線形計画法
参考文献
- 並木誠, 線形計画法, 応用最適化シリーズ, 朝倉書店, 2008
- 金谷健一, これなら分かる最適化数学 ―基礎原理から計算手法まで―, 共立出版, 2005
- 東京工業大学 塩浦先生の授業資料
- 東京工業大学 水野先生による数理計画法テキスト
阪大 情報科学研究科の梅谷先生がまとめているリストも参照のこと
[証明] 線形計画問題の解は凸超多面体の頂点に存在する
次の式で表される不等式標準形の線形計画問題を考える。
まず、
また
さらに、
ここで、凸多面体の頂点を定義する。頂点とは、多面体の他のどんな2点を用いても、それらの凸結合では表せない点を意味する。すなわち、凸多面体の点
上で示した
さて、線形計画問題の目的関数は以下のように表せる。
ここで、
参考
[証明] 罰金法で求めた最適解は、もとの線形計画問題の最適解となる
以下の線形計画問題
に対して、
を考える。問題
ここで
実際、問題
問題
ここで、問題
参考
[証明] 不等式標準形の線形計画問題の実行可能領域は凸集合である
不等式標準形の線形計画問題の実行可能領域
まず任意の
よって、
[証明] 双対定理を用いたFarkas の補題
\exists{\bm x}\in\R^n, A{\bm x}={\bm b}, {\bm x} \ge{\bm 0} \exist{\bm y}\in\R^m, A^T{\bm y}\le {\bm 0}, {\bm b}^T{\bm y}>0