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wp-envで起動するWordPressを日本語に対応させる2つの方法

2023/05/21に公開

はじめに

この記事は@wordpress/create-blockで構築した環境を前提としています。
構築に関しては以下の記事を参照してください。

https://zenn.dev/yamane_yuta/articles/51cb3c6b1cb13b

概要

wp-envで起動するWordPressの設定画面を開き、言語を変更しようとしてもデフォルトでは選択肢が英語しか存在しておらず、日本語に変更できません。

デフォルトでのSite Language

これでは多言語対応したプラグインの確認ができないので、日本語を選択できるようにします。

環境

  • Windows 11 Pro 22H2
  • npm 8.8.0
  • docker 20.10.10
  • wp-env 5.16.0

方法①

1つ目は、wp-config.phpに設定を追加する方法です。

wp-config.phpdefine ('FS_METHOD', 'direct');の設定を追加するため、.wp-env.override.jsonを作成します。

override.json
{
    "config": {
        "FS_METHOD": "direct"
    }
}

この方法では、WordPressの初期表示は英語のまま、設定画面で他の言語を選択できるようになります。

configプロパティを記述した場合

スクロールしていくと、日本語が選択肢にあることが確認できます。
configプロパティを記述した場合

参考URL

方法②

2つ目は、日本語版のWordPressを起動する方法です。

.wp-env.override.jsonを作成し、coreプロパティに日本語のWordPressを指定します。

override.json
{
    "core": "https://ja.wordpress.org/wordpress-6.0.3-ja.zip"
}

WordPressの最新版を指定する場合は、https://ja.wordpress.org/latest-ja.zipと記述してください。今回は6.0.3を指定しています。

この方法では、WordPressの初期表示が日本語になります。また、日本語と英語以外は選択できない状態です。

coreプロパティを記述した場合

参考URL

補足

方法①と方法②を組み合わせることもできます。
その場合、初期表示が日本語になり、英語や日本語以外の言語も選択できるようになります。

override.json
{
    "core": "https://ja.wordpress.org/wordpress-6.0.3-ja.zip",
    "config": {
        "FS_METHOD": "direct"
    }
}

両方記述した場合

必要となる環境に合わせて.wp-env.override.jsonの内容を調整してください。

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