのはとても楽しかったです。
そして、AITuberシステムも共同で作ってOSS公開をしたりしました。
一人でもバイブコーディングで作れるんだ!という自信がついてきました。
その4:技術書を書いてみる
当時は非エンジニアでしたが、バイブコーディングで自由に開発できるようになってきたので
自分なりの方法をまとめておこうという気持ちで技術書の執筆に挑戦してみました。
個人開発しながら並行して技術書の執筆はなかなか大変でしたが、やってよかったな〜と思いました。
ちなみに、こちらは自分で企画書を作って出版社に持ち込んで実現したので興味あればぜひ調べてみてくださいね。
私の場合は編集者の人とお仕事したかったので持ち込んだのですが、個人で自己出版というパターンも次は挑戦してみたいなと思っています。
その5:技術記事をとにかく書いて発信する
いちばん大事なことはやってきたことを失敗も含めてなんでも全部書いて継続的に発信し続けることです!
意外と発信し「続ける」って大変なのですが、これをやるのとやらないのとでは本当に大きいな・・・と言葉で言い表せないくらいたくさんのありがたいご縁にめぐまれることができています。
とにかく、今すぐなにか書いて発信しましょう!
まとめ
ここまで読んでいただいて参考になったことはあるのかはちょっと保証はできないのですが、
小さい子どもがいてのジョブチェンジは正直色んな覚悟が必要で決断するまでにたくさんの時間がかかったのも事実です。
でも一歩踏み出すのは自分だし、次のステージに進むのを決めるのも自分です。
ここからまた新しいエンジニアという人生とても楽しみです!
みなさんのバイブコーディングにも幸あれ。
お読みいただきありがとうございました!
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