🍱
[Python]conda仮想環境が独立していることの検証
やりたいこと
- conda仮想環境がそれぞれ独立した環境であることを確認したい。
- 異なる仮想環境それぞれでJupyterNotebookを起動し、使えるライブラリに差があることを確認したい。
背景
conda仮想環境が異なれば、それぞれの環境で利用できるライブラリは異なるので、
ある仮想環境でインストールしたライブラリは、他の仮想環境では使えないはず。
理屈では分かるが、本当にそうなっているかを自分で動かして確かめたい。
環境
- Windows10+Anaconda
前提
- Windows10 に Anaconda がインストール済みであること。
- condaコマンドが実行できること。
Windows10にAnacondaをインストールする手順
conda仮想環境作成
2つの仮想環境をクリエイトする。
-
yamato1
-
yamato2
conda create -n yamato1
conda create -n yamato2
作成されたことを確認する。
conda info -e
Jupyterインストール
各環境にJupyterをインストールする。
yamato1にインストールする。
conda activate yamato1
conda install jupyter
yamato2にインストールする。
conda activate yamato2
conda install jupyter
pandasインストール
yamato1
には pandas をインストールするが、yamato2
にはしない。
これで、ライブラリのインストール状況に差が出る。
yamato1にのみインストールする。
conda activate yamato1
conda install pandas
ライブラリ確認
conda list
で各環境のライブラリのインストール状況を確認できる。
yamato1
と yamato2
を比較すると、pandas は yamato1
にのみインストールされていることが確認できる。
Jupyter起動
両方の環境でJupyterを起動する。
jupyter notebook
同時に起動すると、各環境で異なるポート番号が割り当てられる。
Jupyter画面表示
pandasはyamato1にはインストール済みだが、yamato2には入っていない。
よって、yamato1ではインポートできるが、yamato2ではインポートできないはず。
それを確認する。
yamato1
import pandas as pd
エラーが起きないので、正常にインポートできている。
yamato2
import pandas as pd
エラーが発生している。pandasをインストールしていないからである。
以上の通り
「異なるconda仮想環境においては、インストールされているライブラリも個別に管理されている」
ことが確認できた。
Discussion