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en_USで頑張るArch Linux日記 8日目:カレンダー
en_USで頑張るArch Linux日記の8日目です。
そろそろHyprlandの見た目が気になってきました。
今後はしばらくGUIを扱っていくことになりそうです。
手始めに画面右上の日付をクリックすると表示されるカレンダーから手を付けていきます。
現状では下のようになっていると思います。
左端の1列が週番号になっていて、ちょっと見づらいんですよね[1]。
なので、週番号をなくして見やすくしたいところです。
どうやら、このカレンダーはML4Wお手製のアプリ(Python + GTK)らしく、flatpakでインストールされているようです。ML4WにはHyprlandの設定オプションがいくつかありますが、調べてみても週番号をON/OFFする設定項目は見当たりませんでした。
そこで、不本意ではありますが今回は直接ソースを書き換えます。
まず、flatpakがインストールしたフォルダにcd
します。
cd `flatpak info -l com.ml4w.calendar`
cd files/share/dotfiles-calendar/dotfiles_calendar
ここにPythonのソースがあるので以下のようにしてwindow.py
を変更します。
sudo cp window.py{,.orig} # backup
sudo vim window.py
変更内容は下記の1行追加だけです。
sudo diff -u window.py.orig window.py
--- window.py.orig 1970-01-01 09:00:00.000000000 +0900
+++ window.py 2025-04-26 06:15:31.327748683 +0900
@@ -14,4 +14,5 @@
current_month = datetime.now().strftime('%m')
self.calendar.set_month(datetime.now().month-1)
self.calendar.set_day(datetime.now().day)
+ self.calendar.set_show_week_numbers(False) # mod
これで、週番号なしの見慣れたカレンダーになったはずです。
本来はこのカレンダーアプリに週番号ON/OFFのプルリクを投げるのが筋ですが、GUI関係は調べだすと時間がかかりますし[2]筆者はGTKアプリを書いたことがないので、今回はソースをいじりました。
Refer to:
- https://pygobject.gnome.org/tutorials/gobject.html
- https://docs.gtk.org/gtk4/class.Calendar.html
- https://docs.gtk.org/gtk4/method.Calendar.set_day.html
- https://docs.gtk.org/gtk4/method.Calendar.set_show_week_numbers.html
-
ひょっとすると
en_US
ロケールのせいかもしれませんが、ML4W作者が住むドイツでは週番号がついたカレンダーが一般的なのかもしれません。 ↩︎ -
調べた過程はこちら→ https://zenn.dev/link/comments/750ade6967aa4e ↩︎
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