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QAエンジニアとして入社してからの一年間を振り返ってみる

2024/05/08に公開

はじめに

皆様こんにちは。
ウェルスナビ株式会社で品質向上チームの責任者を務めております妹川です。
チームの役割としましては、名前の通りサービスに対する品質保証を行い、サービスの品質を良くしていくチームになります。

私は2022年の10月にウェルスナビの品質向上チームにジョインしました。

本記事では私が昨年ジョインしてから今までに感じたことや実施してきたことをご紹介出来ればと存じます。

2022年10月:

品質向上チームにジョイン

一ヶ月ちょっとで4,5回自己紹介する機会があり(5回聞いている人もいます、、、)、同じネタを話すことに罪悪感。

リモート環境からテスト環境に繋がらない?

リモート環境からテスト環境に接続する際ドキュメント通りに作業しても全然繋がらず、かつ社内でもサポート可能な方がおらず、Windows→Macに機種変更してもらい即繋がる。

社外からテスト環境へ繋げる為にはセキュリティが厳しく、特定のソフトウェアを経由しないとリモート作業が出来ない為、チームの支給PCをMacに統一する。

定常案件とリグレッションテスト

ジョイン当時は緊急対応案件の真っ最中、対応期限が決まっている為に時間が無く、仕様を把握してからテスト設計するという段階を踏めずリグレッションテストや期限の決まっていない定常案件ばかり担当していました。

単にテストを実施するだけではなくリグレッションテストの手順を修正。リグレッションテストの手順はそもそもある程度の知見を持った人向けの手順でしたので、前提条件の知見レベルのハードルを下げました。
今までは主にQAエンジニア二人でテストを回していた為、改善する必要が無かったのですが、人が増えて顕在化したものになります。項目数自体は増やさずに実行手順を詳細化しました。

2023年2月:

新NISA対応や新しい提携先対応

当社では2024年1月より開始されます新しいNISAに対応いたします。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000310.000014586.html

制度として開始時期が確定している新しいNISAに対応する為、段階的なリリースを開始。急なリリースや新しい提携先の対応も重なって工数が足りなくなり、以前取引のあった第三者検証会社へテスト設計〜テスト実施を依頼し、なんとか乗り切りました。

新しい提携先対応につきましては特定の機能が今までと異なる設計だった為、テスト設計やテスト実施を今までよりも厚めにして対応。脆弱性診断も実施し、万全を期しました。

2023年4月:

新メンバージョイン

採用活動が実り、新メンバーがジョイン。

https://zenn.dev/wn_engineering/articles/f6aa464ed6663a

担当していた作業をある程度分担出来るようになりました。まずは今年度で一番ボリュームのある新しいNISA対応を巻き取ってもらいました(まずはのレベルでは無いですが・・・)。

情報共有の為夕会を毎日開催

今までは人数が少なく案件もそれほど並行して走っていなかった為、チーム内での情報共有は毎日実施しなくても上手く回っていたのですが、人が増えて案件も並行で走る様になり、テスト環境も複数作られる様になり、認識齟齬を防ぐ為に開始しました。

開発者チェックリストの依頼開始

あるプロジェクトのテストの際、もう少し前の工程で見つけて欲しい不具合が多く、原因をヒヤリングしていくと開発者によってテストや動作確認の有無がバラバラだったことが判明。
品質のベースラインを上げるべく、開発者向けの簡易的(6項目程度)なチェックリストの運用を開始。中身としては、正常系テストの実施有無や前後のバージョンでの確認や境界値での確認をしたかどうかのチェックになります。

定常開発では無い案件の開発時はチェックをしていただくようお願いしているのですが、最近は上記のような不具合はほとんど発生していません。開発側と相談しながら進めてはいたのですが、忙しい中こちらの要望に応えてもらえて感謝しかありません。

2023年5月:

採用の強化

採用活動を加速させる為、募集媒体の追加や人材紹介会社との認識合わせ、採用ポジションのアップデートを実施。また、最近公開された記事の取材への対応や外部勉強会でLTしたりしてました。

https://www.wantedly.com/companies/wealthnavi/post_articles/871443
https://zenn.dev/wn_engineering/articles/b1972d80ef5d82

工数の確保

新しいNISA対応が本格化、今年後半のテスト実施に向けてQAの工数が不足する想定となり、確保出来るよう行動を開始。三ヶ月間、3〜4名程度の工数不足を見込んでおり、第三者検証会社へ派遣社員としてジョインを依頼。

NDAの締結から始まり提携先の審査、使用するツールのセキュリティ診断、派遣契約締結/基本契約、社内でのもろもろの申請承認、相見積もりとだいぶ時間がかかりましたが、派遣社員の確保が出来ました。
ここで時間と手間をかけて第三者検証会社の派遣を利用出来るようになったことで、将来的に柔軟なQA工数を確保することが出来るようになりました。工数の変動に耐えられるチーム作りが徐々に出来つつありました。

そして2023年12月:

新メンバージョイン(本年度二人目!)

今年4月の新メンバージョインに引き続き、今月もQAエンジニアの方にジョインいただきました。
既に担当してもらう業務は想定しておりまして、これまでの業務経験を存分にいかしてもらえる業務にアサイン出来るのでは無いかと考えております。

開発案件の対応だけでは無く、少しずつ業務/プロセス改善に手をつけられるようになってきました。

弊社の取り組みやサービスにご興味がありましたら、是非カジュアル面談からでも構いませんのでご連絡いただけると嬉しいです。

https://zenn.dev/wn_engineering/articles/7a4001b16d1df9
https://zenn.dev/wn_engineering/articles/108cd05df2eab2
https://zenn.dev/wn_engineering/articles/ba6bcaae72db68


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https://hrmos.co/pages/wealthnavi/jobs?category=1243739934161813504:embed:cite


まとめ

一年間を振り返ってみて、まだまだチームに閉じた活動が多かったと再認識しました。
役職的にも他チームと協力して改善を進めていったり、異なるレイヤーの方への情報共有であったりとまだまだ改善が必要だと再認識しました。

お忙しいところここまで見ていただき、ありがとうございました。

明日は、バックエンドエンジニア ロン の「バックエンドエンジニアの業務効率化ツールおすすめ10選」です!
お楽しみに!


著者プロフィール

妹川 洋之介(Yonosuke Imokawa)

システム統括グループ品質向上チーム所属
開発を経てQAの道へ。
フィーチャーフォン向けのプリインストールのナビアプリや自社SaaSのQA、第三者検証会社を経て2022年10月に品質向上チームの責任者としてウェルスナビにジョイン。

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